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2009.05.16

3年後でも「担任冥利」

 今日は娘の中学校の運動会。娘とその組を応援しながら、同時に3年生の子たちを追っていた。
 自分が最後に担任した子たちがリーダーとして活躍している運動会である。平成18年度の卒業生だ。

 前任校の担任時代の5年間で2つの学年を受け持った。16年度組と18年度組だ。2つの学年は、子どもたちの実態も雰囲気も違っていた。本当にいろいろな子がいた。さらに18年度ぐらいには自分の仕事のフィールドが16年度時代より広くなり、常に動き回っている状態だった。そんな中で卒業した子たち。「もっといろいろなことができたのではないか。もっと育てられたのではないか」と思ったこともあった。

 その子たちにとっても最後の運動会だなあ・・・・と昨日、プログラムを見て驚いた。3つの組の代表(組長)が全員が6年1組出身の子たちだったからだ。「これは陣地での様子も見なければ」と思った。明るく上手にリードしているA君。スポーツマンらしく気合いを入れるB君。しっかりと頭の中で考えて指示を出すC君。小学校時代と同様に三者三様の個性で、それぞれのチームをまとめていた。
 むろん、3人だけではない。かつての担任した子たちが必死に走ったり、応援したり、踊ったりする姿を見て、小学校時代の多くのエピソードが次々と浮かんで来た。その子たちがこんなに立派に成長している・・・それだけでも嬉しかった。

 圧巻だったのは、閉会式だ。それぞれ結果発表され、組長が壇上で一言(といっても一人2分ぐらい)言う。優勝チームや2位チームは明るく、元気にメッセージを出した。感謝の気持ちを込めてだ。いい内容である。代表としてがんばった結果に満足をしているようだった。
 ただ、「3位の組長は何を言ったらいいか難しいだろうな・・・」と想像した。注目する。マイクの前で最初に「みんな、こんな結果ですみません」・・・その後言葉が出てこない。そうしたら、同じチームから「がんばれ~!」と何人もの励ましの声。勇気づけられて、「たった一つの賞だけど、この賞にはみんなのがんばりが入っていると思います」と言葉を選んで話した。うなずいたり、涙ぐんだりする同じチームの子たち。何とも感動的なシーンだった。
 そして、3人とも壇上でがっちり握手。元担任として「担任冥利」に尽きる瞬間だった。中学校での成長ぶり、先生方の指導ぶりも改めて感じた。

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