校内模擬授業
来週の研究授業を控えた事前研究会。
すでに指導案検討会は行っているので、今回は授業者から「模擬授業」の申し出があった。
本校では今までにないパターンである。喜んで部会員として参加した。
模擬授業にも様々なパターンがあると思うが、今回は「研究授業のための模擬授業」である。リハーサル的なものである。指導案を作成しても、実際の流れは授業を見てみないと具体的な部分まではわからない。特に指示発問を明記していない指導案ではそうである。
このような模擬授業では、指示・発問や教師の授業行為が明確になる。だから、模擬授業を受けながら部会員が「ストップ!」と声をかけて、確認したり、意見を言ったりした。授業者も「そうか。そうか」といいながらメモをしていた。40分あまりの模擬授業後に「だいぶ見えてきた」と満足そうだった。
むろん、子どもの実態というものがあるので、実際の授業はすんなりとはいかないであろう。それは当然である。
ただ、このようなパターンの事前研が行われるのは先生方が研究をするうえで大切なことである。模擬授業の場で発問、板書等の授業行為を考える機会になるし、その背後にある理論も学ぶ。そのプロセス自体が授業者はもちろん、先生方にとって意義あるものだと思う。
来週の研究会ではワークショップ型研究会も発展するであろう。今後の研究が楽しみになってきた。
The comments to this entry are closed.
Comments
NOBさん、コメントありがとうございます。
自分自身が研究担当であった時と違って、正直「難しいなあ・・・」と思うこともありますが、少しずつ進歩をしているのは確かです。
発問指示は一気にたくさん載せるのは難しいですが、中心発問ぐらいはやはり書いていくように今度働きかけていこうと思っています。
Posted by: サトマサ | 2009.06.28 14:02
サトマサ副校長の存在によって
学校力が着実にアップしているということが
本当によく分かりますね。
>指導案を作成しても、実際の流れは授業を見てみないと
>具体的な部分まではわからない。特に指示発問を
>明記していない指導案ではそうである。
これはつい先日,私も実感しました。
やはり,発問指示レベルまで
公開授業等の事前検討はすべきだと
反省しています。
もちろん,公開授業での課題が残れば残っただけ
そこから得られる学びも大きいのですけれど。
Posted by: NOB | 2009.06.28 13:10