« ドキッとする言葉 | Main | 価値ある情報 »

2009.08.14

「ゼッケン67」

原稿執筆のために東京オリンピックについてあれこれ調べていた。
その中で一つのエピソードを見付けた。ウィキペディアにあったものだ。

男子1万メートル走で、最下位となっても棄権せず完走した、セイロン (ドミニオン)代表のカルナナンダ(ピエール・ド・クーベルタンが唱えたオリンピック精神“重要なのは勝つ事ではなく参加する事”を体現したこのエピソードはのちに、背番号から『ゼッケン67』と題して小学校国語の教材になる)。

自分が小学校時代の記憶が鮮やかに蘇ってきた。
そうだ、そうだ。確か秋山先生が担任だった4年生の頃だ。
国語の教科書に載っていたこの話が大好きで、何度も読んだのだった。当時の文章もおぼろげながら浮かんできた。掲載されていた写真もだ。

ネットで調べるとさすが光村。ちゃんとこちらに解説がしてあった。そうそう、セイロンという国をこれで覚えたのだった。さらに自分が小学校6年生の時に、町の陸上大会長距離走で同様に最下位になったことまで思い出した。さすがにさらに一周という距離ではなかったが、かなり引き離されての最下位だった。悔しかったが、このお話を読んでいたからか参加できたことに納得していた記憶がある。

それにしても過去を容易に思い出させてくれるネットの威力。感心してしまった。
 ※ついでに昭和37年ブログというものも見付けた。同世代の懐かしいエントリーにはまってしまった。

|

« ドキッとする言葉 | Main | 価値ある情報 »

Comments

この教材を執筆した栗原一登(くりはらいっと)さんは、実際に東京オリンピックでこのシーンを目撃されたのだそうです。そのシーンに強く感動し、その子細を日記にしたためたのだとか。この教材はその文章が元になっています。
このエピソードを、私は本人から直接聞きました。書き手の感動が素直に伝わってくる、よい文章ですよね。
ちなみにこの方は、女優の栗原小巻さんの父上でもあります。

Posted by: 部長M | 2009.08.15 at 00:59

あ、しまった! いま光村のサイトで確認しました。栗原さん執筆というのは、公開されていない情報だったんですね。
栗原さんの文章に編集部が手を加えたので、共同執筆の形にしたのかもしれません。

Posted by: 部長M | 2009.08.15 at 01:02

部長Mさん、コメントありがとうございます。
しかも未公開情報(笑)まで。やはり関わりがあっただけに違いますね。やはり実際に見ていないと書けないでしょうね。当時VTRが普及していたわけでもないでしょうし。
栗原小巻さんを調べたら父は劇作家とも表記されていました。これまたやはり・・・です。

Posted by: サトマサ | 2009.08.15 at 05:53

はい、一登さんは劇作家であり演出家です。仮面ライダーの敵ショッカーの死神博士みたいな風貌でしたが、とても聡明で優しい方でした。
児童演劇の世界でのご活躍が有名だったので、光村図書の著者になったのだろうと思います。以前は木竜うるしとか夕鶴とか、すぐれた戯曲も教科書に載っていて、学校演劇という分野さえあったのですが…。
すっかり廃れてしまった現在は寂しい限りです。

Posted by: 部長M | 2009.08.15 at 20:38

部長Mさん、コメントありがとうございました。
私たち世代にしかわからない風貌(笑)ですね。学芸会から学習発表会へと行事の内容が変わって、演劇が小学校で行われなくなったのと関連があるのかもしれません。ちなみに本校は今も文化祭で学年ごとに劇を行っています。

Posted by: サトマサ | 2009.08.16 at 08:40

はじめまして。

世界陸上女子1万メートルの佐伯由香里選手の新聞記事に「ゼッケン67」のことが載っていて、いろいろ検索してこちらにたどりつきました。

カルナナンダ選手、今までその名前すら忘れていましたが小学校の国語の教科書に載っていましたね。
私も、セイロンという国をこの話で知ったクチです(笑)

こういう話は、子供の頃よりも今の方が心の琴線に触れますね。

2周回遅れでも最後まで走りきった佐伯選手の記事に泣き、小学校の給食のにおいと共に「ゼッケン67」を思い出しては泣き、目頭が熱くなりっぱなしです。

小学校の教科書に載っていた話といえば、「最後の授業」も好きでした。

Posted by: ぷー | 2009.08.20 at 14:39

ぷーさん、コメントありがとうございます。
やはり小学校の国語で学習したお話はいつまでも心に残っているものなのですね。光村図書さんがかつての掲載文章にスポットを再度あてているのも嬉しいです。
「最後の授業」・・・私も好きでした。その時の授業もかすかに覚えています。

Posted by: サトマサ | 2009.08.21 at 05:32

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« ドキッとする言葉 | Main | 価値ある情報 »