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2009.10.16

教師の服装

大阪府の橋下知事の「教職員のジーンズ・ジャージ禁止も・・・」というニュースが以前流れた。会見のごくごく一部の映像であろうが、メディアの影響は大きく、ネットでも賛成・反対のアンケートをとっているサイトが出てきている。

「教師の服装」。20年近く前だったかと思うが、服装問題で「教員用の制服を市で準備する」という報道がされたことがあった。それも大阪府だったと記憶している。むろん、大阪府に限らず全国各地で「教師の服装」は話題になることがあるだろうなあ・・・と想像する。
私自身のことを振り返れば、若い頃は服装に無頓着だった。ジャージで登校ということはなかったものの、ネクタイは行事、研究授業、出張の時ぐらいのものだった。だから、研究授業の日に朝からネクタイ・背広で出勤したら、子どもたちに「先生、出張ですか?」と聞かれ、苦笑したものであった。当時は、校内での身近な先輩がラフな服装で出勤していたし、初任者研修でも特に言われなかったので、そんなものだと思っていた。(映画やテレビで映る小学校教師がカジュアルな服装で授業していたのも影響していたのかもしれない。)

それが数年たってから、毎日ネクタイをして行くようになった。職場で尊敬している先輩方がネクタイをしている方々ばかりだったからである。「なぜ、いつもネクタイなのですか?」と聞くこともなかったが、「子どもたちに教えるのに相応しい格好をするのは当然」という雰囲気がそこにはあった。
さらに、自分がたいへん影響を受けた家本芳郎氏の著書「子どもと生きる教師の一日」(高文研)の中にも服装についてのくだりがあった。
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だらしのない服装はよくない。なぜなら、学問を教えるのだからである。つまり、学問を教えに行くのなら、それにふさわしい威儀を整えて教場にむかうということである。(中略)
教師が服装について自らきびしくなければならないのは、子どもの服装の指導のためではなく、教師としての職業上の倫理や品位からである。
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当時、身が引き締まる思いをして読んだ文章だった。

原稿を書くにあたって家本氏の著書を読み、今日この文章にまた触れた。先の橋下知事の発言と関係もあり、改めて自分の服装の変化を思い出した次第である。

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