昨日、少しだけ賞状の話を書いたら、池田先生@京都から貴重なコメントを2回もいただきました。
有益な情報です。コメント欄をご覧にならない方もいると思うので、転載します。池田先生、ありがとうございました。ご了承ください。
----池田先生のコメント1
賞状を筆で書く時のコツですが、3つほどあります。
1)墨は、濃くすること。少し粘りが出るぐらいが良いです。または、賞状専用の墨汁がありますので、それを使うと良いです。文字に艶が出ます。
2)文字はいつも書いているよりも、縦の縮尺を縮めること。横に張っているように書くと落ち着きが出ます。
3)きちんとした筆を使うこと。お習字が苦手な人は、筆の毛に腰のあるものを使うと良いはずです。柔らかい毛では味わいは出しやすいですが、初心者には難しく、なおかつ賞状の文字は味わいは必要ありません。
また、もう一つ付け加えれば、ワープロで書き、隷書体のフォントで一度プリントアウトしたものをお手本にして書くというのも良いんじゃないかなと思います。
お試しください(^^)。
----池田先生のコメント2
そこまで喜んでいただけるのであれば、お薦めの商品名もご案内しましょう。値段は、サイトによって違うのでお気に入りのところで探してください。
筆
http://store.shopping.yahoo.co.jp/touhoukoueki/ft-0010.html
などにある
写巻
双料写巻
下筆春蚕食叶声
などの唐筆が安くて書きやすいと思います。
はじめに半分ほど下ろして、感触を掴んで文字の大きさに応じて下ろす部分を増やします。
墨汁
http://item.rakuten.co.jp/shuyodo/c/0000000318/
三歌仙
を私は卒業証書を書くときに使っていました。ここにさらに発色の良い墨を刷り込んで、つまりこの墨汁を硯に入れて、墨ですったものを使っていました。
卒業生を指導しながら書いたのでとても大変でしたが、良い思い出です。生徒は、いつも文句ばかり言っている私が、こんな風にして書いているとは思いもしなかったでしょうけどね。
------(ここまで)
やはり専門家なので、方法論も道具も確たる軸があるんだなあ・・・と感心しました。
池田先生と言えば、糸井先生と一緒に取り組んでいる「明日の教室」。
12月は12日(土)に、書写と篆刻です。講師はもちろん池田先生。こちらに情報があります。
私などはぜひとも受講したいのですが、さすがに京都は遠いので行けません。
まずは自学でがんばりたいと思っています。
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