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2009.11.14

「教師のための時間術」

教師の仕事術に関わる本はそれほど多くはない。圧倒的に授業関係本、学級経営関係本が多いであろう。
それは各自が一定の仕事の方法をもっているからといえるが、「仕事の方法の改善への取り組み」がなかなか話題にならないということもある。しかし、先進的な実践者は間違いなく自分なりの「術」をもっている。

教師のための時間術」を読んだ。著者は長瀬拓也先生。岐阜県の小学校教師だ。まだ20代。しかもこれが初単著ではない。すでに2冊目。私は2回お会いしたことがあるし、時々メールのやりとりをしている。実に頼もしい若手教師だ。

この本を読んで、長瀬先生の時間術には自分に似ているところが多く共感した。本を読む時、自分に似ている部分があるとホッとするものである。いくつもの学ぶ点があるが、特に印象に残ったところを記そう。

・イレギュラー(思いがけない仕事)を減らす・・・生徒指導上の問題にかなりの時間を割かなければいけない先生がいた。放課後にその先生の研究授業の打ち合わせが始まったら、「先生、ケンカです」と呼ばれてそのまま流れてしまう。そんなことがしばしばだった。学級づくりが教師の仕事時間に影響を与えることを痛感したものである。
・アライアンス(同盟)で考える・・・「時間を他の人にプレゼントする」と書かれていた。自分はまさにこの立場である。
・子どもができる仕事は子どもに、来た仕事はすぐ、だいたいでよいということにこだわる・・・「子どもと一緒に仕事」「その場主義」「80%主義」という自分の考えに通じるものがある。

自分が若い時からこのようなことを意識していれば、自分の仕事ぶりも今よりは精度が上がっていたのではないかと思う。その点から若手教師にはぜひ読んでいただきたい一冊である。ベテランにとっても固定化した自分の時間術を見直すいい機会になると思う。お勧めである。

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Comments

ありがとうございます。感謝でいっぱいです。

でも、これは、佐藤先生との出会い(本との出会い)
があったからだと思います。

今回の本も佐藤先生や家本先生の御実践やお考えが
ベースにあります。

先生のおかげです。

Posted by: ながたく | 2009.11.14 at 18:59

ながたくさん、コメント並びに新著発刊、本当におめでとうございます。
自分も少しは役立っているのかと思うと、次の仕事への意欲となります。本を出す作業はしんどいのですが、このように人のためになっているとわかるとその苦労も吹っ飛びますね。

Posted by: サトマサ | 2009.11.14 at 20:33

すごいですね。
いまだにそういう機会もないので、
本を出しているというだけでもすごいです。

仕事術については、それぞれ持っているものだと思います。
限られた時間の中で、どう組み替えていくのか、
20代のころといえば、毎晩いろいろな取り組みに参加していたことを思い出します。
体力があったものですね。

Posted by: Y.Mochizuki | 2009.11.15 at 09:09

Mochizukiさん、コメントありがとうございます。
確かに各自が仕事術をもっていますね。大事なのはそれらを少しずつでいいから改善することだと思います。
長瀬先生は自主的に原稿を書いていたようです。出版のチャンスも積極的な行動が大切と学びました。

Posted by: サトマサ | 2009.11.15 at 09:19

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