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2010.01.31

良質の10分間の特集

日曜日の朝、7:20頃からはNHKニュースの特集を見ている。
良質な内容の特集が多いからである。
今日は「イクメン」の特集。何それ?と思ったら「育児Men」の略とのこと。自分にとっては過去のことになってしまったから、情報に疎いわけだ。

この特集の構成はおおよそこういうパターンだった。

・キャスターのつかみ
・イクメンを実際に実践されている個人例の紹介
・他の一般的なイクメンの交流会の事例の紹介
・専門家のコメント
・先の個人例を再度紹介
・キャスターの一言

今回に限らずいつもこれに似たパターンだと思う。
10分弱の時間にどういう情報を入れるかというのは重要ポイントであるが、この流れはとても自然かつ具体的、そしてちょっといい情報をもらったという感覚になる。

このパターンで「10分間研修」ができないかな・・・とふと思った。大規模校はもちろん、本校のような小規模校でも校内研の時間はとれても、なかなか自主研修の時間はとれない。それが良質の情報の伝え方であれば、わずか10分でもきっと価値があるのでは・・・と思っている。

それにしても、先の個人例はブログからの取材のようであった。確かにイクメンで検索するとトップで出てきた。我が家にもこういう頃があった・・・としみじみ。

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2010.01.30

廃刊

私が購読している教育雑誌のうち、1つは廃刊になっている気がする。
今年も自分が今購読している雑誌のうち2誌が廃刊になることをこちらから知った。
640号と523号。40年~50年続いた雑誌だ。自分もそれらのうち300号近くはもっている。

長年続いた教育雑誌がこのようになるということは、それだけ厳しい時代ということであろう。
教員全体が本を購入しなくなったということもあるし、インターネットの出現は大きな影響を与えたのであろう。
(もっとも明治図書では雑誌は電子書籍化され、発売されている)

こういう状況で教員が本を出版するということは恵まれていることなのである。自戒したい。

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2010.01.29

かつての「常識」

役職上、とある研究大会に出かけた。
講演は外科のお医者さん。けがの治療がいかに変わったかということを話されていた。
自分自身も「常識」だと思っていたことが間違いだったということにいくつも知った。
たとえば・・・・

・傷は乾かして治す
・傷は消毒しなくてはいけない
・傷は消毒しないと化膿する
・傷はガーゼで覆う

これらは全て間違いであるということだった。養護教諭が出張等で不在のような日に、学級でちょっとしたすり傷の子には、よく消毒をしていたものだった。知らないことは恐ろしい。もっともこのお医者さんも自分が学ばれていた時とは変わっているということだった。
これは教育の現場でも似たところがあるのでは・・・と思った。子どもの対応でかつての「常識」と今の常識との違いを専門家として教師が話すことができなくてはいけないのではないか。学級懇談会や個別面談では、そのような要素もあるのでは・・・と実感した。専門家としての教師の役割は大きい。

それにしても医療現場の大変さはメディア等の情報から知っていたが、実際にお医者さんから聞いて改めて驚いた。講演会で実際に話を聞いてわかることである。

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2010.01.28

2年前のキーワード

来月の教育センターの登壇に関わって2年前の前任校での研究活動の写真を整理してあれこれ思い出した。
今回の発表は、前任校での「ワークショップ型研究会」の実践についてである。
当時は夢中であれこれ実践していたので意識していなかったが、今振り返るといくつかのキーワードがやはりあった。

・各世代の役割意識
・研究主任より教科部長が前面に
・具体的な研究方法の指導者の必要性
・研究会で笑い
・改善大歓迎
・事前研は演習スタイルで
・お互いの知恵の出し合う研究会
・グループごとに興奮状態
・研究主任としての仕掛け

その学校にいた者にしかわからないキーワードである。
ただ、自分に言えるのは、2年前の前任校の研究の様子を研究することは、今の自分にとって価値があるということである。そこから、研究に対する様々なヒントや提言ができるであろう。
その点で今回の登壇は本当に有難いチャンスである。

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2010.01.27

リーダーとマネージャー

管理職向けの冊子で「学校運営」というものがある。その中に「リーダーとマネージャーの相違」について書かれていた。マークス・バッキンガムの訳書からまとめたものである。

・リーダー・・・自分の向かう未来像から出発する。よりよい未来を考え、計画し、練り上げ、語り、周りの人々を説得し、関心を向けさせ、よりよい未来に向けて一致団結させる。
・マネージャー・・・部下一人ひとりから出発する。部下により生産的な仕事をしてもらい、部下の才能を業績に結びつけることがマネージャーの仕事である。

これは「管理職にはリーダーシップ機能とマネジメント機能の2つを有していることが必要」という流れからの話である。そして、学校の仕事で言えばリーダーシップ機能は校長が、マネジメント機能は副校長が中心の役割である。こう書かれると端的に仕事の違いが明瞭になる。

具体的にマネージャーのスキルも書かれていた。

1 きちんと人を選ぶこと
2 期待する仕事の内容をはっきりと示すこと(常に何度も)
3 褒めることと認めること
4 部下に気遣いを示すこと(厳しさを含めて)

これには納得である。3と4は昨日のNHKのクローズアップ現代で見た「安心させること」「見ていること」のキーワードとつながる。
そして、2については自分はできていない。「仕事の内容」は示しているが「期待する仕事」だ。期待されていると思えば張り切る・・・・これは自分も同じだ。
まだまだ学ぶことは多い。

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2010.01.26

今後のICT活用

町レベルでICT活用に関わる朗報が入ってきた。
詳細は省くが、実に有難いことである。

本校に赴任して、学校はもちろん町内でもICT活用は縁が今までいなかった。
そんな中、4月に実物投影機とプロジェクタを持ち込みスタート。1年経ってそのよさが広まったことと自分が管理職だったということもあり、学校予算で実物投影機を購入。今年度、私物と合わせて全学級に「実物投影機とプロジェクタ」が常設となった。
そして、政策の追い風もあり、来年度は町全体での朗報となった。

こうなって来ると、「どのように活用するか」がポイントとなってくる。これは本校の課題でもある。
幸い町主催のICT活用研修会が昨年本校で開催され、本校の先生方も一緒に授業参観したり、私の講座を受けたりした。学校独自でも広める工夫がさらにできそうだし、町レベルで自分が貢献できるところもあるのでは(たとえばホームページでの発信)・・・と思っている。楽しみである。

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2010.01.25

いい「復習」になる

今日の日本教育新聞に12月の東北青年塾の講師だった諸富先生の原稿が掲載されていた。
「『弱音吐ける職員室』に変えよう」というタイトルである。そのタイトルをみた時に、東北青年塾の話がダブってきた。
さっそく読むと、東北青年塾での話がコンパクトに掲載されていた。

いわばほぼ同じ話であるが、こういう時、私は「あの時、同じ話を聞いた。読まなくてもいい」とは思わない。むしろ、逆に熟読する。「直接話を聞く」ことと「まとまった原稿を読む」ということは、違うと思うからである。今回何回か読み直して、諸富先生の主張点がよりクリアーに伝わってきた。限られた中でまとめられている活字効果であろう。同時に、あの時の具体的なエピソードが強烈によみがえってきた。これは、講演効果である。つまり違うメディアからの情報は相乗効果を増すのである。
その意味ではより多くの研究会に出ることは確かに意味がある。そして、その著者の文献に触れることはさらに効果が上がる。

なお、私は同じ講演内容でもすばらしい内容であれば、何度聞いても意味があると思っている。たとえば野口芳宏先生がお若い頃に習字を学ぶ話などは、講演で何回か耳にしているが、何度お聞きしても「学ぶ姿勢」について考えさせられる。
そういう意味では、価値ある話は何度聞いてもやはりいいものである。必ずいい「復習」になる。

それにしてもこの諸富先生の話。職員室づくりの話なのであるが、学級づくりと何と似ていることか。副校長職が「職員室の担任」と考えれば、自分のすべきことのヒントもいくつか思い浮かぶ。あとはいかに実践するかである。

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2010.01.24

学習問題の参考文献

先週、原稿がなかなか書くことができなく苦しんだ。
テーマは学習問題に関わるもの。
社会科の学習で、自分自身も単元の最初に「学習問題づくり」を行っていたが、原稿はそういう実践を書くものではない。学習問題づくりを推進していくための理論編のような感じのものだった。
改めて考えてみれば、今まで本格的にその理論は学んでこなかった。いつもは頼りになるバックナンバーも実践がメインであった。
さらに言えば、参考図書も少ない。
しかし、そこはやはり研究されている研究者が書かれている文献があった。

社会科学習問題づくりのアイデア」(北俊夫著 明治図書)
学習課題の提案と授業設計」(岩田一彦編著 明治図書)

社会科教育実践を単元レベルで考え、学習問題をどのように子どもたちに強く意識づけさせるかという点では必読の書である。
原稿自体は苦しかったが、これらの文献により、原稿のための視点が明確になった。それだけではなく、実践のための視点が広がった。やはり、苦しんで時間をかけた分、得るものは多いのである。

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2010.01.23

和文化の記事

たびたび紹介しているが教育ルネサンスはよく読む。
今回は「和文化」がテーマである。自分自身が大変興味のあるテーマであり、本ブログテーマとも関連がある。
そして和文化と言えば、著名な研究者は兵庫教育大学の中村先生である。
これまた以前に紹介したことがあったが、私が大学生の時には秋田大学の助教授をされていた。2年次の時の「社会科教育」の講義を受けていた。
この時に、様々な民間教育団体の社会科実践を紹介してくださったことがその後に自分にどれだけ役立ったかわからない。それだけではなく、ご自身が小学校に飛び込み授業をしたビデオ、附属中公開の授業ビデオを流し、「授業の見方」を教えてもらった。その時の授業批判ぶりも記憶している。

さて、今回の特集はしっかりとカリキュラムに位置付けられた和文化である。私自身が実践するのは今の教育課程の中で、「日本のよさ・地域のよさ」を追究させることであるから、その点では異なる。しかし、根底にある考え方は同じ(伝統を伝える)・・・と思っていたら、次の中村先生のコメントが目に飛び込んできた。

「大事なのは、単に過去の遺産を継承するのでなく、現代社会との関連性を踏まえ、新たな文化の創造へとつなげること。そうした視点を持った教員の養成も必要で、国の後押しに期待したい」

「新たな文化の創造」「視点を持った教員の養成」・・・これらはこのテーマを考える点で薄かった点だ。そうか、伝えるということは現状維持ではなく、こういうことにつながるんだと視点が広がった思いである。
さらに、自分自身の中では、「情報社会について教える」ことも興味があるテーマである。いろいろなテーマがミックスして新たな追究テーマができるかもしれない。

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2010.01.22

能楽師さんの文章から

とある能楽師さんの文章を読んだ。
教育に関わる辛口の文章が書かれていた。

・最近の先生は公演に伺ってもジャージ姿。
・生徒が鑑賞している後ろで携帯電話に夢中になったり爆睡しているような先生は何をか言わんや。
・先生が生徒に敬語を使うのは如何なものか「〇〇して下さい」ではなく「〇〇しなさい」が自然。生徒と同じ土俵に立っては師弟関係は成り立ちません。
・これからの日本には教師を育てる教師が必要。

最初の2つは生徒を連れての公演時の話であろう。何とも耳が痛い。学校行事の一つである鑑賞教室は貴重な学びの機会だ。教師が気を抜く時間ではない。
恥ずかしながら、初任の頃、授業で「〇〇してください」と言っていた。「〇〇しなさい」と言うように先輩方から指導を受けた。ちょっとしたことだったが、授業の雰囲気が変わったのを覚えている。
「教師を育てる教師」・・・・それはどの職場内で育てるようにならなければいけないと思う。我々世代の責任を痛感する。

それにしても教師ではないのに、この文章。いや、教師ではないから見えているのかもしれない。

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2010.01.21

とある資料より

「管理職」というだけで、いろいろな資料が届く。
多くはサラッと目を通して終わりだが、時にはじっくり見てしまうものもある。
今日、とある資料を見ていた。副校長職に関わるものである。

勤務についてのいろいろな統計が掲載されている。
「出勤時刻も退庁時刻も一番多い時間帯だなあ」
「休日の出勤は少ない方だなあ」
というように自分が置かれている状況が全国や県と比べることができる。
ストレスについていえば、自分は感じにくいタイプなので、統計を見て大変だなあ・・・とつくづく思う。

さて、自分の中で平均値と最も違っていたのは、授業の持ち時間数である。本校が小中併設校(副校長が2人)、複式学級があるという事情があるが、今も授業にこだわることができるのは有難いことである。授業の腕自体は授業をしなければ維持はできない。今も厳しいのではあるが、何よりも担任と似た目線で子どもたちに接し、授業のことを考えることができるのがうれしいのである。

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2010.01.20

雑誌2月号

2月号の教育雑誌。いつも以上に刺激的な内容に励まされる思いだった。

・「学校マネジメント
尊敬する北海道の新保校長先生の原稿が熱い。学校のトップとして「変革」を志すその行動力には感心するばかりである。野口芳宏先生の「ちっとも本を読まない教師が平然と読書指導をすることになる」といった教育界には耳の痛い言葉も。まさに教師に必要なのは修養である。

・「授業研究21
 特集テーマは「教えて考えさせる授業の工夫」である。力のある先生方が軒並み執筆。読み応えがある。

・「現代教育科学
 特集が「伝統と文化教育で日本文化を見直す」である。新学習指導要領になってから、「伝統と文化」はたびたび様々な雑誌で取り上げられる。それぐらい重要なテーマである。ここで紹介されている社会の実践も参考になった。大森修氏の文章から斎藤勉氏がご逝去されたことを知った。数々のすばらしいエピソードを何度も読ませていただいた。

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2010.01.19

恩師を発見2

先日、教育実習の指導教官の恩師の話を書いた。
今日はその頃大変お世話になっていた大学の指導教官に関わる発見があった。

「進みつつある教師のみ 人を教うる権利あり」というのは、野口芳宏先生が様々な本で紹介している言葉である。初めて耳にしたのはもう20年ぐらい前である。野口芳宏先生も聞いた言葉として話されていた。
「誰が言ったかわからないが、共感できる言葉だ。そのように行動しよう」と思ったものだった。

その後、ドイツの教育学者・ディースターヴェークの言葉らしいことがわかった。今日、何げなく検索をしていたら、卒論の指導教官である対馬先生がその研究の第一人者であることがわかったのだ。
アマゾンから著書からそのことがわかった。発行年が1984年である。

そういえば、その前年、自分の「20年間の集大成」という博士論文のコピー・製本のお手伝いをしたことがあった。一日ずっとコピーをする仕事を依頼されたのだ。2人だけの作業後のご苦労さん会で、論文完成に至る苦労話をお聞き、感銘を受けたのを覚えている。
当時、自分は家庭の経済事情で苦労をしており、苦学生そのものだった。でも対馬先生の話を聞いて、「こんな苦労は苦労ではない」と思った。そして、「ずっと学び続けることの大切さ」を痛感したものである。(でも、正直大学時代は大変だった。あの頃の大変さを思えば、いろいろな困難があっても「今は幸せ」と感じられる。)

その時のあれこれが一気に思い出された。年賀状によれば今は大学の副学長とのこと。いろいろな人の出会いがあり、その時々の教えが根になって、今の自分がある。そう思っている。

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2010.01.18

登壇したプレゼンで学ぶ

県民センター主催の「消費生活展パネルディスカッション」に登壇した。15年ぶりとのこと。一度消えたものを復活させるのは大変だったと思う。少しは貢献できたと思うとうれしい限りである。
自分が登壇するのは教員向けがほとんどだが、今回は一般市民が対象。別の機会に消費者教育の実践発表をする機会があり、それをお聞きなっていた方の縁である。「仕事が仕事を生む」例である。

その時のスライドを「教育関係者じゃないから」ということで枚数を減らし、話す内容も変化をつけて準備した。
しかし、これだけではダメだった。組み立てを全く違った発想でしなければいけなかった。
たとえば、最初はオーソドックスに「テーマ+発表全体像」を準備していたが、会場の雰囲気を見て「学校現場の話でまずは導入」といった内容に切り替えた。しかし、そんなに簡単に雰囲気が変わるわけもなく、失敗。途中で示した「ちらし広告」のクイズから入ればよかったと反省。そこから、教材の話にもっていけた。
さらにスライドは減らしても1枚の中にある情報量ももっと減らせばよかったとこれまた反省。その方が見やすいスライドになって理解も進んだであろう。
「対象によってプレゼンの方法を変える」のは当たり前のことであるが、自分の場合にはまだまだ甘かったということである。これを痛感したという点では、今回登壇したことは大変意義があることだった。

今回はプレゼンだけではなく、得るものも多かった。「消費者力」をキーワードに、元市長さん、弁護士さん、金銭教育アドバイザー、行政の方と違う立場の方々の話や考えを知ることができたからである。全国消費生活相談員協会の理事長さんの話もよかった。
様々な立場の方と連携して学校教育を推進していくのは管理職として必須の力である。教諭時代はどんどん進めていたのに、今は限られた回数にとどまってなあ・・・。その面を自覚したうえでも価値があった。

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2010.01.17

情報管理17のワザ

デジタル仕事術」(共著)を執筆してから、小学館の教育技術誌に年に一度ぐらい執筆の機会をいただいている。仕事術関連の内容である。

今回は「小三教育技術」誌2月号に掲載された。以下、Webでの紹介から。

■忘れない! すぐに見つかる! 有効活用できる!情報管理17のワザ
授業記録、パソコンで作成中の企画書、スケジュール……毎日増え続ける大量の情報を取捨選択し、使いやすい状態で保存しておくにはどうすればいいのか? 最小の労力で劇的に管理しやすくする方法を、情報管理の達人先生にお聞きしました!

17のワザと言ってもふだんから仕事術を意識している人にとっては当然のことだと思われる。
「すべきことをリストアップして持ち歩く」
「学級記録は1冊のノートに一元化する」
「学級通信で授業記録を残す」
「その場主義になる」
「マイナーチェンジを心がける」等。
その点では、これから仕事術を意識したいという方にお勧め。巻頭カラー8ページ、イラスト入りでわかりやすく紹介されている。

今月は「社会科教育」誌にも原稿が掲載された。さらに「学習情報研究」誌にも皆川先生がこのブログを紹介してくださった。自分の表現する場があるということは有難いことである。

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2010.01.16

恩師の発見

読売新聞の「教育ルネサンス」は定期的にチェックしている。教育情報として初めて知ることも多いからである。同時にその分野での著名な方が出てくるので、その考えを学ぶこともできるからである。
今行っているシリーズは「教員養成」。その3回目に秋田市の小学校の例が出ていた。その学校の校長名に釘付けになった。私の大学4年の時の指導教官だったからである。

秋田大学の教育学部生だった私は、3年・4年と教育実習のために附属小学校に行った。4年次には5年生に6人が配属された。実際の教員採用試験を目前に控え、「教師になろう」という思いも強かった。(実際は採用試験に落ちてしまうのだが・・・)
さらに指導教官のすばらしさも加わり、この時の4週間の教育実習では学ぶところが多かった。その指導教官である八柳先生のお名前を久しぶりに目にしたのである。
八柳先生から学びはホームページに書いたことがあるが、改めて記したい。(Y教官が八柳先生である)

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■その1  教官に怒られる

教育実習の初日のこと。
誰が何の授業をするのか割り振りをすることとなった。 同じクラスに配属された実習生6人で話しあうのである。

そうじの前に、そのことについて放送があった。
「実習生の皆さんに連絡します。授業計画用紙をできるだけ早く出してください。」と。
目の前で子供たちは机を運び始めた。実習生6人は、そうじに行ったらいいのか、計画作りを優先させたらいいのか、わからなかった。

そのうち一人が言った。
「実習生室に行って相談しよう。」

そうじの時間に、授業計画はできた。そして、5時間目の授業に臨んだ。
ところが放課後、担当のY教官に怒鳴られてしまった。
「子供たちのそうじも見ない実習生がどこにある!」
(こっちにはこっちの理由があるのに!)と思ったが、教官が怒った真意をよく考えてみた。

子供たちが学校にいる限りは、何事も子供たちのことを優先すべきという当然の原則がある。私たちはそれを間違えていたのである。何も「今すぐに」授業計画を出すのではない。
「そうじを優先させるべきだった」・・・このことを悔やんでも後の祭りである。

この件で実習生たちはがっくりしてしまった。アパートに帰ってからも怒鳴られたショックが尾を引いた者もいた。
「いやだなあ」と思いつつ、翌日Y教官に接すると、昨日のことには全く触れない。それどころか、子供たちに接するのと同じ笑顔で私たちにも接する。
「ふだんはやさしいが、怒るとこわい」・・・教師にとって大切な資質を私たちにも示してくれた教官だった。

■その2 45分間の授業が1分の説明に負ける

Y教官は算数が専門であった。
実習生の中にT君がいた。数学研究室である。当然実習授業も算数を選択した。
そのT君が顔をゆがめる。平行四辺形の問題で、プリントを一生懸命説明するのであるが、子供たちは(わからない)という顔をしている。

T君は、さらに説明や質問を加えるものの、説明をすればするほど、子どもたちは困惑したような顔をする。
授業の原則の一つに「発問はやたら変えてはいけない」ということがある。発問がころころ変わったのでは、子供たちは混乱するばかりである。
ところが、実習生の悲しさ、そんな原則など知るわけがない。

やがてチャイムが鳴る。次の授業もある。
やむを得ない。Y教官の登場である。その説明、わずか1分。子供たちが「わかった、わかった」と生き生きとした顔でうなずく。
その様子を見ていたT君。実習生の我々の席に戻り一言。「悔しい」。
この時ほど、プロとアマの違いを感じたことはなかった。
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これらのシーンはもう26年も前のことである。それでも一こま一こまを鮮明に覚えている。それぐらい強烈な印象として残っている。5年生の子たちも個性ぞろいだった。しっかりもののMさんからは、「家庭の授業、みんながうるさくてまさとし先生がかわいそうだった」と慰められた(笑)。
その時の子どもたちももう30代半ば。きっとそれぞれの持ち場で活躍しているのだろう。
そして、八柳先生は県の小学校校長会会長らしい。ますますのご活躍を祈念したい。

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2010.01.15

今年の冬休み

全国各地ではすでに新学期が始まっている。岩手の冬休みは長く、本校は今日から3学期のスタートである。今年の冬休みを簡単に振り返る。

1 研修
 冬休みは自分にとって研修に取り組めるいい機会である。今年はVHS冬のセミナーで、登壇させていただいた。このセミナーの助言役は、学ぶところが多かった。その日だけではなく、3週間ほど前から深く関わることができたからである。その後もこのセミナーから派生した、多くの情報交換が活発に行われている。それだけ参加者にとっては価値があるセミナーだった。さらに明日、県の消費者展で登壇。
 自分が受講する研修では、教育センターの複式指導講座で新しい知識を得ることができた。未知の分野を専門家から学ぶことの大切さを感じた。
2 原稿
 いくつかの原稿を執筆。そしてまだ執筆中。これも自分にとって有り難い機会だ。目的をもっていろいろな文献に当たることができる。ただし、次回作の原稿は予定を大幅に下回った。やはり年末年始を期待するのは無謀である。
3 Web
 ブログと仕事日記は毎日更新は冬休み中も同様。仕事日記は9年目に突入した。40代オール更新も見えてきた。
4 日常の仕事
 冬休みといっても、当たり前のことであるが、年末年始以外は通常の勤務日である。事務仕事も予定より早く終われるので、学校運営の構想を考えることができる。ただ、1月に入ってから雪が続いており、対策にかなりの時間を割いた。そのための出勤でもあるからそれでいいのだが、やはり県北の寒さと雪は厳しいと実感。
5 あっという間
 冬休みは23日間。「まだまだ」「たくさんある」と思っていたが、やはりあっという間だった。それでちょうどいいのだろう。適度なリズムである。明日からいよいよ3学期。1年の仕上げに向けての時期となる。がんばろう。

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2010.01.14

新しい戦略

 昨日、NHKの「クローズアップ現代」は、スーパーマーケットが安さ以外の戦略を立てて経営しているという内容だった。
 あるスーパーでは、店舗毎にお客さんの傾向をつかみ(たとえば、「健康志向」)、それに基づいて品揃えを変える。別のスーパーでは、人件費にコストをかけ(これ自体が今の流れと逆行すること)、専門的な情報をお客さんに提供する。

 こういう世の中であるから、どうしても単価が安いスーパーばかりが脚光を浴びる。自分もそういうお店に行きたがる傾向にある。しかし、それでは限界があるということで別の面での戦略である。

 確かに、買いたい商品がどこにあるのかわからず店員さんに聞きたいと思っても、かんじんの店員さんがなかなか探せず・・・という経験も今まであった。それがすぐにアドバイスができるとなると、「親切なお店だ」ということになるだろう。コンビニが便利なのは、やはり店員さんがいつも見える所にいて、気安く尋ねられる面もあるからと思っている。
 「それは理想だが、やはり人件費を考えると・・・」というのも当然であるが、「安さ以上の価値が出るような『人のサービス』があれば、売り上げが伸びるという例であった。

 さて、こういう番組を視聴すると、すぐに自分の職種と関連づける癖がある。
学校は人件費のパーセンテージがかなり高い。「専門家としてのサービス」をまだまだできる余地があるのではないか。自分も直接的にも間接的にも子どもたちに還元できるサービスがあるのではないか。そう思った。

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2010.01.13

成人式のニュースから

今年も「荒れた成人式」が報道された。
ただ、以前に比べたら少なめ。やはり各市町村で工夫するようになり、荒れたものは減ったのであろう。報道されたのも、本当に稀な例なのであろう。

さて、テレビを見ていたら、荒れた成人式があった反面・・・ということで我が奥州市の成人式が紹介されていた。もう10年近く前から「水沢方式」といわれる成人式である。
成人した子の親が我が子に向けて、手紙を読む。バックには幼少のころからの写真。思わず涙ぐむ成人。・・・確かにジーンとくるシチュエーションだ。毎年行われる成人式といっても、参加者は一生に一回。そこにはマンネリということはないであろう。
なお、壇上で読まれるのは7人ということだったが、親が書いた手紙自体は当日成人した子たちに渡される。

「いい伝統になりそうだ」と思っていたら、2年後、自分も手紙を書く立場になることに気付いた。
気軽にブログ等ではあれこれ発信しているが、改めて手紙となったら別だろうなあ・・・。

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2010.01.12

 仕事術を学ぶ

 仕事術には大変興味がある。だから、ブログに仕事術が書かれているものがあれば注目してしまう。
尊敬する前田先生@熊本が今年になってから「仕事術2010」という連載をしている。これがおもしろい。(しかも、私のブログの紹介までされていた。これには恐縮!)
 自分の仕事術と似た点があり、「我が意を得たり」と感じるところがいくつもあった。特に、「やらないことを決める」「職員室の机上には何も置かない」ということは同じ考えで実践しているだけにうれしくなった。
しかし、そのレベルは段違いである。写真を見ればわかるが、前田先生の職員室の机上は本当に何もない。私は退庁時には「パソコン・テープカッター・ペン立て」が置かれた状態である。徹底度が違うわけである。やはり仕事術にするためには「徹底的に」「継続的に」という点がキーワードになるであろう。
 いずれ、このような良質な情報は有り難い。

 かつて「できる教師のためのデジタル仕事術」で仕事術を執筆したことがあった。それ以来、仕事術の原稿を時々書いている。
 「小3教育技術」誌2月号の巻頭企画に「忘れない!すぐに見つかる!有効活用できる!情報管理17のワザ」という私の原稿がまもなく掲載されるはずである。実際に発刊されたらくわしく紹介したい。

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2010.01.11

社会科教育に関する本

8日のセンターでの研修の合間に館内にある図書館に入った。センター外の方々の入館は少ないらしく、入館名簿はちょっとさびしかった。研修の休憩時間は限られているから仕方がないという部分もあるだろう。
社会科関係の本はそれほど多くはないし、新しい本も限られていたが、社会科教育の方法よりも本質を考えさせる本が多いのが特徴的だった。本屋さんで社会科教育の棚を見慣れている自分にとっては新鮮だった。
さらに9日のセミナーで、「社会科教育の理論を考える本を読まなければ」と感じた。また、間近に迫っている原稿も社会科の学習課題に関するもの。
「これは社会科の本質を学べ」というお告げと思い、乱読(精読は厳しい・・・)している。その中からの紹介。

社会科の授業診断」(棚橋健治著・明治図書)
 社会科の授業の見方を深める本。歯ごたえがあり、何度も繰り返して理解できるところも結構ある。取り上げる事例がいわゆる名人のものではない点、「市民的資質育成にどのような役割を果たすか」「授業づくりで留意すること」というように視点が明確なところが自分にとっては参考になった。

「社会科教育学研究ハンドブック」(全国社会科教育学会編・明治図書)
 今アマゾンでは取扱できない本。社会科教育学についてコンパクトにまとめている。ハンドブックといっても、厚さ2cm以上もある本。この本を読んで、つくづく大学の時に社会科教育学を教えてくださった中村先生との巡り合いに感謝する次第である。たくさんの受講生のうちの一人であったが、その時に学んだ断片が今も生かされている。

社会科重要用語300の基礎知識」(森分孝治・片上宗二編・明治図書)
 縁あって社会科関係のアドバイスを話す時がある。その時に使っている用語を自分で理解して言っているのか自分で反省する時もしばしば。「社会的事象」「社会的認識」「意思決定」「オープンエンド」等々。専門家がそれらを1ページずつコンパクトに解説しているこの本は、手元で常に調べたい本だと思った。

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2010.01.10

Q&Aにネットが役立つ

 例年今の時期になると、ブログへのアクセスが増える。リンク先を調べてみると、こちらのサイトで紹介されているかららしい。
 確かに5年生の社会の3学期の定番教材は「暖かい地方と寒い地方のくらし」である。その調べ学習で子どもたちが調べたり、教師が教材研究用にアクセスしたりしているのであろう。もともと子ども向けに書いた文章ではないので、あまり参考にならないと思うが、教師にこのブログの存在を知ってもらうには有難いことだと思っている。

 さて、先のサイトには、「このカテゴリー人気サイトQ&A」がある。これがけっこう面白い。
 「書き初め」といった教育にかかわるものもあれば、「卒業式の服装」「保護者の悩み」といったなるほどなあ・・・と思うものもあり、ついついクリックしてしまう。
 その回答のやさしさにも感心する。面と向かって相談できないようなことも、あるいは全国の情報を知りたい時にもネットが役立つということである。しかも固定の著名な回答者がいるわけではない。場が提供されているだけである。この仕組み自体、いろいろな活動のヒントになる。

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2010.01.09

メジャーは休まない

長距離移動はラジオで光る言葉を聞くいい機会だ。

とある番組。ゲストはスポーツライターで有名な方。
イチローがオフシーズンもずっとトレーニングを続けていること、菊池雄星も同様に甲子園終了後もトレーニングをしていることに言及していた。むろん、そのすばらしさを言っていたもの。特に高校生では優秀な選手でも、地区の予選が終われば、半年ぐらいもまともなトレーニングをしないので、どんどん太っていく例もあるとのこと。

そして、メジャーの例を引き合いに出した。

・メジャーの選手はオフもトレーニングを続ける
・トレーニングの継続自体が体のクールダウンになる
 (日本のように「オフにすっかり休むことが体のケアになる」という考えはない)
・オフのトレーニングで自分をさらにPRする

といったことを話されていた。
「一週間休めば取り戻すのにその3倍はかかる」とも。

シーズンではなくても、トレーニングの大切さを説いたものだった。それがプロ。
それを聞いて、「休まないのが当たり前」と思えるかどうかがプロの境目の1つと思った。
むろん「休まない」トレーニングは人によって違っていい。
自分自身は「一定量を書き続ける」ことをそのトレーニングとしていこう。

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2010.01.08

複式指導について学ぶ

岩手の冬休みは長いので(夏休みが短い)、研修シーズンでもある。
自分自身は管理職なので、長期休暇といえども研修よりは毎日学校である。限られた旅費でもあるし、何よりも担任の先生方に有効にその旅費を使ってもらいたいと思っている。そう、かつて全く力がない初任校時代に筑波大附属小に行かせてもらったように・・・。

ところがお願いをして、この冬は1つの研修に参加させてもらった。教育センターの複式指導の講座である。
というのも、管理職として先生方に複式のアドバイスをしたり、本校の複式指導の在り方を検討したいが、なかなか学ぶ機会がないからである。何せ自分自身が複式指導の経験がない。それでも今までの知識や文献で学んでアドバイスをしてきたが、やはりもっと学ばなければ・・・というので、参加した。

たった1日だけの研修であったが、基礎的な指導方法、自校の複式指導の課題検討、指導案作成、他校の情報交流と、本当に貴重な経験と情報を得ることができた。
しかも、「ペア学習」「交流学習」「異学年学習」と今まで経験したり、興味をもっているものが、複式指導にも大いに生かせることがわかった。

当たり前だが、今日の参加者は複式学級の担任や今後複式学級になる学校の先生方がほとんどであった。しかし、担任ではない管理職であっても、未知の分野は積極的に研修会に参加すべきと感じた。
(そういえば、町のICT活用研修講座の時に、隣の小学校の校長先生が1参加者として教諭と一緒に参加されていた。その学校は管理職が理解を示して、ICTの機器整備が進むだろう・・・と思っている。)

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2010.01.07

冬休みはやはりいい2

昨日に続き、インプットの話。読書の時間が増えるのも有り難い。今年になって読んだ雑誌から。

教職研修1月号」(教育開発研究所)
第2特集が「魅力ある学校ホームページの工夫」。堀田先生が執筆されている。
「学校ホームページに掲載される情報には、動的な情報と静的な情報がある。学校ホームページの「視聴率」を決めるのは動的な情報である」というメッセージに納得。
ほとんどの学校でホームページを持つようになったからか(本県はまだまだだが)、ホームページが雑誌の話題になることも少なくなった。それだけにこの特集は貴重だ。
同時に本校ホームページで動的な情報提供が最近少ないことにも反省。

総合教育技術1月号」(小学館)
管理職として学ぶべきことがたくさん書かれている雑誌であるが、今回は励まされる内容も多い。特に30代・40代の教員評価の座談会については考えさせられた。
「教員と管理職との間に信頼関係があり、管理職からの日々の声かけがあれば、教員は頑張れる」というメッセージは、昨日書いた「共感」に通じるものがある。また、管理職へのエールにも元気づけられる。

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2010.01.06

冬休みはやはりいい

岩手の冬休みは長い。子どもたちは登校しなくても毎日出勤(当たり前だが)だが、「目の前の仕事に追われてバタバタする」ということが少ないからである。教員に義務づけられている「研究と修養」にも、家に帰ってからわりと時間を割くことができる。アウトプットのためのインプットもあるし、興味があってのインプットもある。

先日、東北青年塾の案内をした。こういう研修会の効果は講師の先生について学ぶ意欲がわくということだ。今回の講師は西川先生。西川先生が提唱される学び合いを実践されている知人もいるので、興味自体はあった。しかしながら今まで文献を読むこともなかった。今回は冬休みということもあって、「学び合いの手引き書」を読み始めた。
読み始めると、書かれている内容も量にも圧倒されている。こういうものがWebでダウンロードできるとは・・・本当に有り難い貴重な情報だと思っている。

さて、そのような価値ある文献の断片を切って引用するのは申し訳ないのだが、管理職について書かれている部分に大変共感できるところがあったので記す。

有能な管理職とは、以下の4つを全て満たす人です。
第一に、判断が速い。
第二に、判断にぶれがなく、メンバーは管理者がどのような判断を下すであろうことが
予想することができ、かつ、それがメンバーの間で一致し、その予想がはずれない。
第三に、その判断基準が、メンバーにとって共感できる。
第四に、その基準を自身の責任で、何度も繰り返し主張できる。
『学び合い』の手引き書」P37

自分自身が尊敬するリーダーや管理職は確かにこの通りだった。判断が速いだけではない。「メンバーが共感できる判断基準」をもっていた。だから、リーダーとメンバーが一体感のある組織となっていた。「学び合いの手引き書」ではあるが、管理職として重要なことを学ばせていただいた。肝心の「学び合い」についても学んでいこう。

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2010.01.05

雪かきで思い出す

意外なほど少なかった県北の雪も今日はどっさり。
通勤途中に見えた山々は水墨画の世界のようだった。見るだけなら美しいのであるが、運転や雪かきのことを考えたら、単純には喜べない。
学校についた時にはたいしたことがなかったが、午前中にどんどん降り積もる。用務員さんが雪かきを始めたので、自分も一緒にやり始める。家の前とは違い、学校の玄関は広い。ダッシュで全力で行っても30分かかった。

雪かきで思い出すのは、やはり一緒に作業をした先生方だ。「雪が降った」と思い、早く学校に行けば、もう始めていた先生や用務員さんがいた。自分より年上だ。しかも、尊敬できる先生方が多かった。そして、始業前に「よーし、終わりましょう」と声をかけてくれて朝の重労働は終了である。何事もなかったようにあとは教室へんと向かっていった。
今になってわかるが、体力が衰えてくると雪かきもつらくなってくる。正確にいえば、雪かきをしている間はいいのだが、そこで体力を使ってしまい、その後の仕事のペースががたんと落ちるのである。
「その頃の先輩方は丈夫だったんだなあ、いや、その後疲れてもがんばってその姿を見せずに働いていたんだろうな・・・」
そんなことを思いながら雪かきをした。

終わったら、ぐったりまではいかなかったが、やはり疲労感は残ったまま。それでも、かつての先輩方のことを思い出し、ペースを上げて仕事を続ける。尊敬できる先生方の行いから学んだことはこのように生きている。

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2010.01.04

Webに巡り会う

ふだんであれば、なかなか検索しないキーワードを入力する。
「授業とは何か」である。範囲が広すぎるし、今までそういう根源的なものを自分自身に問いかけたこともあまりなかった。だから検索もしなかった。
今回は原稿の必要性があり検索した。

するとずばりこちらのWebに巡り会った。
有田和正の授業力アップ術入門 第1回 授業とは何か-その定義」である。
さすが有田先生である。10回の連載のトップにきちんと授業の定義を位置づけていた。しかも第2回以降も「発問・指示」「板書」「教材研究」とコンパクトに授業に不可欠な要素を論じている。圧巻は第10回の「プロ教師5つの条件」。かつて参観させていただいた有田先生の授業を思い出した。

また、検索すると有田先生と同じころに筑波大学附属小に勤務されていた正木先生のWebにも巡り会った。こちらも「教育とは何か」「生きることは何か」を考えさせる。

新年早々、有り難いことである。これも発信をしようとしたから巡り会えたものである。

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2010.01.03

次回東北青年塾

次回東北青年塾のお知らせです。東北青年塾のホームページから抜粋して紹介します。

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今回は、メイン講師に西川純氏(上越教育大学)をお迎えします。西川氏が提唱する『学び合い』を「知り」「感じ」「経験して」「共有して」みませんか。『学び合い』を全体的に知ることができる絶好の機会です。興味をお持ちの方。ぜひ、いらしてください。

■テーマ  学力向上?学級集団づくり?コミュニケーション能力の育成?・・全て『学び合い』で解決できます!
       「知る」「感じる」「経験する」「共有する」『学び合い』
■主 催  東北青年塾
■日 程  2010年2月27日(土) 13:00~17:00
■場 所  福島県郡山市駅前ビッグアイ7階「大会議室2」
        (郡山市郡山駅前二丁目11番1号)
        (地図 http://ow.ly/RNMd)
■参加費  2000円
■内 容
13:00~13:10  開会行事
13:10~14:10  西川純講演 「『学び合い』は簡単!」
14:25~15:10  ポスター発表
               小野浩司(郡山市立大島小学校)
               岩井 章(須賀川市立柏城小学校)
               高畠拓嗣(山形県村山市立楯岡小学校)
               村田朱音(本宮市立糠沢小学校)
15:10~15:55  模擬授業「小学校社会科で『学び合い』を体験!」
               阿部隆幸(本宮市立糠沢小学校)
15:55~16:50  ワークショップ「『学び合い』の魅力、悩み、なんでも共有!」
16:50~17:00  閉会行事

18:00~    懇親会

■定 員  50名
■締 切  2月26日(金)(または、定員に達し次第)
■申込方法 以下の必要事項をご記入の上、メールにてお申し込みください。
      iabetaka@yahoo.co.jp(東北青年塾代表:阿部隆幸)
      参加費、懇親会費は当日受付でお支払いください。

 1 名前
 2 勤務先
 3 メールアドレス
 4 懇親会参加の有無

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2010.01.02

「景色が変わる」経験

元旦の新聞はいつも楽しみにしている。特集で興味のある記事が多いからだ。
昨日見たら「扉を開けた 景色が変わった」というタイトルが飛び込んできた。サッカーの本田圭祐選手に関わる記事だった。
読んで、「最近何か足りない」のは「この【景色が変わる】経験だ」と重ねて思った。

3校目に赴任してから10年あまり、毎年「見える景色が変わる」経験をしてきたと思う。初めての研究主任。学校公開の責任者。初の本格的なプロジェクト参加。学級の番組出演。本の執筆。学会発表。講演。管理職としての仕事等々。ひとつのことを経験するたびに、その経験が蓄積され、見える景色が変わった。
正しくは「景色」ではなく、「新しい目標」だが。

それが、経験の新鮮さが失われると見える景色も変わらない。結果、マンネリズムに陥るということである。もしかして、自分は片足を突っ込み始めていたのかもしれない。
扉は待っていても開かない。やはり自分から開けにいかなければいけない。まだ、どんな扉があるのかは未知だが、今年は景色が変わる経験をもっとしたいと思っている。

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2010.01.01

今年のモットー

明けましておめでとうございます。
年度初めですから、「今年の目標」といきたいところですが、仕事上では4月1日が元旦と思っています。
ですから、例年のとおり、「今年のモットー」という形で新年の決意を表したいと思います。

1 「創」の姿勢で
 昨年は結果的に守りの姿勢になってしまったところがあった。今年は「創」の姿勢で臨みたい。現状維持は後退と考えるべきである。

2 今年の仕事を集中して行う
 いくつかのアウトプットの仕事を今年は行うことになっている。大きな仕事も控えている。その山は自分にとては高いが、集中して行い社会貢献をしたい。
 
3 「実践」にこだわる
 管理職になったからこそできる「実践」がある。今年こそ蓄積したい。同時に授業実践も今の立場では可能。ジャンルも幅広く考えていけば新たな実践ができると思っている。

4 素養を高める
 読書は教育書、ビジネス書がメインになるのは仕方がない。しかし、それだけなら人間として成長はしない。教職は第3ステージに入っていても、人生上ではまだまだ若輩者。素養を高める読書を心掛けたい。

5 「健康・安全」第一
 まずは健康維持。体力維持。そのための努力をしよう。昨年のように体調を崩すようなことがないようにする。そして自動車長距離移動の無事故。自分が事故を起こさないようにするのはもちろん、「もらい事故」の可能性も少なくなるような心構えを持ち続けたい。

どうぞ今年1年、よろしくお願いいたします。

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