恩師を発見2
先日、教育実習の指導教官の恩師の話を書いた。
今日はその頃大変お世話になっていた大学の指導教官に関わる発見があった。
「進みつつある教師のみ 人を教うる権利あり」というのは、野口芳宏先生が様々な本で紹介している言葉である。初めて耳にしたのはもう20年ぐらい前である。野口芳宏先生も聞いた言葉として話されていた。
「誰が言ったかわからないが、共感できる言葉だ。そのように行動しよう」と思ったものだった。
その後、ドイツの教育学者・ディースターヴェークの言葉らしいことがわかった。今日、何げなく検索をしていたら、卒論の指導教官である対馬先生がその研究の第一人者であることがわかったのだ。
アマゾンから著書からそのことがわかった。発行年が1984年である。
そういえば、その前年、自分の「20年間の集大成」という博士論文のコピー・製本のお手伝いをしたことがあった。一日ずっとコピーをする仕事を依頼されたのだ。2人だけの作業後のご苦労さん会で、論文完成に至る苦労話をお聞き、感銘を受けたのを覚えている。
当時、自分は家庭の経済事情で苦労をしており、苦学生そのものだった。でも対馬先生の話を聞いて、「こんな苦労は苦労ではない」と思った。そして、「ずっと学び続けることの大切さ」を痛感したものである。(でも、正直大学時代は大変だった。あの頃の大変さを思えば、いろいろな困難があっても「今は幸せ」と感じられる。)
その時のあれこれが一気に思い出された。年賀状によれば今は大学の副学長とのこと。いろいろな人の出会いがあり、その時々の教えが根になって、今の自分がある。そう思っている。
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