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2010.02.28

どんな「顔」に?

今度新しい環境になる娘のために本を買おうと思った。
実に久しぶりである。日ごろは単身赴任ということもあり、父親稼業は本当に限られた時だけという情けない状態ではあるが。(単身赴任でも立派な父親はいるであろうが・・・)

さて、いくつかの本を東京に行ったついでに探し、帰りの新幹線で読んでいるうちに夢中になってしまった。
一冊は自分も30年前に読んだ加藤諦三氏の本。高校時代の自分が大きな影響を受けた。ワンダーフォーゲル部のすばらしさをいくつも著書に書かれており、大学に入ってまっさきにワンゲルに入ったのも氏の影響である。

もう一冊には、先達の箴言が数多く書かれていた。

・年を重ねただけで人は老いない 理想を失うとき初めて老いる(サムエル・ウルマン)
・20歳の顔は自然の贈り物 50歳の顔は自分の功績(ココ・シャネル)
・幸福になる秘訣は快楽を得ようとひらすら努力することではなく、努力そのもののうちに快楽を見出すことである(ジード)

自分も若い頃はこういう箴言が好きだったが、最近ではごぶさた。それだけに新鮮な気持ちで読ませてもらった。
特にシャネルの言葉には乗っていた新幹線の窓に思わず自分の顔を写してしまった。
あと2年で自分も50歳。どんな「顔」になっているだろうか。

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2010.02.27

キー発問本その後

「これだけははずせない!小学校社会科単元別「キー発問」アイディア」が発刊されて一週間あまり。
ポツポツと「読みました」という反応もいただいている。ありがたいことである。

アマゾンにようやく反映されたものの、「この本は現在お取り扱いできません」とのこと。購入できるようになるまでは、まだ数日かかるようだ。
明治図書のサイトではランキング100というものが出ており、今日現在では17位。予想外の高位置に驚いているが、まあ、これは発売直後ということだからであろう。それにしてもこのランキングは売れ筋の特徴を表していておもしろい。英語や特別支援、TOSS関係は相変わらず強いなあ。

「キー発問」本は、社会の32単元のキー発問と構成の紹介というタイプの本である。その点では、授業のつど参照してほしい本である。自分が今まで発刊した本では「社会のミニネタ本」「ノート指導」の本に似ている。教室に置いてくだされば幸いである。

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2010.02.26

コメントのすばらしさ

バンクーバーオリンピックもあとわずかで終了。
職場でも日々の話題になっていた。
今日は女子フィギィアのフリー。見ごたえのある演技が続いて、改めてスポーツのすばらしさを感じた。

同時に自分は、選手のコメントにも共感している。女子フィギィアはどうしても浅田選手に注目が行っていたが、自分は鈴木選手のコメントがとても印象に残った。
「すごく幸せに感じる時間だった。滑っていて、『これで五輪が終わるなんてもったいない』と思った」といったコメントだったと思う。限られた映像で見た滑っている様子は、本当に幸せそうな表情だった。そしてフィニッシュでの涙。自分の長年の思いが昇華した瞬間だったであろう。

オリンピックに出たからこその境地。限られた人にしかできない境地ではある。
しかし、人それぞれの境地はあるはずだ。自分の境地は何なのかな・・・とふと思った。
鈴木選手は「オリンピックに出て、ふつふつと向上心もわきたってきた」とも話していた。これまたすばらしいことだ。次のステージへ進む・・・これが理想の境地なのであろう。

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2010.02.25

今年も乗り切った?

今日は2月だったが最高気温は15度。すっかりと春の雰囲気である。
もっとも本校の校庭は一面雪に覆われている。3月末になってとけるであろう。

さて、今年も「冬」を乗り切るのが、自分にとっては重大事だった。
昨年も同様であったが、毎週片道200km近くを往復と寒さの厳しい冬をどう過ごすかが重要問題なのである。心配事や迷惑をかけることがあっては、仕事にも私生活にも支障をきたす。

一番は雪である。これについては昨年以上の暖冬で助かった。2度ほど、「今日の雪には参った!」ということがあったが、それ以外は実にスムーズだった。昨年に比べての「ヒヤリ」回数は減った。その点では今年の冬の吹雪の少なさには感謝!である。

もう一つは寒さ。昨年、学校の水道が凍った時にはその対応が大変だった。そこで、職場でも家でも水道対策は徹底した。自分は無事。ところが同じアパートの人の不始末で水難(水漏れ)にあうことが3回。こればかりはしょうがない。住環境が悪くなれば、生活にも影響があることを身をもって体験した。

3月といっても油断してはならないが、それでも春の足音が近づいている。来年度のことも同時進行で進んでいる。まとめの時期」と同時に「スタートのための準備時期」ということを意識して、残り1カ月がんばっていこう。

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2010.02.24

小規模校の児童会活動

2月は本校での児童会活動が盛んになる時期だ。在校生は新しい委員会が決まり、その活動に入っている。

小規模校の本校は3年生から委員会に入る。ということは2年生の子が委員会に見習いという形ではあるが、活動に取り組むということだ。
今日の昼の放送を聞いていたら、「アナウンサーは2年〇〇でした」と言っていた。2年生ながら立派に放送をしていた。

このような経験は子どもたちにとって、とてもいいことである。低学年のうちから、いい経験をすることができるし、何よりも「学校のために役立っている」という意識を高めることができる。

今日の6年生を送る会では、各学年の出し物で卒業生一人一人の名前が何度も呼ばれた。これも小規模校ならではだろう。6年生の子たちも、「〇〇くんはいつも昼休みにぼくたちと遊んでくれました」というように自分だけのメッセージを言われたらジーンとくる。これもまた小規模校の強みだと感じた。

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2010.02.23

幸せな担任だった

教育ルネサンスの今回の特集は「親と向き合う」。
「子どもと向き合う」ではない。保護者対応の話である。
読んでいくと、若手教師を中心に保護者対応に苦慮している様子が伺える。

自分を振り返ると実に幸せな担任だった。
保護者からの要求はあれこれあったものの、それらのほとんどは「確かにそうだ」と思えるようなことばかりだった。自分の指導の未熟さをずいぶんとたくさん教えてもらったようなものだ。しかも、教えてくださった保護者は強い味方にもなった。
やがて自分が保護者と同じくらいの年になったり、自分の方が年上になるような頃には、保護者は共育者のような位置づけになった。だから、特集の「向き合う」よりは、「同じ方向を見る」存在であった。

それはモンスターペアレンツに対しても同様だと思う。
かつてこのことでコラムを書いたことがあった。こちら。今も同じ考えである。

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2010.02.22

いよいよ発刊!

私にとって5冊目の単著が発刊されました。

「これだけははずせない!小学校社会科単元別「キー発問」アイディア」(明治図書)というものです。

以下、明治図書HPの紹介文です。
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小学校社会科各単元について、思考を促し、ねらいに迫る「キー発問」を提示し、子どもの活動も入れた単元全体の授業展開を1単元4ページで解説。「授業の組み立てのポイント」「こんな資料から発問してみよう」「プラスαの展開例」など、授業アイディアが満載の1冊!
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私自身が今まで実践してきたことをメインに「キー発問」について考え、執筆したものです。
明治図書HPは目次や「立ち読み」が充実しているので、本の内容についてもおおよそ知ることができます。
ページ数は多くはないのですが、32単元を4ページずつコンパクトに発問や資料を吟味して作った本です。
お手にとっていただければ幸いです。(アマゾンへの反映を待って紹介しようと思いましたが、なかなか反映されません。私自身も手にすることができましたので、さっそくの紹介です。)

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2010.02.21

メールならではの時代

一週間前に「20歳への自分の手紙」のことを書いた。

さっそく当時の子どもたちから反応があった。大学に行ってラグビーをがんばっている子、地元企業で働いている子、これから就職する子等々、子どもたち一人一人の人生だなあ・・・ということをつくづく感じる。
あの時の学級のあれこれを改めて思い出した。

そんな中、困ったことがあった。人数も少なく転居族も少ない学級だったので、全員に小学校時代の住所で確実に届くだろう・・・と思っていた。ところが2通、返ってきてしまった。

しかしながらメール時代である。保護者の方へのメールの返信や本人から「転居したから届いていませんよー」というメールが届き、容易に新しい宛先がわかった。さっそく発送。間もなく届くであろう。

8年前に初めて「20歳の自分への手紙」を発送した時にはメールの返信もあったけど、手紙やはがきもけっこうあった。今回は全てメール。しかもメールで不明の分もフォローできた。メールならでは・・・である。

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2010.02.20

地域回り

卒業式まで3週間あまり。
副校長の仕事として保護者および来賓に案内を出す。先週、さっそく発送した。

来賓のうちの十数名は地域の方々である。そのうち、児童や生徒の保護者には子どもにお願いするが、その他については直接自宅を訪れて配付することにした。これは昨年から変えたことだ。
それまでは近くの子どもたちにお願いをして・・・というようにしていた。まあ、その方が地域を回る分の時間、自分の仕事ができる。

しかし、こういう時には常に直接配付をしたいと思った。来賓の皆さんといえども、そんなにお会いする機会があるわけではない。学区を改めて見てみるということもある。副校長は地域との窓口と言いながら、意外と地域を回る時間も限られている。

実際に回ってみると、やはりよかった。まず直接「ご無沙汰していました。今度卒業式があります。ぜひいらしてください」と声をかけられる。そうしたら、「いや、わざわざどうも、どうも」「ご丁寧に」と言われる。これはやはり嬉しいものだ。さらに雑談までいったら・・・今回は授業の関係もあって、そこまではいかなかったが、やはり地域回りは大事と改めて感じさせられた。

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2010.02.19

ここにも中国パワー

教育研究発表会は花巻温泉で行われたのであるが、ここで「中国パワー」を痛感させられたことがあった。

ちょうど朝のニュースで、「中国人観光客が日本に今来ている」というものが流れていた。日本の正月にあたる今、北海道や大阪に来ているというのだ。映像にはスキーを楽しむ中国人客。日本側からしても、観光のオフシーズンである今、中国人の観光は大変有難いとのことであった。

「確かにそうだよな・・・」と思って、ホテルに入ろうとすると「教育研究発表会」の看板の他に中国語の看板。その大きさはどちらとも同じ。朝のニュースを思い出した。
中に入ると、さっそく何人もの中国人がロビーで会話をしている。控室に向かう途中でも浴衣姿の観光客。確かに花巻には温泉もスキー場も、小さいながらも名所があちこちにある。「わんこそば」という食もある。それらを目当ての観光なのであろう。

こういう地方の一都市にも観光客が来る今の中国。改めてそのパワーを感じた次第である。

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2010.02.18

人を育てることのすばらしさ

昨日の発表会で楽しみしていたプログラムがあった。高校の先生方の実践発表である。
菊池雄星を育てた佐々木監督はじめ高校で実績のある3人の先生方である。

佐々木先生はお若い(30代前半)のに人生観がしっかりとしていた。目標をもつだけではなく、目標の作り方を学ぶことの大切さを話されていた。具体的に見せていただいた野球部員の子たちの「人生での目標」は実に具体的だった。「これならがんばれる」と思うものばかりだった。雄星選手がなぜあのように育ったのかがよくわかる話だった。さらにいくつものすばらしい言葉もメモさせてもらった。

・人生が夢を作るのではない 夢が人生をつくる
・ゴールからさかのぼって今の行動を決める
・人生の悲劇は目標を達成しないことではなく、目標をもたないことである

「この佐々木先生のあとの発表はやりにくいだろうなあ・・・」と思っていたら、残りの村松先生(音楽)、折舘先生(保健劇)の発表もすばらしいものだった。

全国大会で何度も金賞をもらっている不来方高校の合唱。今年度の教育表彰の折にそのすばらしい合唱に感動したが、話にも感動した。何のために歌うのか。一人一人が考え、その答えを考える。
「努力の先に誰かの笑顔があると思うと自然に力がわいてきてがんばれる」というのは、その答えの一つであろう。合唱のVTRを見て涙が自然と出てきた。

複雑な事情のある子たちと限られた時間で創る保健劇。一人一人への対応や励ましのVTRにこれまた涙が出てきた。今まで認められず、つらい思いをしてきた子たちに体当たりで接する・・・感動的なシーンばかりだった。

3人の先生方からは、「人を育てることのすばらしさ」を改めて感じさせていただいた。
教師とは何とすばらしい職業だろう。
聞いていた600人の教師はきっとそう思ったに違いない。

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2010.02.17

県教育研究発表会に登壇

今日は岩手県教育研究発表会。午後のシンポジウムに登壇。次のような内容である。

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特設1-① 校内研修セクション
シンポジウム「指導力の向上を図る日常的な校内研修の在り方-組織力と授業研究の工夫・改善の側面から-」
 学校の組織力を活かし、校内研修を活性化させている実践の報告、千々布総括研究官からの、全国的な取組みの傾向をふまえた、今後の本県の校内研修の在り方についての助言等をいただき、自己や教員相互の啓発を図る校内研修について、参会者の皆さんと共に考えます。
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一昨年、この発表会で一校丸ごと校内研を公開したので、お声がかかった。
あの時には6年生1学級と教師30名が教育センターに移動し、本当に研究授業と研究会をライブで行った。今考えると「よくできたものだ」と思う。クリアーすべきものが多々あったからである。その時の助言者である国研の千々布先生が今回もコーディネーター。

当時のワークショップ型研究会の様子や研究主任としての作戦等について話す。一番強調した「研究会は【1つの授業を作るようなもの】という点を千々布先生にまとめて取り上げていただいた。 これには感謝。
フロアーからは県内だけではなく、新潟・千葉・栃木の教育センターの先生方の質問が相次いだ。千々布先生のコーディネートぶりも勉強になった。

このような登壇の機会は間違いなく自分を成長させる。今回も同様のことを思った。1つ1つの質問に対してどう自分が答えるか。それだけで、自分の実力がわかる。もっともっと勉強したいという意欲もわく。やはり有難き登壇である。

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2010.02.16

3月の教育雑誌

3月の教育雑誌は他の月のものとはちょっと違う雰囲気である。
自分にとっては2つの理由がある。1つは連載が終了してしまうことである。毎号、楽しみにしている連載が終わってしまうのは本当に惜しい。毎月定期的に新たな知見を得られるのは大きい。もう1つは、新年度の広告が入り、「また新しい年度が始まっていくんだなあ・・・」と一足早く感じられるからである。

・「現代教育科学」3月号
 連載を楽しみにしていた雑誌。明石先生、大森先生の切れ味鋭い論稿がとても楽しみだった。ズバッと批判。自分にはなかなかできないので、あこがれる。

・「心を育てる学級経営」3月号
 今号で休刊である。次号から、「授業研究21」と合併して、「授業力&学級統率力」という雑誌にリニューアルされる。若い頃、この雑誌の前身の「小学校学級経営」から実に多くのことを学んだ。それ以来、雑誌名は変わっても学級経営の参考になってきたことは確かだ。ずっととり続けた雑誌がなくなることは本当に残念である。そういう時代なのだろう。新しい雑誌を楽しみにしたい。

・「教職研修」2月号
 これは2月号の紹介である。特集が「弾力的な時間運用の工夫」。これは新年度の計画のためにはタイムリーな特集だった。時にはその時期に合わせた特集もよい。

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2010.02.15

集中研修

管理職として中央研修に行った先生の話を聞いた。
2週間、みっちりと研修。学校評価、危機管理、法規、組織マネジメントと今の職で「自分も学びたい」という内容ばかりであった。
資料も見せていただき、一流の講師陣にうらやましいなあ・・・とつくづく思った。もっとも、参加された方にとってはとってもハードだったらしい。その分、参加者同士の連帯感も深まったという話だった。

さてネットで調べてみると、有難いことにこちらのサイトに似た研修の内容が記されていた。土井先生は「社会科教育」誌によく執筆されている先生である。興味をもって読ませていただいた。

今の職で自分に必要なのは、先のようなことを深く学ぶことである。むろん、本をこつこつと読んで学んではいるが、講義自体は新任教頭研の時以外にはない。今後もそういう機会はないであろう。
であれば、自分で「集中研修」の計画を立て、自分で学ぶしかないと思っている。いつか実行しよう。

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2010.02.14

「20歳の自分への手紙」発送

今から10年前、2000年の頃、4年生を担任していた。宮古時代の話だ。男子10人、女子10人。学年1学級。とっても活発な学級だった。その子たちを5年生でも引き続いて担任した。
担任していた時に「20歳の自分への手紙」を書かせた。その手紙を私が保管しておいて、10年後に発送するというものである。
そして今年、20歳に子どもたちはなった。お約束通り子どもたちに発送した。学級担任にしかできない10年越しの「実践」である。

もっともこの発送は危なかった。正直に言おう。勘違いをしていたからだ。
「20歳の自分への手紙」を実践していたのはこの学校では卒業学年・・・と思いこんでいた。宮古時代の卒業学年は1つだけ。その学級は卒業式の日に「8年後の8月15日12時に校庭で会おう」というイベントをしている。(卒業してからは教え子たちにはあえて話題にせず、ぶっつけ本番で会った。これは大変ドキドキした。こちら。)
とある連絡で、「子どもが『20歳の手紙』と言っているのだから間違いない」と探してことなきを得たのである。(担任力が落ちている自分を反省)

それにしても、この学級は思い出が多い学級だった。初めて研究主任として公開研究会の責任者となり、授業公開をした。5年生では家庭科研究大会、メディアリテラシー実践、総合的な学習の実践等の数々の思い出がある。ホームページ開設の頃であり、また雑誌原稿も多く書いていたので、いろいろな実践をした印象が強い。がんばりやさんでやさしい子ばかりだった。
その子たちももう20歳。みんな逞しくなっているだろうなあ・・・。

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2010.02.13

15ミリ短い鉛筆

新入学用品で「15ミリ短い鉛筆」が発売されている。
話をテレビで聞いた時に「なるほど!」と思った。1年生の1学期に小さな子どもたちが鉛筆をもつ姿を見て、「鉛筆が長く見えるなあ・・・」と感じたことがあった。その時に自分が感じたには「微笑ましいなあ・・・」という感じにしか思わなかった。
作った理由は、ちょっとした安全対策の意味もあるらしい。確かに姿勢が悪い子にとっては、鉛筆が目などに当たる可能性もあるだろう。そういうことも思いついたことがなかった。

このような鉛筆が出てきたのは、保護者の声らしい。教師が当たり前だと思っていることも、初めて見る人からすれば「違和感」を感じることがあるのだろう。そこから、このようなアイデアが出てくる。
何事にも「初めての人の視点」を心がける必要があると思った。

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2010.02.12

1年生に教えられる

補欠授業で1年生に入った。
教室の加湿器の水が少なくなっていたので、さっそく水を追加しようとした時に一人の女の子が近寄ってきた。

「先生、それは〇〇さんの係です」
「ああ、そうなの。いつもみんなでしているの?」
「そうです」
「足りなくなっていたから、先生がしようと思ったけど、みんながするのね?」
「はい、そうです」

1時間目が終わって、加湿器の水がほぼなくなったら、今度は「今日の加湿器当番」の確認を子どもたちでしていた。昨日が休みだったので、順番に混乱があったようだったが、自分たちの力で確認できた。
さっそく当番の子は水を入れ、セットをした。

担任時代から、「子どもたちには一手少ない指導を」「教師が何でもすると『先生がやってくれる』という意識になる」ということを感じていた。今回はまさにその通り。危なく子どもたちの「やりがい」を奪うところだった。
1年生は教えた分、しっかりと覚えて、それを教師にも指摘してくれる。1年生を担任した時にも確かにそうだった。20代で2回担任した1年生からは多くのことを教えてもらった。

今回もささやかなことであるが、子どもたちから大事なことを教えてもらった。子どもたちは「自分たちでできる」ことを主張する。その気持ちを大切にしたい。

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2010.02.11

自戒の文章

定期的に見ているこちらのサイト。
ここ数日は有田先生の内容であった。全て十数年前に読んだ内容で、懐かしく読ませてもらった。改めて読みたいと思うような気持ちになった。

読んだ頃は30代前半の頃だ。特に「お山の大将」の話を始め、「自戒しなければ」と思うエピソードが多かった。
教師になって10年もたつとそれなりに学級経営も充実してくる。研究授業でも伸びを自覚できる。それが自信から過信になる可能性もある。ちょうどそのころ有田先生のこれらの本に出会ったことは、その後の自分にとっては本当に幸いであった。
今も他者から学ぶことは実に多い。ずっと学び続けたり、努力しなければいけないと思う。その姿勢の底にはこれらの有田先生の姿勢が大いに影響している。

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2010.02.10

改めて名著

原稿やプレゼン作り等で過去に読んだ本を再度読むことはけっこうある。
改めて読んで、やはりこの本はすばらしいなあ・・・と感じることもしばしばである。
そういう本を数多くもっているほど幸せなことはない。その中から2冊紹介。

教育力をみがく」(家本芳郎著 寺子屋新書)
 「指導」の奥深さを実感する本。自分自身の安易だった指導方法を改めて反省してしまった。特に紙くずが捨てられている時の13の指導法の点数付けや体育館での座り方の研究場面などは、「指導法研修会」のような会を開き、演習風に取り上げたいほどだ。

スクールリーダーのためのコーチング入門」(千々布敏弥著 明治図書)
 周囲と頻繁にコミュニケーションをとらなければいけない立場にたった時に、この本に出会った。以来時々読み返している。質問一つとっても「肯定質問」「未来質問」というように役立つ明快な考えが示されている。圧巻は「コーチング会話のシミュレーション」。こういうやりとりをすれば、自分も周囲も(少しずつだが)変わっていくのだろうなあ・・・と改めて感じさせる本である。

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2010.02.09

「予告なし」の意義

今年度3回目の避難訓練ということで、今回は「予告なし」で行った。
教師だけは知っているが、子どもたちには「抜き打ち」ということになる。子どもたち一人一人の行動が試されるには休み時間が一番いいだろうということで、昼休みでの実施。

確かにふだんの避難訓練と違い、校内のあちこちから避難。さらに教師が先導するわけではないので、多少話し声も聞こえるし、動作もスムーズではないところもあった。
しかし、これは大事だと思った。「予告なし」だからこそ、本当の力が試されるというわけだ。

ここで思い出すのは、自分が行ったアメリカの小学校の避難訓練。
そこは教師にも「予告なし」で月に一回避難訓練が行われる。
私が経験した時には、社会で小麦粉を水で練って立体地図を作っている最中だった。避難を告げるベルの音に、手にべっとりと小麦粉をつけたまま子どもたちは避難した。他学級も同様。
確かにいつ避難が必要になるかわからない。給食の時もあるかもしれないし、トイレに入っている時かもしれない。いつでも「予告なし」で避難できる力が子どもたちには必要だろうと思っている。その点では、理にかなった避難訓練方法だと思った。
このアメリカの小学校と同じように、教員にも予告なしで避難訓練をしている学校が日本にもあったらすばらしいと思うが・・・。

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2010.02.08

レポートを読める有難さ

来週、県の教育センターのシンポジウムに登壇することになっている。
自分の出番が一番重要なのであるが、こういう研修の機会は貴重。他の方々の発表を聞くのも楽しみである。
登壇の依頼は、自分が学ぶいいチャンスでもある。

しかしながら、今年は翌日のレポート発表の日が本校の授業参観日。
さすがに2日連続で聞くわけにはいかない。知人の何人かがレポート発表をするだけに楽しみだったが、しかたがない。
ただ、有難いことに教育センターのWebにレポートがダウンロードできるようになっている。こちら
全員ではないものの、このように不参加者でもその気になれば学べるしくみがあることは、すばらしいことである。さっそく社会科を中心に学ぼうと思う。

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2010.02.07

会社で「部活」

今日も朝のNHKニュースの特集の話。会社の「部活」である。
離職率の高い職場で「部活」を始めたら、様々なメリットがあったという話である。運動部といった一般的なものから、「DS部」「そうじ部」といったユニークなものもあった。業務内容がパソコンに向かうことが圧倒的に多い職場ということで、人とのつながりという点で意義が大きかったらしい。

教員もこういう時間があったらプラス面も多いであろうが、今までの職場ではなかった。まあ、勤務時間外にそういう時間を使うよりは帰って家庭生活を充実させたいというのもわかる。そういえば前任校で体育実技の指導法研究を兼ねて、有志が5時過ぎに体育館で球技・マット運動・なわとび等をしていた。若手中心の活動ではあったが、メンバー同士がつながるという点も含めて意義があったと思う。
「福利厚生」という分野は今まではあまり興味もなかったが、今は立場上いろいろなことで考えざるをえない。

さて、先の部活をネットで検索したらこちらの会社らしい。
社長さんの記事だが、今までの記事も学校運営のヒントになることが多い。
「確かにそうだ。今までも習ったこと」と思うが、それを実践するのは難しいものである。だから、こういう記事に時々触れることは大変意義あることだと思っている。

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2010.02.06

仕事術の本

前田先生の仕事術シリーズに触発されて、いくつかの仕事術の本を購入した。
新しい発見があった本から。

ラクして成果が上がる理系的仕事術」(鎌田浩毅著 PHP)
自分がしているアウトプットの仕方でいいんだ・・・と安心した。もっとも方法は似ていてもレベルは違う。原稿を寝かせる余裕もなく発送している自分に反省。自分の仕事の「システムつくり」を考えさせられた。

思考・発想にパソコンを使うな」(増田剛己著 幻冬舎)
自分にはノートを使う力が不足している。昨日の出張の時など、ノートがあれば時間を有意義に使えたのに・・・とこの書名を見た時に感じた。具体的な活用方法よりも、著名人のエピソードが印象的。ノートを活用しようとするきっかけになる本。

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2010.02.05

お父さんパワーを感じる

昨日4日はスキー教室だった。
私自身はスキー自体を全く行わない。昨年本校に来て初めてスキー場に行ったぐらいだ。大学時代にスキーに行く友だちを見ながら、アルバイトに励む苦学生だった(多少ひがみも入っている?)。教員になっても、スキー教室をしている学校に赴任したことがなく、縁がなかった。

前置きが長くなったが、雪が多い管内であるから、子どもたちも保護者もスキーにはよく親しんでいる。そこで、スキー教室には保護者の方7人にお手伝いいただいた。教員8人に保護者7人。児童32人に15人の大人がつくわけだから、有難いスキー教室である。子どもたちの腕もみるみる上達していった。

さて、今回改めて感心したのは「夜の部」である。コーチしてくださった保護者の皆さんと一献。楽しい話はもちろん、学校や地区の子ども会の話で盛り上がった。あっという間の4時間だった。特に、真剣な話では本音で討論し合う・・・この雰囲気がお父さん方の団結を作っているのだろうなあ・・・と感じた。

学校によってはPTA活動はどうしてもお母さん方が中心になってしまうというところが多い。「おやじの会」を作ったのが成果として報告されている例も聞いた。
その点、本校は「おやじの会」など作る必要がない。自然な形でずっと地域でのネットワークが伝承されてきている。有難いことだと改めて感じた。

 ※その日の帰りに見た星空は本当に美しかった。厳しい自然環境だからこそ見られる美しさである。

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2010.02.04

子育てへの提言

本町では新入学児童の保護者対象の説明会の時に、教育相談員さんが講座を開く。
本校でも昨日30分程度という短い時間であるが、「子どもの育ちと親の役割」で講座を開いた。
今度1年生に入る保護者対象の講座である。聞きながら、「もし自分が同じ立場で話すとしたら・・・」と考えてみた。自信をもって「これがキーワード」と言えるものがうまく浮かばなかった。今回は派遣してもらえるからいいが、教育のプロとしてこういう分野でも自分なりの考えをもっている必要があるのでは・・・と反省した。

ちなみに講座は具体的な内容で参考になるものが多かった。レジュメの項目を一部列挙しよう。

■親にしかできない心の基地づくり
・根っこは心の安定剤 -スキンシップが大切-
・親が示す価値判断
・子どもの言葉に耳を傾ける
・学力のもとは話を聞きとる力
・仕事力をみつける
・読み聞かせの勧め

質問コーナーで、「子ども同士のトラブルにどう対応するか」というものがあった。それへの答えも見事だった。保護者は安心していた。「なるほど」「安心した」・・・子育てに関わってこういう気持ちになってもらうには簡単にはできない。その力も身につけたいと思ったものである。

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2010.02.03

だいぶ早い予告

私自身は気づきませんでしたが、今朝コメントを付けてくださった福山先生がみつけてくださいました。
今春、新刊を出します。
「これだけははずせない!小学校社会科単元別「キー発問」アイディア」というものです。
発行元の明治図書さんのサイトに予告版が出ていました。こちら
実際の発刊まではまだまだ日にちがあります。
発売されるようになったら、改めてくわしく紹介します。

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2010.02.02

改革の志

一般のニュースはほとんどこのブログには書かない。書けるほどよく考えているわけでもないからである。

ただ、今回は書こうと思った。改革しようという同士の志に共感したからである。
大相撲の貴乃花が理事に当選したというニュースである。
一連の記事をずっと興味をもって読んでいた。
しかしながら、一門を離れたのが7人の親方と聞いて、これは当選は無理だろうな・・・と思っていた。
しかし、昨日電車の中で電光掲示板のニュースを見て驚いた。10票を獲得して当選とのことであった。

「理事にならなくては変えられない」と慣例を破っての立候補。
そして、一門を離れることを覚悟しての同調者。
さらに自分たちの同門の人ではない親方に投票した3人。
少ないながらも「改革の志」が固まり、1つの大きな波になった。
さらに貴乃花のインタビューがよかった。いきなり改革をぶち上げるのではなく、理事長のもとでしっかりと仕事をしてから・・・と語っていた。
すぐに改革をしようとしても頓挫するであろう。改革の志を持ち続け、仲間を増やし、少しずつ力を蓄えていく・・・地道であるが、大きなことを成し遂げるための一番の近道がこれなのであろう。
今回はその第一歩だった。その一歩に拍手を送りたい。

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2010.02.01

教育ルネサンスフォーラム

Webにアップされることを楽しみにしていたフォーラムがある。
読売教師力セミナー2009」である。

今回は「情報モラル」がテーマ。
授業者は玉置先生@愛知県教育委員会。行政職でも模擬授業をされる相変わらずのパワー。改めて敬意を表したい。
春野家ケータイ物語」を活用した模擬授業は切れ味抜群。教材のよさ×教師の指導力で一人一人の考えが変容する授業だった。こちらの記事と合わせて読めばさらに学びとなる。
さらに志水先生による授業技術の解説もいい。情報モラルの授業だけではなく、通常の授業検討のWebとしても価値がある。

こういう授業がWebで見られることは本当に有難い。そして、敬意を表する先生がこのように一線で模擬授業をされる・・・・気づけばここ半年模擬授業から遠ざかっている。自分から機会を作らないと!という刺激を受けた。

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