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2010.03.17

教室の戸は開けていた

教育ルネサンスで新しい特集が始まっている。
変わる校舎」というものである。校舎平面図も入っていて、特色ある校舎を伝える工夫をしている。
かつて若い頃、視察で2校ほどオープンスクールを見たことがあった。区切られた教室環境になれている者にとっては、「隣の教室の音がうるさくないのかな?」と思ったが、子どもたちはよく集中して学習していた。そして、何よりもその開放的な雰囲気が心地よさそうに見えた。
ただ、残念ながら自分はそのような学校には勤めたことがなかった。そこで、教室の前後のドアは常に開けっ放しにして開放感がある雰囲気を作ろうと思った。子どもたちにも、「閉める必要はないから」と話し、ヒーターが入っている時以外はほとんど開けっ放しだった。
これは自分自身に対してプレッシャーをかける意味もあった。開けていれば、いつでも誰もがその教室の様子を知ることができる。「いつでも、誰にでも見られてもいい学級経営をしよう」と心がけたのである。
結果的に、自分の意識の中では、閉ざされた学級経営という場面はほとんどなかったと思う。管理職が廊下から授業を見る場合もあったし、「ちょっとだけ参観させてください」という同僚の申し入れも「いつでも開いていますからどうぞ」と言っていた。教室がゲーム等で盛り上がり、他学級の子どもたちが「何やっているんだろう」と覗き込むこともしばしばだった。
結果として、教室の戸を開けていたことの方が「実践を公開する」という点では明らかによかった。まあ、隣の学級の先生に「大盛り上がりの時には閉めてくださいね」と何度か言われたが、その点だけ留意すれば、教室の戸を開けておくことをお勧めする。


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Comments

「確かに!」と思いました。
戸を開けておくこと。子供たちへのメッセージにもなると思うんです。だれでも入れるオープンな教室にしようよ、自分たちの教室を(学びを)見てもらおうよ、みたいな。
わたしの教室の戸は、(冬季以外は)開けっ放しです。(単にずぼらなだけかも知れません。)

Posted by: かつのり | 2010.03.17 at 22:57

かつのりさん、コメントありがとうございます。
「仲間がいた」という感じです。しかも私自身が伝えたかったことをばっちり表現されています。ありがとうございます!

Posted by: サトマサ | 2010.03.18 at 05:50

小学校の前任校が教室と廊下の壁がない「オープンスペース」の学校でした。
転勤したての若手の頃は,私1人だけが落ち着きませんでしたが,子どもは慣れたもの。空き時間は,よく両隣の先生の授業や板書を見て聞いて,盗みました。
学年主任になってからは,真ん中の教室から,両隣の若手の先生2人に「いつでも授業公開」をしていました。時には3クラス合同で,オープンスペースで授業をしたことも。放課後は毎日,今日の授業の話題ばかりで,お互いに「それ明日マネします」の言葉で1日が終わっていました。先生の授業力向上のためにも「教室の戸を開けておく」ことはとてもいいことだと私も思いました。

Posted by: カタジュン@岡山 | 2010.03.18 at 19:54

カタジュンさん、コメントありがとうございます。
まさに紹介したWebに書かれていたことを、もうしていたのですね!そして、それが今のカタジュン先生を作ったのであれば、効果は大きかったですね。
正しく言えば、オープンスペースの学校のよさをうまく日常的な授業研究に取り入れていたということですね。今後の参考にします。ありがとうございました。

Posted by: サトマサ | 2010.03.18 at 20:46

今年度は、フロアがひとつ下がり寒くて閉めてしまいました。
秋口までは、教室入り口に
「今日の授業」と1日の計画を張り出していましたが、
継続は力なり。力不足で継続できませんでした。
次年度繰り越しですね。

Posted by: 松田@雪プロ | 2010.03.19 at 07:59

松田さん、コメントありがとうございます。
教室の戸口もいい学習環境になりますね。作家の三好京三さんは岩手の教員でしたが、漢字の関所を戸口に設けていたことを思い出しました。

Posted by: サトマサ | 2010.03.19 at 22:47

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