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2010.03.09

教育相談名回答

日曜日に運転しながらローカルのIBCラジオを聞いていたら、「野口晃男先生の子育て相談」(だったと思う)という放送が耳に入ってきた。
野口先生は今まで3回、このブログでも紹介している。「そういえば、ラジオで一コーナーをもつという話だったなあ・・・」と思いだした。

相談は、担任とうまくいかない母親からのものでどうしたいいかというもの。きっかけは、授業参観日に我が子の掲示物を見たら、将来なりたいものに「盗人」と書いてあり、担任に不満を言ったらうまくいかなくなったというものである。
まあ、教師からすれば、こういう掲示物を参観日に貼ること自体配慮に欠ける気もするが、もしかしたら、その子に訳を聞いたうえで貼ったのかもしれない。それだったら、その訳を不満を言われた時に言えばいいのだろうが、そういうことはなかったらしい。
ということは、見逃して貼ったか、あるいはそれを見た保護者の気持ちまで想像できなかったということになる。
いずれにしても教師としては失敗であろう。

さて、相談ということなので、野口先生は、その母親へのアドバイス役である。これはきわめてシンプルだった。

「どんな優秀な先生でも、面と向かって不満をぶつけられれば気持ちのいいものではない。言っていることは正しいかもしれないが、伝え方を工夫しましょう。一番いいのは『お願い』することです。家の子の夢は『盗人』のようですが、どういうことか親にもわかりません。先生、機会があったら、聞いてみてくれませんか。そうすることで、書いたわけもわかるし、先生もきちんと見なかったことへの反省も結果的に促すことになります」

保護者が聞いたら、とても納得のいく答えだっただろう。ちなみに、このコーナーでは若い教師にも聞いてほしいという願いもあるようで、「では、先生で注意するところは?」とアナウンサーは聞いていた。
「どんなに忙しくても掲示物を確認することです。そういう忙しい状態にしないためには、機械的にできることはすぐに終えることです。たとえばアンケートだったら、すぐにその場で書いて出すことです」
と「その場主義」に共通することも述べられていた。

「お願いすること」と「その場主義」。シンプルだからこそ、名回答と感じた10分ほどのラジオであった。


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Comments

いつも,貴重なお教え,ありがとうございます。
保護者の目に触れるもの(たとえば掲示物)には,ものすごく神経を使います。そのことと,「その場主義」を結びつけてお話しなさる野口晃男先生。教室の現実をよくご存じの方なのですね。「主任に送る10箇条」の先生だったでしょうか。
さて,恒例の「卒業文集への寄せ書き(メッセージ)」の時期です。私は,サトマサ先生の感化を受けていますから,ただちに書き上げていつでも出せるようにしていました。これも,子どもの気持ちを想像してのことです。

Posted by: かつのり | 2010.03.14 at 18:30

かつのりさん、コメントありがとうございます。
野口先生はその通りで、「主任に送る10箇条」の先生です。本校にもかつて同僚だった先生がいて、やはり「なるほどなあ」という話を聞きました。
卒業文集のメッセージ、今年も早く仕上げました。分量が多かったのでさすがに「その場で」とはいきませんでしたが。いずれ、締切が過ぎているのに、「ごめん。あとでまた来てね」というようになってはいけませんね。

Posted by: サトマサ | 2010.03.14 at 20:01

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