かつての実践を思い出した2
昨日の女工哀史の授業と同じ日、東京駅は混雑していた。
チリ地震からの津波で、運休となった電車が続出していたからである。
テレビでは50年以上前の「チリ地震津波」の映像を流していた。
そして、私は10年前に取り組んだ「津波のことを知ろう」の実践を思い出していた。
その時に、海沿いの小学校に勤めていた私は、学区がチリ地震津波で大きな被害にあったことを知った。地域の方にその話を聞いて、「この学区に住む子どもたちに『この津波のことを伝えなければ』」と痛切に感じた。
そこで、4年生を対象に総合的な学習の時間に実践をした。こちら。
この実践は私にとって忘れられないものの一つとなっている。
・津波学習という新しい分野の学習であったこと
・地域の方への聞き取りが感動的だったこと
・被害を受けた時に助け合った人々のすばらしさを実感したこと
・質問の仕方、資料収集の仕方、まとめ方といった技能面でも大きな伸びを示したこと等々
実に多くの学びを子どもたちはした。
私も教師のまとめとしてこちらのサイトを創った。(一部リンク切れあり)
この子たちは先月紹介した「20歳の手紙」の子たちだ。今回のチリ地震の津波で、「そういえば小学校で学習した・・・」と思ったかもしれない。それぐらい子どもたちにとっても印象に残っている学習だったと思っている。
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