新刊発刊のお知らせです。
『「力をつける授業」成功の原則』(ひまわり社)です。授業について現段階で考えていることをまとめました。私なりの授業論です。
ひまわり社のホームページに詳細が記されています。その中で編集者の松本さんが次のように書かれています。
佐藤先生のご著書を読まれている方はお分かりかと思いますが、この本は「まるごと佐藤先生」です。佐藤先生の授業に対するエッセンスがすべて詰まっています。
この言葉が本の全てを物語っています。目次で自分の授業のスタンスもわかると思います。
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序章 授業とは何か
第1章 授業の基礎技術を考える
・指名方法の数だけ子どもを生かせる
-学習活動に応じてパターンを考える
・「板書が苦手な教師」からの脱出術
-黒板をどう使うか
・研究した分、発問の幅は広がる
-自分なりの発問作りの道を見つける
・すばらしい授業では指示が明確
-原則を見つけることの大切さ
・子どもの立場で立ち位置を考える
-立ち位置が固定化していないか
・説明の研究をしよう
-話し方や表情で伝わり方も変わる
・一人一人を励ます机間指導
-口も頭もフル回転する時間
・一工夫した提示で反応を変える
-ワンパターンから脱却しよう
・子どもに「豊かな聞き方」を教える
-授業では聞く時間の方が多い
・指導した分、効果の出るノート指導
-たくさんのメリットが付随する
・「困った時はペアで」ではなく
-ペア・グループだからできる強みを生かす
・発言は「引き出す」もの
-子どもは発表したがっている
・利用方法と読む視点を教えてこそ活用できる
-調べ学習での学校図書館の活用術
・国語辞書は「習うより慣れろ」
-活用を日常化する
・プレゼンは「情報のプレゼント」になるように
-教えるべき「プレゼンのためのスキル」を意識する
・授業感想文で子どもの変容を
-それは授業改善への道にもなる
・授業にテストを計画的に位置づけよう
-「テストに強いこと」「テストのための暗記」も大切
第2章 授業スタイルにこだわる
・価値ある出会いから生まれた一時間の授業スタイル
-自分なりの授業スタイルは不可欠
・教科書をもとに一時間の授業をつくる
-教師の教科書研究の方法
・「これは」と思った手法を試行する
-いつものスタイルをブレーンストーミングで新陳代謝する
・教育機器を「武器」にする
-授業の強力なサポーターにする
第3章 こだわりの授業テーマをもつ
・ミニネタも活用次第
-指導過程に応じて使い分ける
・ゲストティーチャーを招く時は質問をメインに
―「人」から学ぶよさを実感できる
・「小さな教材開発」を重ねよう
-いつかは「定番教材」になる
・「マイテーマ」を気軽に話す
-「先生は〇〇の話が得意」と言われたら本物
・定番学習ゲームの有り難さ
-子どもたちがノッてくるだけではない
第4章 一授業者として子どもを育てる
・教師をモデルに子どもは育つ
-明るいトーンを意識しよう
・子どもを育てる言葉をどれだけもっているか
-ほめるだけでは足りない教師の言葉
・学習の約束事は学習スタイルに沿って考える
-固定的にすると授業も固定的になってしまう
・遊び心と教師のわざ
-「すごい!先生」と言われる魅力
・子どもからの授業批評
-「給食授業研究」のすすめ
・学級通信を利用して授業力アップ
-子ども・保護者・教師自身のための「一石三鳥」
・参観授業で保護者の信頼を得る
-「我が子もこれなら安心」と思わせる
・研究授業ができるのは僥倖(ぎょうこう)そのもの
-負担はあるが間違いなく教師も子どもも力がつく
おわりに 授業へのこだわりは続く
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