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2010.04.26

教師を元気にする学級の雰囲気

複式学級の一方の学年の算数を今年度も受け持っている。
先週末から3年生に算数を教えているが、この3年生の子たちが実に意欲的。
「問題を出します!」と言えば「イエーイ!」。
「最高の字で書くんですよ」とノート指導をすれば、真剣に力を入れた字をノートに書く。
雑談で「もっともっと厳しくしていいです!」とも言う。
何とも楽しい子たちだ。わずか4名なのだが、教室はいつも明るくにぎやかだ。

3年生を今まで3回担任したが、13年前に担任した3年生の雰囲気に似ている・・・ふとそう思った。
教師になって13年目。
私自身は特別な担任歴をしている。
初任校に6年いたが、その6年間で「3→4→5→6→1→2」と1~6年全ての担任を経験した。
2校目には7年いたが、最初の6年間で「1→2→5→6→3→4」と再び1~6年まで全て担任した。
その翌年の3年生担任だった。実は勤務校が7年目、そして教師生活も十数年が経って、自分自身が「油断」していた頃だった。仕事がマンネリ気味になり、十分な教材研究をしない時もあった。「教員生活もこんなものかな・・・」と思っていた頃である。(ああ、恥ずかしい)

そんな自分を変えてくれたのが、その3年生の子たちだった。とにかく前向き。勉強が楽しくてしょうがいないという雰囲気の子どもたち。豊かな反応に授業もとても楽しいものになっていった。楽しければ教材研究にも熱が入る。さらに「先生、一緒に遊ぼう」とよく言われ、休み時間は一休みしていた自分も頻繁に遊んだ。自主的な活動も得意な子たちで、「ミニミニスポーツ集会」を休み時間よく開いていた。「レストラン給食」を何度も開催した学級でもあった。
この子たちのおかげで、自分は教師として再スタートをきれたと思っている。「教師としての生きがい」「授業をすることの楽しさ」「子どもを伸ばす醍醐味」を何度も何度も感じた学級だった。それは年代で言えば、ミドルリーダーに突入する頃だ。「教師が子どもを変える」ことはよくあるだろうが、「子どもが教師を変える」ということも現実にあるということを実感した学級だった。
その子たちは今22歳。大学に行った子たちは氷河期の就職戦線で戦っている。強くエールを送りたい気持ちである。

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Comments

今、読んでいて、今担任している子どもたちの顔が浮かびました。
「教師としての再スタート」を今の自分も切るときかもしれない、と思いながら読みました。
がんばります。

Posted by: おーさわ | 2010.04.26 at 20:44

「教師としての再スタート」を,わたしは今年度,切っています。
管理職等になっていく同期・後輩を見ながら,いらいらしたりむなしくなったり。「教員生活なんて,こんなものか…」と思っていました。
(はずかしい!)
ところが,この4月!わたしは変わりました。生き甲斐もやり甲斐もわき,困難でさえも生きている実感。今受け持っている子供たちのまっすぐなまなざしに変えられたのかも知れません。

Posted by: かつのり | 2010.04.26 at 20:52

おーさわさん、コメントありがとうございます。
今の担任している子たちが「再スタート」を祝福している子たちです。きっと。いい縁を大切にしてください。

Posted by: サトマサ | 2010.04.26 at 21:16

かつのりさん、コメントありがとうございます。
かつのりさんのブログを時々読んで、先の思いの一端を想像していました。
「再スタート」を祝福します。そして、そこでの活力がきっと次の活力になります。(私はそうでした。)
私も再々スタートのつもりでがんばります。

Posted by: サトマサ | 2010.04.26 at 21:19

中だるみ…と、闘っています。
三年目でたるむなよ、と叱られそうですが、
また一年生という環境に
「一昨年どうだっけ?」
「あ、またこれか」
「ん?忘れたな」
などと、緩み気味な自分に喝を入れてます。

逆に、子ども変わればやり方変わる
ということを、学んでいます。

持ち上がって、変な型にはまった自分にも
喝!ですね。
そういう意味では、子どもに習う一年間になりそうです。

Posted by: 松田@雪プロ | 2010.04.27 at 19:31

松田さん、コメントありがとうございます。そうなのです。子どもの様子から自分が変わらざるをえない時があります。今年はそうかもしれませんよ。
中だるみは1つの節目だと思います。そのまま伸びないでしまうか、ターニングポイントとしてその後ぐんぐん伸びるかのどちらかですね。きっと松田さんは後者だと思います。

Posted by: サトマサ | 2010.04.27 at 21:52

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