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2010.04.22

たかがチョーク、されどチョーク

とある研究会で板書の発表があった。すばらしい内容だった。
ちょっとしたコメントを求められたので、内容面にプラスしてチョークのことを話題にした。
「すばらしい板書」といえば、田先生を思い出すが、前任校で研修会にお招きした時に「このチョークは書く時に音が出る。出ないのを使った方がいいですね」とさりげなく話されたことがあった。ちょうどご講演で有田先生が板書された時だった。
それまで全く板書の時のチョークの音は気にしていなかったが、確かに意識するとけっこう大きな音が出ている。「一流の人は道具にもこだわる。たとえチョークでも」と改めて感心したものだった。(そういえば野口先生もホワイトオボードのペンの太さにこだわっていた。細いと見えないということである。これも聞き手への配慮だった。)

関連情報は偶然入ってくるものだ。家本先生の「教育実践練習問題」(ひまわり社)を読んでいたら、「チョークの材料や歴史」という項目があった。そこに興味深いいくつかの問題が掲載されている。
・やわらかいチョークと硬いチョークがあるが、その材料は何だろう。
・チョークはいつどこから来たのだろう。国産輸入品か。
・チョークの使い方で一番注意したいことは何だろう。
これらのことにすらすら答えられる教師はそれほど多くはないだろう。毎日使っているのにもかかわらずだ。これらも家本先生のこだわりの1つだったであろう。ちなみに先の本には似たものとして、画鋲や消しゴムの話も出ている。
どれもよりよい授業や教育環境のために、小さなものにもこだわるという先達の姿勢を表している。見習いたいものである。

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Comments

いやあ、シンクロニシティですね。来週の国語の授業づくりのテーマの一つがチョークです。
私が好きなとっておきのチョークの一つをご紹介します。

http://www.clinocompass.com/chalk.html

です。一本無料で貰えます。手元においては堂でしょうか。私はこの他に、

http://www.aoikokuban.jp/shopdetail/005003000003/order/

も手に入れています。
これらのチョークは、ガンガン書いても折れにくいので早く書くときにはとても重宝しています。

さらに、『日本で一番大切にしたい会社』の日本理科学工業の話等も、チョークの授業では紹介しています。
http://blog.canpan.info/nihon/

大村はま先生もチョークについて言及されていますね。『日本の教師に伝えたいこと』 (ちくま学芸文庫)です。

もちろん、家本先生の本をベースにしています(^^)。

Posted by: 池田修 | 2010.04.22 at 22:57

池田さん、コメントありがとうございます。
「さすが」という感じですね。極太チョーク情報は知りませんでした。読者のみなさんも、こういう情報が有難いですね。
国語人の皆さんはやはりチョークにこだわるでしょうね。野口芳宏先生がご講演で、「社会科の教師は大変だ。あれこれ資料を作って黒板に貼らなければいけない。その点で国語はいいですよ。チョーク一本でいいですから」とユーモアたっぷりに話されたことを思い出しました。
もちろんそれは「楽」という意味でなく、「チョーク1本で魅力ある板書ができる」という意味でしたが。

Posted by: サトマサ | 2010.04.23 at 04:56

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