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2010.04.19

定番の授業はやはりいい

今年度も5・6年(複式)社会科の歴史を週に1時間受け持つ。
今日がその授業日。担任に進度を聞くと、それほど進んでいない。
では・・・ということで、オリエンテーションを行うことにした。

最初に子どもたちが教科書や資料集を興味深げに見ていたので、一人一人を指名して、「何を見ていましたか?」と聞いた。「大仏です」「聖徳太子です」「ザビエルです」と答える。私からはすかさず、子どもたちの興味をさらに高めるクイズを出す。「聖徳太子が手に細長い板をもっています。「しゃく」というものですが、これは何のために使われたものでしょうか」。こういう問題は3択がいい。「そんな答えはあるはずがない」というものが案外正解で、意外な子があたることがあるからだ。今回も然り。
こんな感じで15分ぐらい盛り上がる。

そして、「みんなは今、教科書だけではなくいろいろなことを学びましたね。では、何のために歴史を学ぶのでしょうか」と問う。
学ぶことの価値を自覚させるためである。「知識を増やす」といったことしか最初は出てこなかったが、話し合っているうち、「日本のことを日本人の自分たちが知るため」「歴史を学んで今に役立てるため」といったいいものも出てきた。その時間の学びを振り返るためにも、この発言は重要だった。

そして残り20分ぐらいで地球の歴史を行った。6年担任の時には授業開きで行っていたものである。たとえば、こんな感じで。
今回は時間も限られているということで、教室の黒板にチョークで長い横線を書いた。人類誕生はホントに最後の数ミリという事実に、「エーッ!」と子どもたちは驚いていた。

1時間にあれこれ詰め込んだ時間になったが、少しは歴史のおもしろさに興味をもったと思う。
そして、私は社会を教える楽しさを改めて実感した。定番の授業はやはりいい。

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