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2010.05.10

思わずラジオに耳を傾けた

日曜日の夜は8時台に軽米に移動する。
その時にはNHKラジオを聴くパターンが多い。「渋マガZ」という若者をターゲットとした番組である。(ちなみにあの「生協の白石さん」もコーナーをもっている。)

その中で、「企業の初任者の研修」のレポートが2つ報告されていた。
1つは「教えない教育」(協和発酵)、もう一つは「竹とんぼ作り」(TDK)。ネットで探すと情報が出ていたから、注目されている研修なのであろう。
その中で「教えない教育」は人材育成のヒントになるのではないかと熱心に聞いた。私自身も授業でかつて学んだ「大事なことこそ教えない」をキーワードにしてきた。逆説的であるようだが、「教えない」ということはレベルの高いことである。当たり前だが、本当に「教えない」のではなく「教えないで自主的に学ぶように仕組む」ということだからだ。
中でも、「『知識を得たい』という気持ち、知識に対して『渇望状態』にいかにさせるか」という点がポイントという点には、全く同感である。
大事なことを教えるのも人材育成で大事だが、一番いいのは「その気」「やる気」のある状態に育てることである。
その点では、このような企業の研修の方法から学ぶことも多いのではないかと思う。

また、この番組の後半では「就活情報」を特集している。4月に東京駅近くのスタバに入ったら、就活真っ最中らしい学生さんが必死になって参考図書を読んでいた。また、我が子も大学に入り、「就職状況」という情報も自然と目に触れるようになってきた。そうなると、このような情報も興味が出てくる。「企業が求めている人材」といっても教育界と大きく違うわけではない。(今回は第一に「コミュニケーション能力」、次が「意欲」だった。)これまた耳を傾けるような話だった。いい情報はあちこちから入るものである。

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