最近の読書
4月29日の昭和の日から今日までは「原稿集中週間」と位置づけていた。
遅れ気味だった大物原稿をようやく執筆できるペースになったので、休日の多いこの時期に一気に進もうと考えていたのである。11日間のうち休みの日が8日間。連載原稿、依頼されていた原稿、そして大物原稿。先の2つは締切があるので終了したが、大物原稿は8割まで書き進めることができた。残りは運動会練習のためペースが鈍るものの、一週間ぐらいあれば何とかなるのではないか・・・と思っている。
さて執筆に力が入っている時には読書量が減る。特に新刊は読まないパターンである。
ただ、どうしても読まないと栄養が不足する気がして、かつて読んだ本でヒットしたものを再び読むことが多い。数冊読んだうち、やはり紹介したいなと思うものを2冊出そう。
「教師のための実践マナーブック」(有村久春編 教育開発研究所)
とあるブログに引用されていて、「なるほどなあ」と思って再読した本。
「教師は世間知らず」ということを言われることがあるが、確かに来客時や電話時の対応は「あれ?」と思うことが昔からあった。それらをトレーニングされる機会もないからなのであるが、そうであれば自分で学ぶしかない。
自信のない人にお勧めである。なお、そういうマナーだけではなく、同僚や保護者への対応も書かれており、教師のテキストとしたい本である。
「ミドル教師 ニューリーダーとしての自己啓発ノート」(向山行雄著 明治図書)
向山先生は今は全国小学校校長会の会長である。その役職としてのコメントが教育関係の新聞によく掲載されており、重みのある発信をされている。
この本は「ミドル教師」のための啓発書であり、自分よりちょっと下の世代にはぜひ読んでほしい本である。ではなぜ自分が読んでいるか。それは本校の先生方がまさにこの世代であり、どういうことを伝えればいいのか、そのヒントがずばり書かれているからである。管理職にとっては、どのような本も後進育成のためのヒントとなることを実感。
Comments
池田さん、コメントありがとうございます。
池田さんのブログで有村先生との「ご縁」は知っていましたが、これぐらい濃かったとは・・・という感じです。もう二十数年前ですから相当お若い指導主事だったのでしょうね。
「心の広い先生」というのはこの本からもわかりますよ。
Posted by: サトマサ | 2010.05.11 04:47
実は、有村先生とはご縁があります。かなり濃いご縁です。私が新卒の時、教育委員会の指導主事をされていて、新採研(試行)のときの担当でいらっしゃいました。
私は同期20人の代表をしていたので、有村先生とは話す機会も多く、なおかつ市内の交換便を使って自分の学級通信を全部送って(送りつけて?)いました。今以上に不遜で生意気な私を、可愛がって下さったのが有村先生です。
私が大学に異動したときに、近況報告で連絡を差し上げたところ、とても喜んで下さいました。あんなに迷惑を掛けたのにと思いましたf(^^;。心の広い先生です。
Posted by: 池田修 | 2010.05.10 22:58