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2010.05.25

昔見た景色が今につながっている

近くにある保育園の先生から、「副校長先生が紙芝居をされたことに感心しました」と言われた。
2週間ほど前に眼科検診があり、保育園も一緒に小中学校で行った。その時に、お医者さんが都合により10分ぐらい遅れることがわかったので、「じゃあ、待っている園児のために、紙芝居を読もうか」と思って、その場で読み始めたのだった。
珍しいからか園児は興味津々。引率された先生方も「初めて小学校の先生の(紙芝居を)聞きました」と言われた。まあ、時間があるのでそこを黙って待っている園児に申し訳ないなあと思って、すぐに思い浮かんだことだった。
これは以前からよくしていたことだった。読み聞かせだったり、ゲームだったり、クイズだったり・・・とその時々で違うが、昔見た景色がベースになっている。

1つは大学時代。研修施設に研究室で宿泊した時、待機する時間ができてしまった。その時に研究室の室長さん(3年生)が、「集団ゲームをします」と言って、あっという間に私たちを楽しい空間に巻き込んでしまった。
もう1つは、初任の時。やはり、眼科検診だったと思う。全校児童が10分ぐらい待ってもお医者さんが到着せず、さらに遅れるらしい・・・ということで教務主任の先生がとっさにゲームをいくつも行ってくれた。これまた大盛り上がりだった。「お見事」と思ってしまった。

その頃にその技を見たおかげで、集団ゲームやレクには興味をもつことができ、自分も実践することができている。よく見る風景だったが、自分にとっては価値のある景色だったと思っている。そして、その景色が今につながっているのだと改めて感じている。

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