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2010.05.14

一言メモ

本校での勤務は3年目である。
「安定期」である。いい意味でも、違う意味でも。
いい意味は言うまでもないが、違う意味というのは「マイナス面で」ということである。
安定期というのは仕事に慣れている。しかし、それが落とし穴。毎年同じことを行っていて平気になってしまう。
その落とし穴に落ちないように過ごそうと思っているが、今年度新しい提案はまだの状態である。

ただ、方向性は決まっている。
自分の学級経営と同じ手法を仕事の点で生かしていこうと思っている。

たとえば・・・・
「学級通信を日刊していた」→「職員向けの通信をどんどん出そう」
「一言メモで励ましていた」→「同様に一言メモで子どもたちのよさを伝える」
「家庭学習ノートにコメント」→「週録にコメント+様々な機会にコメント」

副校長や教頭は「職員室の担任」とも言われる。ならば担任時したことを実践していけば・・とずっと思っていたが、なかなか実行できていなかった。それをしっかりと実行しようというわけである。

一言メモといえば、20年近く前に同僚だった教頭先生を思い出す。
その教頭先生とのコミュニケーションで,実に印象的なことがあった。今と同様に毎日学級通信を発行していた。学級通信は管理職,その他教務・研究・生徒指導担当の先生方用に5部提出することになっていた。ほとんどの場合,提出して終わりである。
ところが教頭先生は,時々その学級通信に一言コメントを書いて戻してくれていた。「読ませますね~」「いい実践です」「ユーモアたっぷり。いいね子どもの作文は」といった本当に短いコメントだ。教頭先生からすれば,担任が子どもたちの家庭学習ノートに赤ペンを入れるように,先生方の通信を読んで赤ペンを入れたくなったのであろう。実際にその時にお会いした,この思い出話をしたら「そうだった。担任ができないから,少しでもその気持ちに近づくたくてしていた」と話されていた。

これも担任感覚から出たもの。担任ではなくても担任感覚は様々な面で生かせるはず・・・と思っている。

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