お勧め新書2冊
本は休日に一気に読むことが多いが、このごろは平日にも読み進めることができるようになってきた。その中でのお勧めの新書2冊。
「プロフェッショナルたちの脳活用法」(茂木健一郎 NHK出版)
新書は、もう一度読みたい箇所や気になったところのページの角を折っている。この本は折るところが多く、本がふくらんでしまうほどだった。やはり一流のプロの言葉は違う。スーッと心の中に入ってきた。仕事のヒントはもちろん、生き方のヒントもたくさん学んだ。紹介したい言葉が多くあるが、一つだけ。
「人の何倍も練習して、ここまでできるようになったんです。不器用だから、人よりも余分に考える。みんなが1考えるところを、3も4も考えるわけです。だから、かえって考えが深くなっていくのではないかと思いますね。」・・・自分も不器用な教師だった。だから人より時間がかかって覚えることが多かった。大いに共感する部分である。
「育成力」(小出義雄著 中公新書)
書名と著者にひかれて購入。講演を聴いているような感じの本だった。「ほめて育てる」が信条の小出氏の魅力がたくさんで、読後に自分自身が子どもたちをほめる回数がかなり増えた。「いつ死んでもいい」と達観しているところも印象的。それぐらい人生を楽しんだということであろう。自分は到底その境地には行っていないが、生き方を考えるという点でも学ぶことが多かった。
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