ささやかな「実践」
本校の職員会議の司会は自分が行っている。地域によって違うと思うが、岩手は副校長(教頭)が司会をする学校がほとんどである。
司会をするということはその会をコントロールすることだ。
本校の職員会議の運営自体はしっかりとしていると思っている。提案もきちんとされているし、話し合いもそれなりにいい意見も出る。自分が司会をしているので、時間もそれほど長くはないと思っている。毎回1時間20分ほどだ。この2年間で少しずつ変えていったものがスタイルとして確立されている。
ただ、先月一つハッとしたことがあった。
ある程度安定したスタイルになってしまうと、改善の意識が少なくなってしまうことを。
もっと改善できることはないか。そう考えると、これだけの提案分量なら会議自体はもっと短縮できるのはないかと思った。
そこで今回、「資料は事前に読む」「提案は皆さんが読んでいるという前提で簡潔に行う」「増えた話し合いの時間にはアイデアを創出するように」という3つのことを事前に強調した。今までもお願いしたことではあったが、今回さらに徹底をお願いしたのである。
今回は先生方も提案が簡潔だった。「この通りです」とほとんど話さない提案もあった。そうするとものすごいスピードで流れているように思われるが実際は逆。時間にゆとりがあるので、いつも以上にゆっくりと話し合いができた感覚であった。それでいながら会議時間も1時間。ふだんの4分の3になった。
これらはささやかな実践にすぎない。しかし、まだまだスタイルが固定化したものでも改善の余地があることを知った。まだまだいろいろなことで改善ができそうだ。
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