中学校教科書はヒントになる
水沢に帰ったおり、何気なく机の上にあがっていた中学校の歴史教科書に目が行った。
以前も見ていたが、今年は歴史授業に部分的にも関わっていることもあり、思わず手が伸びた。
教科書を見る時にはいくつもの視点をもって見ているが、多くの発見があった。
まずは「学び方のページ」がとても多い。新学習指導要領になったら、さらにこの傾向は強まるであろう。パンフレット作り、写真の見方、劇の方法等。劇化の効果は自分も実践しただけによくわかる。その台本例まで出ているのだから、子どもたちは取り組みやすい。
そして、資料と発展の充実。中でも「南蛮人渡来図屏風」には驚いた。小学校教科書にも掲載されているのだが、それは中学校教科書の半分のみ。小学校ではスペースの都合でそのようになっているだろうが、中学校に掲載されている部分を組み入れるのも面白いと感じた。
今、小学校の社会科教科書も資料集的な要素も多く含まれている。教科書の進化である。
実践も教科書の変化と同様に進化させていかなければ・・・と思った。きっと中学校の実践から学ぶことも多いに違いない。
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