連載終了
「教育新聞」にこの2年間、連載をさせていただいた。
その最終原稿を発送した。
1年間は授業のことについて。
この1年は学級経営のことについて。
どちらも若い教師向けである。月2回だから、合計で48回分。書き続けてみると「こんなに書いたのか・・・」という思いであった。
一回当たりの字数も800字程度で、自分でテーマを選べるので、書きたい内容を表現できた連載だったと言える。
今振り返ってみると、この連載は自分にとって、自分の授業観と学級経営観を改めて文章化させる貴重な機会だった。
このような依頼がなければ、改めて自分の授業観や学級経営観を文章化することもないであろう。
実際、授業についての連載は、「力をつける授業 成功の原則」のベースになった。学級経営の連載も別の原稿のベースになっている。
過去に1年間の連載は3回あった。最初に依頼されたのは今は廃刊になっている「特別活動」誌(明治図書)であった。まだ力のない時代だったので、必死に文献を買い集めたり、実践をしたりした。それでも半年ぐらい過ぎてからの原稿の質の低下は否めなかった。
その時に「1年分、書けるテーマ自体がなければこうなるのだ」と反省したものだった。「裾野の広さが大切」と思い知った。
今回連載したからといっても、まだまだ自分の裾野は広くはない。学べば学ぶほど、逆に裾野の狭さを感じる。さらに裾野を広げなければ・・・と改めて思ったことも今回の連載の収穫である。
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