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2010.08.17

採用試験に落ちたからこそ・・・

よく見るいくつかのブログで、「今は教員採用試験の一次試験の結果が出ているころなんだなあ」と気づく。
前任校には常勤講師の先生が多かった。同学年で一緒に担任を組んだ先生もいた。
私の20代の頃と違って授業も学級経営も優秀な先生が多かった。
それでも岩手は採用数がここ十数年厳しい状況が続いており、受からない人もいた。
中には、他県は受かったものの、やはり地元で教員をしたいからということで、悩んだ末に結局は本県の講師の道を選んだ人もいる。

私自身は教員採用試験に3度落ちている。大学卒業年度で2つの県(東北と関東)で落ちた。
会社員として勤めていた時に一つの県(関東)を落ち、最後に岩手に拾ってもらった。
大学時代に教育実習も一生懸命に行い、「自分には教員の道が一番」と思って、勉強に励んでいただけに、落ちた時のショックは大きかった。

ただ、「落ちたらからこそできる経験もいいだろう」と考えて、学校の常勤講師にはならず、学習塾関係の会社に入った。社長も上司も社員も皆若く、活気のある会社だった。かなり厳しく叱られもしたが、この時に鍛えられたから、初任時につらい時にがあっても乗り越えられた。

また、落ちて浪人している間に、「やはり学校の教員になって担任をしたい」という思いは募った。その思いが、会社員をしながらの勉強を支えていくエネルギーになった。そして、そのエネルギーは教員になってから、プラスに働いた。

そして、生まれ育った秋田ではなく、岩手で教員をしたからこそ、教師として成長することができたと思っている。落ちたのは運命だったが、その運命は自分にとっては幸せをもたらしたのである。

こう考えると、「落ちたからこそ、自分の人生はよりよい方向に向いた」と思わざるをえない。
もちろん、落ちた時にはそうは思えなかった。先が見えない苦しさもある。
しかし、長い人生を考えると「落ちることによるプラス」は必ずあると思っている。

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Comments

ぼくも大学4年の時は熊本県の教員採用試験を落ちました。1年間「フリーター」をしました。その頃の気持ちが今もバネになっている気がします。

Posted by: ほりたん | 2010.08.17 at 22:06

ほりたんさん、コメントありがとうございます。
このコメントは似た立場の皆さんを大いに励ますと思います。試練をバネにするかどうかは本人次第ですね。

Posted by: サトマサ | 2010.08.17 at 22:22

御陰さまで、一期生はいまのところ一次試験合格率が8割弱ぐらいです。

ですが、受かったから良い人生になるとは限らないし、落ちたからダメな人生になるとも限らないとも話しています。どちらが、または何が正解かは分からないものです。

要は、進んだ人生、選ばざるを得なかったを人生を自分と仲間とで正解にするのだと話しています。

Posted by: 池田修 | 2010.08.18 at 07:30

池田さん、コメントありがとうございます。
合格率8割弱とは高いですね。今までのご指導の成果もあるのだと思います。後半のくだりには、同感します。「正解」にするのも、しないようにしてしまうのも自分次第ですね。

Posted by: サトマサ | 2010.08.18 at 19:22

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