「自己研修のしかた」を聞く
今日は教育センターから指導主事をお招きして、「複式授業出前講座」を行った。
教育センターから本校までおよそ150km。来ていただいて、飛び込み授業をしていただけるのだから有難い。
授業自体が一番の学びであるが、その後に研究会も有難かった。
というのも質疑でふだん聞けない内容の質問ができたからだ。
研究会の内容のほとんどは「複式指導」に関することばかりだ。
しかし、こういう研修会は年に1回のみ。むしろ、先生方には「どのように自己研修をしたか」という話も今度のためにはいい。
ということで、「どのような自己研修をしてきたか」ということを聞いたのであった。これは意外な質問だったららしい。
最初は、「そうですね・・・」と言いながらも、あれこれ自分が学ばれた道について話された。
・複式の指導案をどんどん集めた。ネットも使った。
・自分にとっていいあり方を模索した。たとえば黒板の置き方をいろいろとやってみた。
・単式の指導案もよく見ている。その中で活動できる場面をどこに入れるのかを考える。
・単式の授業を参観して、複式でどこを入れられるか考えた。
「単式指導の授業も大いにヒントになっている」という点は、参加されていた先生方も意外だったようだ。
そうなのだ。複式指導といっても、基礎は同じ。もともとの授業力をどのように複式用にチェンジするかが勝負だと思っている。もともと授業力のある先生は複式指導でもその力を発揮できるのだ。
この質問で、研修会は深みのあるものになったと思っている。これからの研修会でもこのようなことが話題になるように働きかけていこうと思った。
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