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2010.08.30

原稿用紙の使い方

読書感想文のチェックを依頼され、「はてな。このような書き方は正しいのか?」と迷うことがあった。
たとえば、ある子の感想文の会話文は、一番上のマスから始まっているのに対し、別の子は1マスあけている。これはそのまま教師の指導法の反映であろうが。
さらに「・・・」の使い方も、「正しいのは何マス分、書くのか?」とふと思う。
自分が担任時代にもコンクール提出用の感想文は書かせてきているが、その時に身に付けたはずだが、今はそれらを忘れてしまっている。情けないことである。

ただ、立場上、「誰か専門家に聞いてくれ」とは言えない。
こういう時にはインターネット頼りだ。
さっそく調べると、こちらこちらのサイトが役立った。同じ内容を書かれているし、情報として信頼をしてもいいのだろう。
こういう時にやはり役立つ。(それにしても「読書感想文の書き方」のサイトの多さには驚いた。自分が調べたのは読書感想文の原稿用紙の書き方だからそれほど多くはないが。)

さて、正しいのはわかったが、問題はそれをどの程度の厳しさで運用するかということだ。
以前、習字でとめの部分を少しはねた(勢いのまま)子の作品が「正しくない」という評価をいただいたことがあった。
これについてはいつも気になるところである。

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Comments

そもそもなぜ原稿用紙に書かせるのか、をそろそろはっきりさせる必要があるのではないでしょうか。サトマサ先生が参考にされたサイトで説明されているのは、
 ・学校教育だけで
 ・慣習的に使われている
原稿用紙の使い方に過ぎません。主として国語教科書の表記方法に則って作られたようですが、会話文表記のところが少しおかしいです。

そもそも文章を原稿用紙に書き付けたのは、活字にする必要があったからです。今の印刷技術ではさほど問題になりませんが、活字をひとつひとつ拾って版を作成していた時代には、書籍が何ページになるかというのは、コストに大きく響きました。それゆえ、文字数を正確に把握する必要があったのです。
ですから、作家さんの原稿用紙には、行頭に拗音や促音はもちろん、句読点も括弧も登場します。そうしないと印刷屋さんが困るからです。

こうした起源を持つ原稿用紙が、学校教育に使われるようになったのは、宿題の基準を示しやすかったことと、先生の読みやすさのためではなかったかと想像します。
もしそうなのであれば、原稿用紙にどのように文字を書いてもよいということになります。実際、私もそう思います。ここで仮に「正しい使い方」を覚えたところで、将来何の役にも立ちません。
第一「なぜこの決まりになったのですか?」と問われたら、答えようがないではありませんか。

原稿用紙の使い方などよりも、どうすれば自分の思いに近い文章が書けるようになるのか、その方法を教えてもらいたいのではないでしょうか。子どもたちは。

Posted by: むらちゃん | 2010.09.05 at 02:02

むらちゃんさん、いつも長いコメントをありがとうございます。
私にとって新しい知見を得ただけではなく、思っていることの一部を代弁していただきました。
特に「原稿用紙の使い方などよりも、どうすれば自分の思いに近い文章が書けるようになるのか、その方法を教えてもらいたい」というのは、全くその通りです。
初任の頃、「内容はとってもいいが、原稿用紙の使い方がダメ」とコンクールの審査員に書き方の修正点を出されて、地区から県出品に際して原稿用紙3枚を書き直させた子のことを思い出しました。
教師の手がかなり入った感想文もあるのも事実。
こう考えると感想文コンクールというのも難しいものです。

Posted by: サトマサ | 2010.09.05 at 04:54

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