有難い寄贈
時々冊子や本の寄贈がある。先週は2冊も。
自分も送ることがあるのでわかるが、本を送ることは手間がかかる作業である。
メールで添付ファイルで送るのとはわけが違う。
しかも経費がかかる(本代+送料)ことであるから、送られてくること自体に感謝する次第である。
1冊は以前学校訪問(研修講師)させていただいた校長先生から。「私の国語教室」という私家版の冊子である。ページ数108ページで、しかも6巻。
このような冊子を作り続けていることにまずは敬意を表したい。その時の私の講座内容も部分的に掲載しており、これまた自分の記録としても有難いことである。
さて、この冊子の中で私が参考になるのは、「学校経営計画」や教師対象の校内報、PTAや校長会関連の寄稿等が豊富に掲載されていることである。なかなかこのような原稿は目にする機会はない。
読ませていただきながら、校長職として教員の意識を喚起させるポイント、保護者や子どもたちへの校長としての働きかけの大切さを感じた。いい冊子に巡り合わせていただいた。
もう1冊は、岐阜の長瀬拓也先生の「教師のための成長術」(黎明書房)である。
長瀬先生は今年30歳の若手教師。それでいながら、この本が単著としては4冊目である。目覚ましいご活躍である。
今までの本も読みごたえがあったが、今回も同様。副題に「「観」と「技」を身につける」とある。確かにそうだ。若手教師は教師技量を上げようとするから、技術を求める。それはそれで大切なことだ。教師としての力量をアップすることは当然だ。しかし、同時に「観」も必要だ。これは簡単には身に付かない。長瀬先生も失敗をしながらも立ち直ったのは、「観」を転換したからだと言う。
そのような「観」も「できて当たり前という意識を捨てる」「毎日続けることを大切にする」と具体的に示されている。特に若手教師に読んでほしい一冊である。
Comments
ながたくさん、著者直々のコメントありがとうございます。
次々といい本を出版されます。本当にすばらしいことですね。
Posted by: サトマサ | 2011.02.08 21:00
ご紹介ありがとうございます。
感謝いたします。
Posted by: ながたく | 2011.02.08 20:53