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2011.05.31

海外派遣の機会

とある冊子の目次を見たら「若い教員に海外派遣の機会を」という題が飛び込んできた。
若い教員を海外に派遣する。発展途上国でもいいし、先進国でもよい。視野の広い教員や次世代のリーダーを育てる。そこで学んだことをグローバル化する社会に役立てるのだ・・・・このような趣旨である。

私自身、「文部省(当時)若手教員派遣事業」で31歳の時にアメリカ合衆国に2カ月も派遣されるという機会を得た。9月から11月という学校としては大事な時期。5年生4学級の学年主任であった。大事な時期に学校をカバーしていただいて、研修させていただいた有難さは忘れられない。
そしてあの凝縮した2カ月の出来事も一生の中で重要なことだった。様々なカルチャーショックはもちろん、アメリカ合衆国の教育事情を知ったこと、自分自身の行動力が磨かれたこと等、本当に何にも代えがたいものを得ることができた。その時の経験が「地域のよさ・日本のよさを伝える」というテーマにも結びついている。

さて、今。事業としての海外派遣は予算の関係からか、縮小されていると聞く。本県でも今は行われているのかどうかわからない。県の海外派遣者の集まりであった研究会は数年前に解散となった。若者の海外旅行に行く割合もかつてより減っているというニュースも見たことがある。
自分が経験した大きさからすれば、何とも残念である。先の冊子には、次のように書いていた。

官のみに頼るのではなく、現職が意欲ある若い教員を発掘し、退職者等がワンコイン程度を拠出する。次世代に教育を託す仕掛けだ。

自分も「還元」を意識している。このような仕掛けに同意する。まだまだ具体的な形にはならないが、考えていきたいことである。

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2011.05.30

保護者の思い

日に日に震災のニュースや記事は小さくなっている。
それは忘れらつつあることではなく、日常生活に少しずつ近づいていることの証でもある(もちろん、まだまだ・・・の被災地も多い)と思っている。
そんな中、新たにこんな記事もあったんだと見つけることが今もある。

たとえば、小学館のこちらの記事
鵜住居小学校。近くの中学校と一緒になって必死に逃げて子どもたちが助かった学校だ。
校長先生は宮古時代にお世話になった方である。かつての同僚も勤務している。その学校の様子が詳しくわかるは嬉しいことだ。

この記事の中で入学式に1日だけ出て、翌日は盛岡に転校・・・という子の記事が出ていた。どうして?と思ったが、次のように書かれていた。

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子どもたちの今後の勉強のことを考えると致し方なく、釜石で働く父親とも別れて住むのだと、その母親は語った。しかし、盛岡はもう入学式が終わっているので、我が子に入学式というものをぜひとも味わわせたく、母の母校でもある鵜住居小学校での入学式を終えてから、故郷を離れるとのことであった。こんな形での、母校との別れもあるのだ。
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「入学式を味わわせたい」・・・保護者として当然の気持ちである。1日だけでも入学させたいというこの思い。今回は卒業式や入学式自体ができることが幸せという学校も多かった。違う学校ではあるが、このような保護者の思いを受け止めることが大事だと感じている。

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2011.05.29

それぞれの活躍に刺激を受け・・・

今日は通信陸上地区記録会。
本校は初めての参加。4人の子どもたちは全力を尽くしてがんばった。応援もコールされた時に思いっきり拍手をしたのがちゃんと届いていたとのこと。いい記録会になった。

記録会には多くの学校が参加していた。そして、自分と縁のある先生方と何人もお会いした。皆さん、久しぶりであった。

・初任者時代に縁ができ、今は2校目で中心となって活躍する20代、30代の先生
・まさにミドルリーダーとなって学校だけではなく、地区の教科指導の取組みの中心となっている先生
・かつてお世話になった数歳年上の先輩方。校長先生方がずらり。

地元に戻ってもなかなかお会いする機会はないし、話もできないのであるが、今日は多くの先生方とお会いし、何人かの先生方とは近況をお話することができた。
お話を聞いて「皆さん活躍しているなあ・・・」と感心。大いに刺激を受けた。さらに自分にも重要な業務連絡があり、皆さんに負けずにがんばろうと思った。
学校外に出る機会はこのように人と会うのも自分にとっては重要なのだと感じた。

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2011.05.28

キツネの登場

昨日の夕方、同僚から「あっ、キツネだ」という声。
校庭にキツネが現われたのである。
みんなでさっそく見てみると、走って逃げて行った。確かにキツネだった。
(大学時、大雪山に登った時にテントのそばに寄ってきた。あのキツネ以来である)

前任校は間違いなく自然豊かだった。校舎のすぐそばの山からカモシカがこちらをじっと見つめていたことが何度もあった。近くの牧場から牛がにげ出し、職員で追い込んだのもいい思い出だ。

今の学校は江刺区の中心部から10分ほど、工業団地からも5分ほど、しかも国道沿いなのであまり感じなかったが、考えてみれば自然にはやはり恵まれている。そういえば子どもたちは「熊よけの鈴」をランドセルにつけている。私が朝の玄関の鍵をあけて20分ほどすると、その鈴の音で「ああ、子どもたちが来たな・・・」といつも感じている。

この自然の豊かさは間違いなく子どもたちの学習上のメリット。どのような学習ができていくか、これから自分も学んでいきたいと思っている。

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2011.05.27

新しい知識を得る

教育ルネサンスの10
もともとは新聞記事なだけに、良質の情報である。その中から新しい知識も得られる。

市川教授が提唱する「教えて考えさせる授業」。本も何冊か読んだことがあるので、それと似た記事か・・・と思ったが、新しい発見がいくつもあった。
・教科書の予習をする
・予習でわからないところに付箋を貼る
・学校独特の工夫として、枠を4つに区切ったノート
この学校では予習を前提としている。授業だけではなく、このような土台となる部分が不可欠ということを知った。もしかしたら、本にも書いてあったのかもしれない。本を再読してみたいと感じた。このような気持ちにさせてくれるのも、いい記事だからだ。

もう1つにあった「ビジョン・トレーニング」。活字だけからだと、まだまだイメージはわかないが、こういうトレーニングが効果をあげているということがわかった。新たな言葉である。低学年を担任していた時に、音読が苦手な子は眼球運動が効果的なのでは・・・と考えたことがあったことを思い出した。この言葉を知ったから思いだした記憶である。

このように自分にとってヒットする記事は間違いなく知識を増やす。今後も注目して行きたいサイトである。

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2011.05.26

こんな本がほしかった

本ブログのテーマは「地域のよさ・日本のよさを伝える授業」である。
2000年にホームページをアップした時も同じテーマだった。
10年以上もメインテーマである。

この間に、この分野で注目する方々を見つけてきた。
柴崎直人さんもそのお一人である。
その柴崎さんが「学校でする儀式作法の基礎知識&教職マナーの常識」という本を明治図書から発刊された。
タイトルを見ただけで、「こんな本が欲しかった」と思わずつぶやいてしまった。
まえがきに次のように書かれている。

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 儀式的行事については、従来さまざまな解説書が編まれてきた。しかしその多くは事前指導の内容や案内状の発送対象、そして会場配置・式次第・事後指導などの解説が大半であり、いわば「学校行事運営マニュアル」である。
 「卒業生は一人ずつ校長の前に進む。校長は卒業証書を手渡す」
 このように書かれていて、何をすればよいかはわかる。
 しかし「どのように登壇し、どのように前に進むのか」「校長はどのように手渡すのか」、その作法のやり方が一切説かれていない。そして最も重要な「なぜそうするのか」の記述に至ってはもはや皆無である。これが日本の儀式的行事を取り巻く「礼儀」指導の現状である。

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全く同感だ。私もこのブログで「卒業証書はどっちの手からか」「一同礼の意味は」等、書いてきた。ずばり知っている専門家が教えてくださればわかることであるが、そのような教育本はなかったと思う。
その点で有難い本なのである。さっそく購入して読み、新しい知識を得ることができた。やはり専門家から学ばなければいけない。

ちなみにこちらの本も私が日々の振る舞いで参考していただいている本である。

 

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2011.05.25

東北思い出写真館

働き始めてからずっと平日の朝は「ズームイン朝」を見る(時計代わり)のが習慣だった。
それが今年番組が終了してしまったので、「めざましテレビ」に代わった。もっともどちらも6:30から二十数分ぐらいしか見ていないけど。

今日のめざましテレビで「東北思い出写真館」のサイトのことを紹介していた。検索すると次のような紹介文が書かれていた。

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東北関東大震災による地震や津波の被害によって、すっかり姿を変えてしまった被災地の 「被災前」の写真を集めています。一瞬にして思い出の全てを失ってしまわれた方々に、 皆さんの思い出を分けてあげてもらえませんか?

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まさにネットのよさを活用したサイトだ。さっそく県内各地を見てみる。宮古、釜石、陸前高田、大船渡・・・・県内各地の名所が掲載されている。自分が行ったところの風景(特に宮古)の写真では思わず、その時の様子が頭に浮かんでくる。
自分自身も宮古にいた時に撮影した写真があるはずだ。その頃はあまりデジカメを使っていなかったから、プリント写真だ。それをデジタル化して投稿もできそうだ。これも自分にできることである。

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2011.05.24

子どもがいれば「学校」

震災のニュースは全国的に見れば以前より少なくなったことであろう。
(福島の原発のニュースは重大事だけに多いであろうが)
しかし、テレビの県内ニュースは、被災地の話題がほとんどである。当然である。県内テレビ局にしかできないことがある。この県内ニュースもその1つだ。

昨日は、水沢小時代の教頭先生が県内ニュースで流れていた。校長として赴任された山田町の小学校が津波の被害にあい、同じ町内にある社会教育施設を借りて授業をしているというニュースだ。
その施設に登校してくる一人一人の子に頭をなでて笑顔で迎える校長先生。同職していた頃の笑顔のままだった。

さて、そのニュースで担任の先生が印象的なことを話していた。
「子どもたちがいれば、どこでも『学校』になります」
和室を改造した教室のことを踏まえての話だった。体育も音楽も工夫して授業をしている様子をテレビでは伝えていた。
そうである。どのような環境であろうと子どもたちがいれば「学校」なのだ。教師はその環境の中で全力を尽くすのみ。

被災地の先生方の逞しさを、ニュースで何度も見ている。今回も同様だった。変な話だが、内陸の私たちが沿岸の先生方から元気をいただいている。私たちも負けていられない。

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2011.05.23

どう見られているか

教育系の新聞を見ていると、「公立小で副校長が不足」というタイトルが目に入ってきた。
本県のことではない。そこでは、希望者が不足して倍率も1倍そこそこということだった。
読んでいくと今度は次の言葉が強烈だった。

「電話対応や文書処理に追われている副校長の姿を見て、若い教員が目指したいと思うはずがない」

自分自身は「追われている」つもりはないが(ただし、時期によっては確かに集中する場合がある)、どのように見られているかはこの頃意識していなかった。今まで何度も自戒してきたことである。
どのような振る舞いが大切か、改めて自覚したい。
こちらのファイルを読むと管理職にどのような力が必要かがわかる。

それにしても様々な情報を仕入れるということも大切だ。知識を増やすだけではなく、このようにかつての行為を振り返るよさがある。

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2011.05.22

震災関係の本

当たり前のことながら、震災関係のニュースや新聞に注目している。
このごろは、震災関係で教育関わる本や雑誌での特集も出てきた。自分としては可能な限り購入し、今後自分ができることの資料としたいと考えている。

これから生きる君たちへ」(新潮社)
県内での卒業式では、おそらく全ての式辞で東日本大震災のことに触れたと推測する。この本には、本県の校長の式辞も3本収められている。あの日のこと、その日から起きたこと、そして伝えたいこと・・・私たち岩手県教員の子どもたちに伝えたいことが短い中にも入っている。

教職研修」6月号
特集が「大地震で問われる学校管理職のリーダーシップ」。その道の専門家が、「避難児童を受け入れる際の留意点」「子どもたちにどう伝えるか」といったような具体的な内容を書いている。示唆に富む内容である。

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2011.05.21

いい運動会だった

運動会が終わった。

月並みだが、いい運動会だった。本当に。
転勤した年の運動会は、その学校独自の運動会に初めて接することになる。とても新鮮だ。
子どもたちの一生懸命さ。一人一人が種目、応援、係とよくがんばっていた。剣舞も一級品だった。
そして、先生方の適切な指導。開会式・閉会式、そしてリレーでよくそれが表れていた。

さらに私が感心したの地域のバックアップぶりである。
地域が強力な学校のサポーターであるということは、今までいた先生方からよく聞いていた。
2回の会議や早朝作業等で、そのことは確かに感じていた。
それが、今回の運動会で改めて実感した。
8時からPTA役員の皆さんが作業を開始。時間前に集まってくださった。これはなかなかないことだ。お父さん方も多い。チームワーク、そして作業力も抜群で、どんどん仕事を進めていく。
競技中は係活動のお手伝い。これも有難かった。そして運動会終了後は、役員さんだけではなく皆さんであっという間の片付け。

また、たくさんの来賓の皆さんの応援も心強かった。シルバーレースでは、たくさんのおじいさん、おばあさんの参加。「我が地区の運動会」を盛り上げようとしていることがどんどん伝わってきた。

このバックアップぶりはまさに地域の誇りである。ずっと前から伝わってきたことであろう。そして、これからも伝わっていくに違いない。

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2011.05.20

子どもの声に耳を傾ける

今日は朝から校庭で作業。始業前だ。
早く登校して、遊具で遊んでいる子どもたちが元気に挨拶をする。
「何をしているの?」と低学年の子たち。「(運動会の)入場門を直しているんだよ」と私。
そばでは女の子たちがブランコに乗りながら、あれこれおしゃべり。その会話を聞くのも楽しい。
一通り作業を終えると、2年生の子たちが寄ってきて、「先生、見て!見て!」と言う。
鉄棒で逆上がりができることを見せたいのだ。できた姿に「おー、すごい!すごい!」と拍手。
そうしたら、他の子も続々とできる鉄棒の技を見せる。
私も大げさに驚く。
「教師は驚くのも大事な仕事」と有田先生が本に書いていたことを思い出した。

わずか20分ぐらいの校庭での作業だったが、その間中、子どもたちの声に耳を傾けた。現任校では、職員室執務が圧倒的に多いが、時にはこのように子どもたちに声を耳を傾けることも大事だと感じた。

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2011.05.19

石巻・佐々木先生の著書発刊!

今回の震災に関わって、被災地の先生方も様々な発信を行っている。
その中で一番注目をしていたのが、こちらのブログである。
石巻市はご存じの通り、今回の震災で大きな被害を受けた。本当に言葉にならないぐらい・・・。その中で必死にがんばっているのが佐々木先生である。震災以降のブログを何度も何度も読んだ。悔しい思いは私も同じである。まだご覧になっていない方はぜひ見ていただきたい。

さて、その佐々木先生が震災前に本を書きあげていた。
一日一笑 教室に信頼・安心が生まれる魔法のネタ」である。見開き2ページに教室中に大笑いするネタが62個も紹介されている。子どもたちを笑わせることが得意ではない教師でも、この本を教室に置いておけば「先生は楽しい!」と言われるであろう。
私が一番気に入ったのは「健康観察で笑う」である。朝の会からこういう雰囲気になれば、楽しくてしょうがないであろう。

なお、このお笑いネタはあくまでも佐々木先生のレパートリーの1つ。先のブログを読むと、社会科実践がすばらしいこともよくわかる。次作に期待しています!

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2011.05.18

帰りの楽しみが増えた

大学生になってから、よく図書館に通うようになった。
貧乏学生にとっては、勉強するには最適な環境だったということが一番の理由だ。
また、渡部昇一氏の「知的生活の方法」を読み、その中に留学先の図書館で勉強するくだりを読んでから、そのような生活にあこがれたのも大きい。
勤めてからも教材研究、教材開発の大きな味方で各地区の図書館に行かせてもらった。特に子どもたちが小さかった時には本を借りる用もあって、毎週通っていた。
それがここ数年はすっかりと通わなくなってしまった。平日は勤務終了時点では閉館になっているし、休日も億劫になっていた。

しかし、現任校に赴任してから「一度近くの図書館に行こう」と思っていた。
今まで頻繁に行っていた水沢の図書館ではない。江刺の図書館である。
数年前に新しく建てられた立派な建物であり、しかも帰り道の途中にあるという利便性。さらに、平日でも7時まで開館している。日によって違うが、早めに勤務が終了した時には何とか寄れる時刻だ。

今日、運動会関係の用事があるということで、そのチャンスになった。行ってみると、20年前に担任した子のお父さんがお勤めだった。担任時代は数回しかお話ししなかったが、自分もしっかりと覚えていて挨拶することができた。
広い館内。そして図書館独特の知的な雰囲気。とってもいい空間だった。
聞けば20冊まで借りることができるとのこと。しかも、図書館は7時までだが、2階の学習コーナーは9時まで開館している。パソコンコーナーもあり、持ち込みも可能だ。
これで「帰りの楽しみ」が増えたと思った。「図書館に通う生活」も復活するであろう。楽しみである。

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2011.05.17

Webゆうびん

先日、Webレタックスを利用していて、同じサイトにWebゆうびんというのがあることに気づいた。
何だろう?と思ってさっそく見てみると、文書のファイルを送るとそのまま郵便として送ってくれるサービスらしい。これは便利だけど、きっと高いのだろう・・・と思っていたら、1枚95円。考えてみたら切手80円に封筒が加わるので、それほど差がない。しかも「Web速達」もある。
ネットと郵便が融合するとこういうサービスになるのだ・・・と感心した。自分が利用する機会はあまりないだろうが、必要な人にとってはとても有難いシステムであろう。

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2011.05.16

DCAPサイクル 

久しぶりに教育ルネサンスの話題。
「やる気の秘密」が今回のテーマ。
今までとは違い、2回ずつ同じ学級、同じ学校が取り上げられている。著名な岩瀬先生の手法については興味を示す先生が多いだろう。大岱(おんた)小学校はユニークな取組で知られている。今日の分は、ワークショップ型研究会か・・・と思っていたら、終了後の展開が違っていた。

「授業者が改善プランをすぐに発表」という点に注目した。通常であれば、「授業を検討する」という段階で終わるのだが、授業者が次のステップにまで一気に研究会中に行くのだ。これなら授業者も進歩を実感できるのだろう。
さらに「DCAPサイクル」という言葉を初めて聞いた。
具体的に次のように書かれている。
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例えば、運動会の場合、Do(実行)したら、その日のうちにCheck(検証)とAction(改善)をし、翌年の運動会のPlan(計画)を作ってしまう。こうして、翌年のPlanにかかる時間を大幅に減らす。通常のPDCAサイクルだと「Pの比重が大きく、時間がかかる割に、CとAがつながりにくく、循環が回らないことがある」という反省から、こうした取り組みが始まった。
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「その場主義」に近いものがある。私としては好きな仕事のしかたである。現任校でも応用できるのではないかと考えている。

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2011.05.15

6月号の雑誌から

■「社会科教育」6月号
特集が「授業が成功する指導案の言葉100選」。雑誌の特集であるが、実に重みのある歯ごたえのあるものとなっている。指導案の比較、提案だけではなく、有名な有田先生・向山先生の「立ち合い授業」の指導案も。自分が教員になる前の大イベントだったが、初任時(しかも確か5月)にその臨時刊行の雑誌を手にしたことが自分の運命の歯車の1つになっている。

■「現代教育科学」6月
大震災の論稿がいくつか出ていた。力のある方の論稿はやはり説得力がある。そのうちの1つが釜石の防災教育を取り上げていた。大きな被害を受けた釜石だったが、小中学校の避難ぶりはすばらしかった。こちらの雑誌にもそのすばらしさが書かれており、思わず購入。勇気をもって子どもたちを守った県内の先生方を誇りに思う。

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2011.05.14

前任校の運動会

前任校の運動会を見てきた。岩手県では転勤した先生方には1年間、大きな行事の案内が届く。「来賓」の扱いである。今年度は運動会が現任校と重ならなかったので見ることができた。

離任式はわずか1カ月半前。それほど前ではないのであるが、久しぶりに会った子どもたちは大きく見えた。それだけではない。1学年進んだ姿がとても頼もしく見えた。
特に、全校で旗を使った演技を毎年しているのだが、今年は曲も変え、一から取り組んで見事な演技をしていた。入学して1カ月あまりの1年生も遅れることなく行っている姿に、先生方の指導のすばらしさを感じた。

また、いつもの年と同じように地域の皆さんが温かい声援を送っていた。家族に在校生がいなくても、多くの皆さんがこの運動会を楽しみにしている。多くのPTAの皆さんともご挨拶。先生方とも情報交換をさせていただいた。会う人ごとに笹渡にいた日々を思い出した。

新米管理職として同僚の先生方、地域の皆さんに支えられた3年間だった。有難いことだった。
そして、それは現任校でも同じ。明日のPTA奉仕作業や来週の運動会で同じことを感じるのではないかと思う。

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2011.05.13

まさに伝統芸能

一週間後に迫った運動会のための練習も熱を帯びてきた。
朝から応援練習の元気な声、授業での種目別練習での真剣な表情等、運動会練習ならではの風景を新任地でも見ることができる。直接タッチするわけではないので外部から見るだけだが、運動会自体のもつ教育効果は大きいとつくづく感じる。

しかも、今日は本校の特色の1つである「剣舞(けんばい)」を見ることができた。剣舞自体は本県や宮城県等、ごくごく限られた地方の踊りである。
本学区でも古くから伝わっているこの踊りに全校で取り組んでいる。初めてその様子を見たが、迫力のある踊りだった。
くわしい経緯等はこちらのサイトが一番参考になる。(前校長名での掲載。児童数は今年度は51名)
この地区で多くの伝統芸能があることは、本当に誇りである。これについては昨日の講演会で私も初めて知ったことだった。子ども達の調べ学習にも生かせるのではないか・・・・と思っている。

ここにも1つ、授業や教材開発のヒントを見付けた。これまた楽しみである。

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2011.05.12

地域の研究家をGTに

本校の開校記念日に毎年ゲストの講演会をしている。
4月の職員会議で担当が私だと知って、ちょっと喜んだ。赴任して地域のことは少ししかわからない。知っている地域の人材はなし。そんな中だからこそ、自分が地域のことを勉強するいい機会だと思ったのだ。

担任時代はよくゲストティーチャ-(GT)を教室に招いた。特に宮古時代は、イワガキ養殖のパイオニア、チリ地震津波の体験者、森林保護で活躍する方等、ゲストティチャ-から豊かな学びを得ることができた。こちらのサイトでいくつか見ることができる。

今回も久しぶりにその時の感覚でGTを招くことができると思ったら、嬉しくなったのだ。人材を探すところが苦労するかもしれないな・・・と思っていたら、幸い校長先生から冊子を借りることができた。地域の歴史等を写真等を交えて書かれていた冊子だ。
さっそく著者にあたる。電話で快諾していただいた。自宅を訪ねて正式にお願いすると、今度は様々な写真や話を聞かせていただいた。さっそく講演のヒントも浮かんだ。「写真を使う」「昔話を入れる」ということだ。
何せ1~6年生全員対象の講演会だ。モノはあった方がいいし、昔話も子どもたちは興味を示す。
これらは実際に子どもたちにとってはよかった。写真は拡大投影したので、昔の広瀬小や史跡などは興味をもってみていた。

授業とは違って「質問がメイン」「掛け合い」といったことはできなかったが、「GTから子どもたちが学ぶ」という体験はできた。過去の財産も少しは役立った。まだまだ実践できることはあると感じている。

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2011.05.11

学校のWebの参考サイト

新任校で「すべきこと」は数多くある。同時に「したいこと」もたくさんある。
「すべきこと」でなおかつ「したいこと」の1つが学校のWebである。
前任校、その前の学校でも取り組んだので、今の学校でも工夫していきたいと思っている。

そのような中で愛される学校づくり研究会でこちらの連載が始まった。
1回目のテーマは「デザインは魔法か」。学校サイトのデザインの工夫のポイントが明快だ。次号の予告もおもしろい。注目していきたい。

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2011.05.10

研究主任必見サイト

こちらのサイトの「研究主任だったら何をするか」のシリーズにずっと注目している。
毎回毎回うなずくことばかりである。
特に今日拝見した12の「研究授業のあり方を提案する」にはその通りとつぶやいた。
研究授業を一人1回行って、それが「研究」になり、冊子になってしまう・・・・それも日常の授業と離れた研究授業なら、子どもたちには力はつかないであろう。私はそれらを「一発型研究」と言っていた。

ここで提案されていることであれば、単元レベルの研究授業になる。
学校全体で進めていくのが無理でも、個人レベルで進めていけば教師にとっても子どもたちにとっても力になるのは間違いない。

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2011.05.09

江刺のまちづくり

平泉と学校がある奥州市江刺区とは縁があると2日前に書いた。
今日、たまたま出張の際、別件で江刺区の中心地を見て回った。
13年前まで、この学区の小学校に勤務していたのだが、当時とは街の雰囲気もすっかりと変わった。
こういう場合、地方都市で言われるのは「シャッター通り」に代表されるマイナスイメージだ。

ところが江刺は逆である。
「蔵によるまちづくり」で特色がある街並みになっているのである。
こちらのサイトが参考になる。
そばを通ってみると落ち着いた雰囲気に確かになる。

「まちづくり」も教材開発の1つのテーマになる。
また1つ、テーマが増えた感じである。

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2011.05.08

このごろのビジネス書から

このGWは自分にとって活字に触れることが多い週だった。
こういう感覚は3月のあの日からはなかったので、久々だった。

その中から印象に残ったビジネス書を。

「40代を後悔しない50のリスト」(大塚寿著 ダイヤモンド社)
自分が参加できなかった学習会で紹介されていた本。自分の40代も残り1年もないが、逆に1年近くもあると考えて購入。筆者と同い年ということで親近感をもつ。1万人の失敗談からわかった法則ということで、説得力がある項目が並ぶ。「わかっていても結局守りに入ってしまった」「スピード決断ができなかった」といった項目に思わずドキッとする。もちろんその対応策も書かれている。「20%はオフェンスモードにする」という現実的な話に納得。

社長になる人に知っておいてほしいこと」(松下幸之助著 PHP)
十数年ぶりに松下さんの本を読んだ。メッセージの内容は30~40年ぐらいの前のことばかり。しかし書かれている言葉は今の自分にも十分にヒットした。
・社員が百人いて皆が熱心だとしても、社長は熱意にかけては最高でなければならない。
・絶えずみずからの勇気を鼓舞し、社員の士気を鼓舞して何かを与え続ける。
・社員を動かす特別な方法などない。自分が動く。それを見て社員が動く。そういうなかで良好な人間関係も築かれていく。
最初の3項目だ。こういう調子で42項目。折に触れて読み直したい本である。

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2011.05.07

平泉授業

ユネスコの諮問機関のイコモスが平泉を世界遺産登録について勧告をした。
今日の地元ニュースのトップである。

平泉。私の住む水沢から車で30分ほど。隣町である。身近過ぎて逆に数年に1回しか行かないのであるが、行くたびに心が洗われる。
まだ世界遺産登録が決まったわけではないが、地元民としては実に嬉しい。

ここで思い出したのが、「平泉授業」である。平成20年~22年まで行われた県の事業である。こちらのメルマガがわかりやすい。
その事業自体は回覧文書でわかっていたが、ちょうどこの3年間は平泉とは遠い軽米町に赴任した時で詳しい研究もしなかった。

今年地元に戻り、今日のニュースを聞いて、「そうだ、平泉の教材開発もできる」と思った。水沢小時代も授業はしていたが、十分ではなかった。
しかも、今いる江刺区は奥州藤原氏と関係の深い地。関連する遺跡を十数年前にフィールドワークしたものだった。当時はその価値が十分にわかっておらず、授業プランさえ作らなかった。
これからの教材開発の楽しみができた。自分のテーマが増えることは嬉しいことである。

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2011.05.06

ネットワークの大切さ

副校長は各学校に基本的には一人しかいない。
「一人仕事」のであるが故の特徴がいくつかある。自分の判断で仕事があれこれできるという点はよさであるが、学校外のシステム等でわからない時には頼りになるのは、やはり同職のネットワークだ。

前任校の町副校長会のネットワークにはずいぶん助けられた。会員同士のつながりも強固だった。副校長会のレポートの検討会では、厳しい意見交流会もできた。新米管理職の3年間を軽米町で過ごせたことは自分にとっては幸せであった。

さて、今日は地区の副校長会総会だった。総勢50名。地元であるだけに、知っている先生方も多い。かつて同僚だった方、保護者でもあった方、社会科関係で一緒に仕事をした方、そして前任校で同じ地区だった方等々、自分の教員史の節目節目を思い出した。
今年度初めて顔合わせをしたことで、「一人ではない。ネットワークがある」という思いになった。これから同職として一緒に研究を進める場も多い。皆さんから学んでいこうと思う。

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2011.05.05

こどもの日 小話

担任時代、祝日の前日は祝日の日と意味を教えてから帰していた。
「祝日について理解する」ことを国民としての大切な素養の1つと考えていた。
今は担任ではないから、その機会もなくなったが、ネットで発信はできる。
「こどもの日」について私だったら次のように話をする。

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1 こどもの幸せを願う日
 五月五日は「こどもの日」です。皆さんも知っていますね。
 法律では「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」日とされています。
 この日は、昔から「端午の節句」と呼ばれ、男の子の成長を願う日でした。
よろいやかぶと、武者人形をかざる家もあるでしょう。このよろいやかぶとは「男の子の体を守る」という意味があります。
 また、この頃、こいのぼりも庭先でよく見かけます。このこいのぼりも、男の子の出世を願って飾られているものです。

2 ちまき・かしわもち・しょうぶ
 端午の節句といえばいくつかの習わしがあります。
 まずは「ちまき」です。ちまきを食べると災いにはあわないと言われています。もともと中国では水神さまにささげる食べ物でした。
 続いて、柏餅(かしわもち)です。これは日本独特のものです。柏の新しい芽が出るまで古い葉はかれても落ちないことから、「家系がとだえない」という縁起がいいものとされてきました。また、「親が子の無事を願う気持ち」にも通じると言われています。
 さらに菖蒲(しょうぶ)湯です。菖蒲の香りは、災いをはらうものとされていたので、菖蒲をお風呂に入れるというならわしです。
 どれも災いを避け、幸せを願うものです。

3 「母に感謝する日」でもある
 さて、こどもの日は子どもが主役で間違いはないのですが、最初に話した通り、「母に感謝する日」でもあります。このことはあまり知られてはいません。
 皆さんが今生きていられるのは、親や家族があってのことです。赤ちゃんは一人では生きていけません。皆さんの成長を願って、生まれた時から、いや、正しくはお母さんのお腹の中にいる時から、愛情をもって育ててきました。
 こどもの日は、成長した自分のための日だけではなく、育ててくれた親に感謝するチャンスの日です。「育ててくれてありがとう」と一言言ってみましょう。その気持ちを持ち続けたいものです。

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2011.05.04

「教育の情報化ビジョン」

連休中ということで、ゆっくりとしながら原稿を進め、ゆっくりとしながらインプットも少しずつしている。
今日は文科省で4月末に出された「教育の情報化ビジョン」を斜め読み。
本校でできることを考える。

この時に役立つのは前任校での経験。赴任した時の状態は今と似ている。
前任校で取り組んだノウハウが生きる。
当面はICTを活用した授業、校務の情報化で先生方の業務のアシストが一番。
焦らずに着実に行っていきたいと思う。

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2011.05.03

このごろの読書から

このごろは読書も少し上向き。
久しぶりの紹介である。

教師のためのパフォーマンス術」(上條晴夫著 金子書房)
上條先生の新著。子どもの心をつかむためのパフォーマンスについて様々な角度から論じている。面白いのは授業名人と言われる有名実践者(有田先生、家本先生、大西忠治先生ら)、現役の教師の実践紹介に加えて熱血教師ドラマやMC型教師というように幅広いジャンルからパフォーマンスについて論じている点だ。この点は上條先生にしかできないであろう。実践紹介も「ライフ・ヒストリー」的な視点から行っている点が興味深い。

指導要領”解説”でつくる新授業モデル」(安野功著 明治図書)
社会の「学習指導要領解説」はかなり読んだ。あの冊子がぼろぼろになるくらい。しかしやはり、その執筆者が書かれたものは違う。解説書をさらに「解説」した書である。これを読んで「学習指導要領解説」の深さを感じた。

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2011.05.02

「愛される学校研究会」

愛知の玉置先生の仕事日記経由で、愛される学校研究会のWebを拝見させていただく。

この研究会自体が今の自分の職と大いに関わっているので興味があるのだが、「次回フォーラム予告」に目が釘付けになった。有田先生、野口先生、志水先生、玉置先生、大西先生が登壇し、コーディネーターが堀田先生。授業名人が勢ぞろいし、堀田先生がコーディネートという企画は超大型である。さっそくカレンダーに予定を書き込んだ。10カ月も先のことであるが、大変楽しみである。

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2011.05.01

今年度の目標

1カ月遅れではあるが、今日が自分にとっては今年度の「元旦」。
今年度の目標を考えた。

1 故郷岩手での復興のために「できること」をする
 自分の役割として「できること」がある。地道にしていこう。

2 現任校での「副校長実践」を行っていく
 すでにスタートしている「副校長実践」。環境も変わったのであれこれできそうである。

3 執筆活動を継続・充実していく
 有難いことに今年も依頼を受けている。それらを確実に行っていく。

4 社会科授業にこだわる
 副校長としても授業にこだわりたい。実際に担当するわけではないが、個人で研究していく。

5 地区での研究会に貢献する
 地元に戻ってきて、かつて縁のあったいくつかの研究会とも関わるであろう。

6 「地域のよさ・日本のよさ」を発信する
 自分のメインテーマである。執筆したものを形にしたり、広げたりしたい。

具体的数値目標はない。大まかな目標ばかりであるが、どれも自分にとっては大切なものである。特に今年度で40代も終わりとなる。走り続けた40代のまとめになるようにしたいと思っている。

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