子どもがいれば「学校」
震災のニュースは全国的に見れば以前より少なくなったことであろう。
(福島の原発のニュースは重大事だけに多いであろうが)
しかし、テレビの県内ニュースは、被災地の話題がほとんどである。当然である。県内テレビ局にしかできないことがある。この県内ニュースもその1つだ。
昨日は、水沢小時代の教頭先生が県内ニュースで流れていた。校長として赴任された山田町の小学校が津波の被害にあい、同じ町内にある社会教育施設を借りて授業をしているというニュースだ。
その施設に登校してくる一人一人の子に頭をなでて笑顔で迎える校長先生。同職していた頃の笑顔のままだった。
さて、そのニュースで担任の先生が印象的なことを話していた。
「子どもたちがいれば、どこでも『学校』になります」
和室を改造した教室のことを踏まえての話だった。体育も音楽も工夫して授業をしている様子をテレビでは伝えていた。
そうである。どのような環境であろうと子どもたちがいれば「学校」なのだ。教師はその環境の中で全力を尽くすのみ。
被災地の先生方の逞しさを、ニュースで何度も見ている。今回も同様だった。変な話だが、内陸の私たちが沿岸の先生方から元気をいただいている。私たちも負けていられない。
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