帰りの楽しみが増えた
大学生になってから、よく図書館に通うようになった。
貧乏学生にとっては、勉強するには最適な環境だったということが一番の理由だ。
また、渡部昇一氏の「知的生活の方法」を読み、その中に留学先の図書館で勉強するくだりを読んでから、そのような生活にあこがれたのも大きい。
勤めてからも教材研究、教材開発の大きな味方で各地区の図書館に行かせてもらった。特に子どもたちが小さかった時には本を借りる用もあって、毎週通っていた。
それがここ数年はすっかりと通わなくなってしまった。平日は勤務終了時点では閉館になっているし、休日も億劫になっていた。
しかし、現任校に赴任してから「一度近くの図書館に行こう」と思っていた。
今まで頻繁に行っていた水沢の図書館ではない。江刺の図書館である。
数年前に新しく建てられた立派な建物であり、しかも帰り道の途中にあるという利便性。さらに、平日でも7時まで開館している。日によって違うが、早めに勤務が終了した時には何とか寄れる時刻だ。
今日、運動会関係の用事があるということで、そのチャンスになった。行ってみると、20年前に担任した子のお父さんがお勤めだった。担任時代は数回しかお話ししなかったが、自分もしっかりと覚えていて挨拶することができた。
広い館内。そして図書館独特の知的な雰囲気。とってもいい空間だった。
聞けば20冊まで借りることができるとのこと。しかも、図書館は7時までだが、2階の学習コーナーは9時まで開館している。パソコンコーナーもあり、持ち込みも可能だ。
これで「帰りの楽しみ」が増えたと思った。「図書館に通う生活」も復活するであろう。楽しみである。
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