小ネタが続々
ちょっとしたことを調べているうちにたどりついたのが、こちらのWeb。
今までもこのブログで紹介したことがあったが、改めて子どもの質問力のすばらしさに脱帽である。
そして、これは子どもたちにちょっと話してみるような小ネタにもなる。
科学でも、国語でも、日常生活でも・・・子どもたちが「おもしろい」というネタを収集できるサイトである。
ちょっとしたことを調べているうちにたどりついたのが、こちらのWeb。
今までもこのブログで紹介したことがあったが、改めて子どもの質問力のすばらしさに脱帽である。
そして、これは子どもたちにちょっと話してみるような小ネタにもなる。
科学でも、国語でも、日常生活でも・・・子どもたちが「おもしろい」というネタを収集できるサイトである。
「教職研修」9月号が自分にとって学びが大きかった。
特集が「2学期に向けて教師のモチベーションをどう高めるか」というものだが、内容自体は管理職の在り方について書かれているものが多く、自分のことを見直すものが多かった。
特に「若手・中堅教員が語る管理職への本音」は「なるほど」と思うようなものが多かった。座談会という形式はあまり読まないのだが、今回は別。匿名ということもあり、確かに本音が出ているし、さらに識者のコメントもよい。こういう座談会の記事ならもっと読みたいと思う。
また、玉川大学教授の輿水かおり氏の「学校管理職に必要なことは何か」も読み応えある。見出しを紹介する。
・自然な言葉かけと管理職 -日ごろの人間関係づくりが基盤
・行動する管理職 -「聞かせる」指導より「見せる」指導を
・苦情対応と管理職 -どっちの味方?もちろん子どもの味方
・魅力ある管理職 ー度胸と愛嬌、結局は・・・
ここの中の具体例に自分を重ねてみた。自分の勉強する方向性を学ばせていただいた感じである。
今日は自分が事務局をする仕事で、大切な授業研究会があった。
他校で講師をお迎えする立場である。
今までも何度もこのような仕事はしてきた。また、逆に講師として訪問することも同じように何度もあった。
そのような経験を経るほど、事務局としてどのような対応がふさわしいかがより見えるようになってきた。
たとえば、「講師の先生を外で待つ」ということを今まで何度か学んだ。初めての場所などでは、実に安心することだ。この夏の羽後町の研修会でもそのようにしていただき、落ち着いた気持ちで会場入りをした。
今回はそれを生かして実践した。
その他にも今までの経験を生かして準備をしたつもりだ。
さらに今回は「会場校としての在り方」を多く学ばせていただいた。特に「お客様を迎える考え方」が先生方に浸透している点が見事だった。だから、サポートが必要な時に会場校の先生が指示されなくても自主的に行動できる・・・授業や研究会での学びの他に、大切なことを学ぶことができたと思っている。
縁あって大曲の花火を見ることができた。
もともと花火好きではない。地元の水沢の花火でさえ、時々自宅近くで見る程度。そもそも、「日本一の花火大会は『それぞれの地元の花火大会』」と思っている。だから、出身県の秋田の大曲の花火が「日本一」と言われても、近くても見ようとは思わなかった。もっとも近くても会場の行き来は渋滞で大変なのであるが。
今回縁あって行かせていただいて、「やはりすばらしい!」と思った。全国の花火師の創造花火の見事さ。調べてみると、この数分のために1年間の多くをこつこつとかける花火師もいるくらいだ。
また、曲と花火のコラボがこんなにすばらしいとも思わなかった。小田和正の「今日もどこかで」をバックにした花火を見て、いろいろな思いがこみあげてきた。花火の美しさだけではなく、あれこれ思いを巡らせるすてきな時間になった。
この花火を見るために全国から70万人も訪れるというのは理解できる。「また見てみたい。他の花火大会を見てみたい」と思わせるものだった。
ふと、様々な研修会のことも思った。縁あって参加し、すばらしいと感じる。「また行ってみたい」・・・そういう縁をつくるのも大切だと。
スペシャリスト直伝!社会科授業成功の極意」(明治図書)が9月2日に発刊です。
ホームページを見ると、目次の詳細が紹介されていました。自分の社会科実践が詰まった書です。予約はこちらから。
はじめに
Ⅰ おさえておきたい! 社会科授業の基本テクニック
1 発問・指示の技術で思考を促す
(1)学習場面に適した発問を考える
(2)キー発問を考える
(3)討論を促す発問を
(4)発問を生かす指示を
2 1時間の流れがわかる板書にするために
(1)まずは社会科バージョンのレイアウトを考える
(2)資料をどこに貼るか
(3)子どもたちの考えをどのように板書するか
(4)色チョークとノート指導との約束事を決める
(5)導入・展開・まとめで何を板書するか
3 「社会科だからこそ」のノート指導
(1)ノート指導の基本技能
(2)調べ学習のノートでは情報を分類化させる
(3)まとめのノート…「指定語」を使ったまとめ+授業感想
(4)見学時のノート
4 資料の読み取りはこうしよう
(1)グラフの読み取り
(2)写真・図の読み取り
5 発言力・発表力 指導のこつ
(1)社会科での発言力不足の原因は?
(2)社会科の話し合い活動における指導
(3)様々な表現活動における指導
6 資料集をフルに使う
(1)なぜ資料集があまり活用されないか
(2)まずは資料集の構成を知る
(3)活用方法を場面に応じて知る
(4)資料集を読ませる時間を作る
7 学習参考書を授業に生かすポイント
(1)学習参考書の種類
(2)どのような目的で学習参考書を使うのか
(3)教師は「丸投げ」しない
8 学習問題を位置づける
(1)「学習問題」か,「学習課題」か
(2)授業のねらいと学習問題
(3)学習問題を出すのは導入以外でもあるのか
(4)学習問題づくりは教師主導か子どもと共にか
(5)学習問題づくりのパターン例
9 教材提示の一工夫
(1)「調べたい!」と思うような実物を提示する
(2)比較させる
(3)共通点を探させる
10 社会科用語・重要語句を大切に扱う
(1)「岩手県の上は?」
(2)「違い」を教える
(3)難解用語・曖昧用語は辞書を引く
(4)小見出しに注目させる
(5)重要語句を「覚える」活動を
11 社会科学習に重点を置いた教室環境
(1)社会科教室環境のコンセプト
(2)「タイムリーなモノ」を置く
(3)定番の掲示物を学習に生かす
(4)子どもたちの作品を提示する
(5)調べ学習のツールを常設する
Ⅱ これで授業が上達! スペシャリストの研修&教材研究法
1 社会科を中心に学ぶ
(1)社会科の指導を学ばざるを得ない環境を作る
(2)「事務局」を通しての出会い
2 私の授業参観法
(1)社会科の授業を探して参観した
3 授業を記録に残す
(1)社会科の授業力を高めるための記録化
(2)長続きする方法で社会科の授業記録を
4 「教材研究の時間」を生み出す仕事術
(1)「社会の教材研究の予定」を入れてしまう
(2)教材研究項目をリストアップしておく
(3)すきま時間で教材研究をする
(4)限られた時間での読書を生かす
5 教材研究のヒント
(1)社会科はどこにでも研究のヒントがある
(2)インターネット情報と本から学ぶ
(3)取材のノウハウ
6 「教科書研究」をしよう
(1)教科書の内容と学習指導要領を照らし合わせる
(2)違う教科書で比較する
(3)資料の掲載意図を推測する
(4)本文は何度も読む
(5)本文や資料以外の「パーツ」の活用方法を検討する
7 見学で新しい教材開発
(1)研修の施設見学で「利雪」を目のあたりにする
(2)授業プランを準備する
(3)授業「雪は大切なエネルギー」
Ⅲ 子どもが熱中!社会科好きになる「楽しい」授業づくりのポイント
1 子どもたちを授業に熱中させる~私のパターン~
2 教室に「集中教材」「ゆさぶるモノ」を
(1)教材とモノがあると……
(2)インターネットで教材探しが変わった
(3)教材カタログはモノの宝庫
(4)教材研究で見つけるモノ
(5)いつでもどこでも入手を
3 活動のミニネタで一工夫
(1)多くの学習活動を知っていることの大切さ
(2)「応用が効く学習活動のミニネタ」を
(3)学習活動のミニネタで学習技能を高める
4 ペア学習で新たな展開
(1)ペアで話し合い
(2)ペアで調べ活動
5 地図帳と仲良しになろう
(1)地図帳は3年間も活用できる
(2)4年生では「クイズ・ゲーム」+「活用ノウハウ」で
(3)5年生では「世界を知る」「統計資料を読み解く」
(4)6年生では出番を多くする
6 3年生での地図学習のポイント
(1)地図学習は3年生から
(2)授業のためのヒント
7 知的クイズを導入する
(1)クイズ導入の意義
(2)教科書からクイズ作り
(3)用語の定義をクイズにする
(4)時事ニュースやその関連内容をクイズにする
8 具体的なエピソードを挿入する
(1)社会科好きになった原体験
(2)教師が教材研究したエピソードを紹介する
(3)「視覚的に」エピソードを提示する
(4)「比較エピソード」で違いを覚える
(5)エピソードを覚えた先
9 古代研究者になって歴史を推測しよう
(1)「事実を推測する」学習活動
(2)「吉野ヶ里遺跡から戦争をさがせ」(弥生時代中期)
(3)「武人の埴輪は何を物語るか」(古墳時代)
10 特別支援が必要な子への対応
(1)資料がパッとわかるように拡大投影する
(2)本文の読み取りでは活動の手立てを細かく
(3)地図は「なぞる」
(4)個別への配慮は不可欠
Ⅳ 社会科授業を知的に! 45分間の授業をこう組み立てる
1 発問の組み立てを考えた授業~「火事が起きたら」~
(1)飛び込み授業をすることに……
(2)授業の構想と実際
(3)授業参観記より
2 違いだけではなく共通点にも着目させる授業~「北海道と沖縄県の米作り」
(1)「チャレンジ学習」という発展学習
(2)伸ばしたい力は何か
(3)組み立てのポイント
(4)実際の授業
(5)思考を深める第2課題の有効性
おわりに
プライベートの「仕事」でメールを使い始めたのが11年ほど前。
メールそのものだけではなく、ファイルが添付されてやりとりされる便利さに感謝したものだった。
特に雑誌原稿などはそれまで締切ぎりぎりの時には、速達で送っていたものだったが、メールになって締切日当日でも間に合うようになって助かったものだった。当時のそのような仕事ぶりは反省が多いが・・・。
メーリングリストで原稿や論文を検討しあうようになったのも、このころから。
たくさんのことを学ばせていただいた。
これらはあくまでも家に帰ってからの仕事。校務で実際に使うようになるのはいつだろうと思っていた。
それが今年度、システムが整っている市に入って、さっそくメールを活用させていただいている。
特にこのごろは図工の事務局、副校長会の調査担当として他とのデータのやりとりが必要。それらがスムースにできる。
家での仕事で「便利」という実感を校務でしている。
校務の情報化という点では今の地区での有難さを感じている。
志水先生のブログを定期的に見ている。
この中でも、「今日のひとこと」に、ハッとすることが多い。
最近は次のようなメッセージがある。
・元気な人が元気を与えることができる。
不元気な人は、不元気を与えることができる。
・このことを組織に当てはめると、「自分たちの心」が一番手強い。
「どうせやってもこの子ども達は・・・」と思っている意識である。
この心をもつと実は楽になる。知らず知らずのうちに怠け心になる。
・人に嫌われるこつがある。
それは、人の悪口をいうこと。
悪口は、言われた人は不愉快であるし、悪口を聞く周りの人も不愉快である。
わかりやすいメッセージであり、なおかつ深い意味がある。
自戒したい。
児童引率で岩谷堂小学校体育館に行く。
岩谷堂小は自分が2校目に務めた学校だ。7年間。自分の教員歴で一番長く勤務した学校だ。29歳から36歳まで。基礎固めが過ぎて「仕事が実に面白い」と思い始めた頃だ。
体育館に入ったら、学校の陸上や水泳の最高記録が掲示されていた。自分が担任した児童や、その頃にいた児童の名前がそこにあった。一気にその時の場面が思い出されてきた。今はもう30歳前後になっている子どもたちなのであるが、自分の中ではいつまでも小5・6年の姿のままだ。
その掲示物だけでなく、改めて体育館のあちこちを見ると思い出が次々と蘇ってきた。卒業式で子どもたちが次々と涙したステージ。バスケットゴールを見るとミニバス担当で一緒に汗を流したことを思い出した。大好きだった校歌の歌詞掲示板。
今年度、一度訪れた時にも自分が勤務した時のことをあれこれ思い出した。体育館も同じだった。
「校舎」は変わらないだけに思い出を蘇らせてくれる。タイムスリップしたいいひとときだった。
※岩谷堂小学校は現在新校舎建築中。この景色もやがて見納めと思うとノスタルジックになるなあ・・・。
定期的にチェックしているWebに愛される学校づくり研究会がある。良質な情報が常に発信されている。
「失敗から学ぶ」「黙さず語らん」「学校マネジメント考」等、いつも熟読するサイト揃いであるが、今回注目したのが、「分かりやすい学校サイト・デザイン講座」の「写真は撮るではなく、選ぶだ!」である。
もともと自分は写真についてはあまり興味がない。基本的な知識があり、仕事や日常に必要な分だけ撮れればいいと思っている。(ほとんどの人はそうだと思う)
そんな自分も「学校ブログに有効な写真」となると別だ。自分の仕事に関わりがあるとなると思わず読んでみたくなる。実際に読んでみると「動画を静止画に」「3コマで物語」というように、「おもしろそう。やってみたい」と思う。
すぐに実践するわけではないが、それでも技術は身に付きそうだ。技術もいつの間にか学べるWebである。
久しぶりにTBS「がっちりマンデー」の話題。今日は自分も宿泊したことがある「スーパーホテル」だった。リーズナブルかつ満足度が高いので、自分も年に数回は利用している。昨年までは八戸での懇親会の時の定宿であった。
そのホテルでの工夫点がいくつも紹介されていた。選択できる枕、防音装置、天然温泉、無料朝食、チェックアウトなし等、確かに自分が利用している時に「なるほど、これはいい」ということがその通りに紹介されていた。
これらは「しくみ」の工夫だ。
ただ、私が注目したのは、その中にあって「人」のサービスである。キャンセルが出そうな時の対応、キャンセル待ちの人へのこまめな連絡、丁寧なフロントサービス等々。しくみがいくら整っていても、「おもてなし」がないとリピーターはついてこないであろう。
しくみは大事。人はもっと大事である。
高校野球が終わった。
東北勢は健闘したが、光星学院は惜しくも準優勝。「ナインに地元青森の子がいない」という話だが、今は皆青森県人なのだから・・・と思う。岩手では花巻東が登場した。2年前の大旋風が記憶に新しい。今回は1回戦で敗れたが若いチームだけに来年度が楽しみだ。さらに秋田出身の私としては、能代商業の大健闘に拍手だった。地元出身(それも県内でも小さな市)の公立高校が甲子園で2勝。多くの子たちが「あきらめない」と話していたが、共感する言葉だ。
さて、昨夜のNHKに箕島対星陵の試合での星陵の元投手が出ていた。1979年。延長18回の最高試合。
自分も高校3年生だっただけに、高校野球に夢中だった。この試合も確か夏休み中だったので、終わりまでテレビにかじりついていた。まさにドラマチックな展開。いや、もうこのような試合はもうないだろうと思った。(この試合はこちらとこちらが詳しい。当時の感動が蘇った。有難い時代だ。)
さて、その星陵高校の堅田投手には強い印象を残っている。確か石川県に帰った時のインタビューだ。「これからも自分に厳しくしていきた」ということを話していた。当時、あまりにもいい加減な高校生活を送っていた自分にとって、この言葉は痛烈だった。
番組では、堅田投手が敗れた時に当時の審判から試合のボールをもらったことに触れていた。彼にとっては「宝物」だという。そして、甲子園の審判をしている今は選手に声掛けをしているという。確かに彼だからこそできる役割だと感じた。
同世代の人のエピソード。自分自身も自分にできる役割を改めて考えよう。そう思うニュースであった。
「総合教育技術」9月号の特集は「いま求められる学校チェンジ・リーダーの条件」であった。
このごろは管理職向けから、幅広い層向けの特集が多かったが、これはまさに学校経営そのもの。参考になる部分が多かった。
その中で特に印象に残ったのが2つ。
一つ目が「チェンジ・リーダー」の4つの条件。
・体系的廃棄
・継続的改善
・イノベーション
・成功の追求
今の自分の仕事を見直すことに役立った。
もう1つが秋田教授(東京大大学院)の「有能な学校」をつくる学校リーダー、五つの条件。
・学びのビジョンとシステムをつくる
・ゆるぎない信念としなやかさで先生のよさを伸ばす
・関係性を育てて有能な学校をつくる
・スクラップ&ビルドができる
・外とのパートナーシップをつくる
この中の3つ目の「有能な学校」という言葉に興味をもつ。「学校組織を有能にしていく」というように、教員同士の関係性を育てることがポイントだ。これもまた自分の仕事のヒントになった。
2学期開始。
子どもたちの声が響き渡った。やはり子どもがいるからこそ学校である。
今年度の夏休みはわけあって、子どもたちは学校に来る機会が限られた。
それだけに久しぶりに来た子どもたちは本当に嬉しそうだった。一番早く学校に来た子は、何度も1階と2階を行き来して、他の学年の子ともあれこれ話をしていた。
始業式。各学年の代表の6人の子たちが発表。
この作文がとてもよかった。各学年の発達段階に合った内容。さらに一人一人の表現がとてもよい。
最高学年の6年生の子は原稿用紙を見ずに暗唱してきた。子どもたちのがんばりがわかると本当に嬉しくなる。
始業式後は水泳記録会の表彰。自分の書いた賞状が子どもたちに渡るということで、このような子どもとの関わりも大切だと感じる。
その後は管理職としての仕事が続いたが、出勤してからの「子どもたちがいる学校」は、やはり違う。2学期が楽しみである。
今日で夏休みが終了。
遅く始まり、早く終わるのが岩手の夏休みである。今年は震災の影響で1学期が遅いスタートだったので、今日から始業式の学校も多い。本校は22日間。
今年の夏休みは例年以上に校務に時間を注いだ。「すべきこと」と「したいこと」がいくつもあり、それらに取り組んだ。その点では充実していたし、明日からの2学期からの職務もスムーズにスタートできそうだ。
限られた機会ではあったが、講師1回と研修会に3日間参加。講師役はやはり自分の勉強になるとつくづく感じる。研修会では社会科と教育の情報化の視点を広げるのに役立った。いくつかの原稿も執筆。連載原稿では編集者さんを交えて検討会&懇親会。顔を合わせることのよさを感じた。その他にターゲットを絞っての勉強も継続的に行った。
こう振り返ってみると「走り続けた」まではいかないが、「歩き続けた」夏休みだったと言えよう。今までの夏休みでは、「充電」と称しつつ「放電」になってしまう日々があったが、今年はそのような日もなかった。
ただ、読書は少なかった。この点は反省。
さて、明日からは2学期。新しい日々である。
新刊本のお知らせです。
「スペシャリスト直伝!社会科授業成功の極意」(佐藤正寿著 明治図書)が9月上旬に発刊となります。
こちらのWebに予約のお知らせが掲載されています。
以下、紹介文です。
■子どもが熱中する社会科はこう作れ!目から鱗の秘訣が満載
エキスパートが成功する授業づくりの極意を伝授する「スペシャリスト直伝!」シリーズ社会科編。授業の基本テクニックからスペシャリストの教材研究法、子どもが社会科好きになること間違いなし!の熱中する授業づくりまで、モデルや具体例を豊富に入れて解説しました。
正式に購入できるようになりましたら、改めてお知らせします。
毎月購読している雑誌から。今回は特集で興味があるものが多かった。
「社会科教育」9月号
特集が「社会科重要語彙定着のオモシロ逸話集」。社会科で使われる用語の由来等がたくさん。このようなエピソードと一緒に学べば自然と知識も定着するだろう。
「国語教育」9月号
特集が「好かれる国語教師の条件」。国語教師ならではというものもあり、「これは国語教師に限らず・・・」というものもある。思わず「好かれる社会科教師の条件」についても思わず考えてしまった。
「楽しい算数の授業」9月号
特集が「一日10分でできる 算数授業準備術」。思わずタイトルに目を奪われた。あくまでも「準備術」である。「教材開発術」ではない。小学校教師なら限られた時間で準備をしなければいけない時がある。その点でヒントにな原稿が多かった。社会だったらどうか・・・この点でもヒントになった。
ビジネス書を久しぶりに購入しようと思って本屋に行く。その前にビジネス雑誌コーナーで気になる記事をチェックしようとしたら、眼に入ってきたのが こちらの雑誌。「できる人の仕事習慣」ならよく見るが、「残念な人の仕事習慣」というのはインパクトがある。薄いが別冊ということで、ちょっと高めの雑誌。でも十分なくらい今の自分にとってヒントとなることがあるものだった。
ソフトバンクの孫社長の「後継者に教えたい25文字」をはじめ、「がんばらねば」と思うようなものがいくつもあったが、その中で「トヨタウェイ2001の行動基準」は今の自分にぴったりと来た。
1 現場に行って問題を見つけなさい。
2 問題にすぐ取り組んではいけない。大きな視野でもう一度見つめ直しなさい。
3 本当に大事なことなら横に展開しなさい。
4 問題を見つけたあなたが決断して実行しなさい。
5 粘り強く最後までやりとげなさい。
6 トヨタの源流である最も効率的な仕事のやり方、業務プロセスを日々考えてください。
7 部下があなたに挑戦してあなたの作った業務プロセスを改善するような風土を作ってください。
8 一人の部下に対して真剣に立ち向かいなさい。
9 部下の業績を評価して、結果を部下に伝えなさい。不十分なところの原因を考えさせ、指導しなさい。
10 尊敬され、人望のあるリーダーになってください。
同じ記事の中に、「上司のどんなところに不満を感じていますか」という記事があり、「指示や命令の内容が不明確」「仕事のやり方を教えてくれない」「意味のわからない仕事をさせる」がトップ3だった。先の行動基準で上司が動けば、このような不満は確かになくるなるだろうと感じた。
こちらのサイトより
1 お盆とは
お盆は亡くなった先祖の霊を家に迎い入れ、供養する行事です。八月十三日~十六日に行われるのですが、地方によっては七月のところもあります。
先祖の霊が帰ってくるということで、様々な行事が行われます。お墓参りをするだけではなく、多くの親戚の人たちと会う人もいることでしょう。先祖がいなかったら、自分はもちろん、家族や親戚の人たちも生きていません。改めてその先祖に感謝する行事と言えます。
2 迎え火・送り火、きゅうりとなす
お盆で先祖を迎える時には、家の前で「迎え火」をたきます。燃やしたけむりに乗って先祖の霊が家に戻ってくると言われています。また、お盆の最後の日には先祖に帰ってもらうために「送り火」をたきます。「灯篭(とうろう)流し」といって、川に灯篭やお供えものを流す行事をありますが、この送り火の行事の1つです。
ところで、お供えものの中にきゅうりとなすにマッチ棒やわりばしなどで足を付けたものを見たことはありませんか。これは先祖の霊があの世とこの世を行き来するための乗り物としているものです。
きゅうりは馬のかわりとされ、「早く家に帰ってくるように」という願いが込められています。なすは牛のかわりとされ、「少しでも遅く帰るように」「お供え物を持っていってもらうように」という願いがこめられています。
3 お盆に帰省し、盆踊りに参加する
お盆の間は親戚などに帰る人もいることでしょう。テレビなどでは、混雑する新幹線や渋滞の高速道路がよく映し出されます。「混雑するのなら別の時期に移動すればいいのに・・・」と考えるかもしれませんが、お盆の時期に先祖の霊を供養するわけですから変更はできませんね。昔は、田舎から働きに出ていた人もお盆と正月だけでは帰ってきていたものでした。それくらいお盆は大切にされてきたのです。
このお盆の間に「盆踊り」に参加する人いるかもしれません。これも、もともとは先祖の霊が帰ってきているうちに行う行事でした。今は踊りを楽しんだり、地域の人と仲良くなったりすることが目的となっているところが多いと思います。それはそれで大切なことですね。
美しい文字を書ける人を見て、本当に羨ましく思う。
小学校時代から文字を書くのは苦手だった。中学校、高校になっても上達はしなかった。大学で教師になるのならと少し意識していたが、それでもなかなか上達しなかった。
ところが教師になったら、そうは言っていられない。初任当時はパソコンはもちろん、ワープロ自体が普及していなかった(購入したのは教師になってから2年目の1986年)ので、児童名簿、起案文書、学習指導案等、すべて手書きだった。それは自分の字を上達させるのには役立った。
1年生を担任した時には、板書の文字もかなり意識して書いたので、この時にも勉強になった。
さて現在。日常のほとんどの文書はパソコンになり、授業での板書の機会も減った。自分自身が苦手なものをする機会もすっかり減ったのであるが、この夏休みに水泳記録会の賞状を書くことになった。記名だけではなく、学校名、学年、種目名、記録、年月日等、けっこうな量である。それが二十数枚。
苦手といえども、自分の仕事なら全力を尽くさなければいけない。上手な人ならスラスラと一気に書くのであろうが、自分は別。手本をパソコンで作成し、見ながら練習。
さらにこちらのようなサイトでこつもいくらかつかむ。(確かに迷いがあるとさらに文字が乱れる場合がある。)
文字を書きやすくするために、鉛筆で線を引く・・・・等、事前の準備には時間をかけた。
着手までちょっと時間がかかったが、この準備のおかげで本日、かなりの時間をかけて仕上げた。
1枚1枚を丁寧に心を込めて書いたつもりである。終了時点では、ボーっとした感じ。なかなかこういう経験は少なくなった。時にはこういう経験もよい。
夏休みに入って、工事関係あるいは点検関係の業者さんとの対応が多い。
今年は特にも本校の事情でそうなっているわけであるが、接して思うのはその仕事のプロぶりである。
・正確さ
・時間内に仕事を終える
・ちょっとした違いを見逃さない
・仕上げるまで責任をもつ
・対応が笑顔
等々、本当にすばらしいと思う。しかも、岩手でも今は真夏。毎日33度、34度の気温が続く。
工事関係者の方が作業を終え、挨拶に来るの時のシャツは汗で全身濡れていた。職員室内でディスクワークをしていて「今日も暑いなあ・・・」と言っていた自分が恥ずかしくなった。
ところで先の仕事ぶりは自分にもあてはまる。自戒しなければいけない。
とある原稿が締切間近。
しかしながら、切り口が今一つ。新しい情報はないかと探す。いつものパターンである。
ネットで探したら、自分が購読している雑誌のバックナンバーにヒントがあることがわかった。
ただ、雑誌に関しては保存方法がいい加減なので、こういう場合には簡単に見つからない。
ということで、電子書籍で購入した。探していた情報のヒントも見つかり助かった。若干の出費にはなるが、時間を節約できたことを思えば有難かった。
この電子書籍のシステムはもう5年ぐらいになろうか。紙媒体の雑誌は購入しているのだが、それでもこのように時々役立つ。
ましてや、廃刊になった雑誌や購読していないが、過去の情報が欲しいという人にとっては、有難いシステムであろう。過去の時代ではできなかったことである。
明治図書のWebにはさらにデータベースのしくみがある。これも役立つ。
こちらのサイトより
1 世界に誇れる技術
「夏の思い出は?」と聞かれて、「花火」と答える人も多いと思います。全国各地で花火大会が開催され、色とりどりの花火が空いっぱいに広がります。思わず「きれい!」「美しい」とつぶやいてしまいますね。
花火は外国にもありますが、日本の技術は世界に誇れるものと言われています。
・大きな丸い形で、様々な色をつけて大きく開く。どこから見ても丸く見える。
・一つの円だけではなく、二重、三重の円になる
・色が途中で変わる
日本の花火であれば当たり前と思われるようなこれらの技術は、外国では当たり前のものではありません。昔から代々受け継がれてきた技術が今も進化して、日本の誇れる花火になっているのです。
2 花火の歴史
日本の花火は今から四百年前に、外国の花火名人が初めて披露したと言われています。最初は将軍や大名など、位の高い人の間で広まっていましたが、やがて年中行事になりました。食料不足や伝染病で多くの命が失われているような時代に、その時の将軍が亡くなった方の霊を弔うために、お祭りを行い、その余興で花火を打ち上げましたのです。これをきっかけに、その祭りで毎年花火を打ち上げることになり、人々の間で花火を見ることが広がったということです。
花火が人々の間に広まると共に、最初は赤色の火の玉が上空に上がる程度のものだったのが、花火師の登場により大規模なものに代わって来ました。今から百年ほど前には、色とりどりの花火が打ち上げられるようになりました。
職人さんの手で昔から高い技術が日本の花火を支えてきたのです。
3 「たまや~」と言うのはなぜ?
ところで、よく花火を見て「たまや~」「かぎや~」と言いますね。これは、江戸時代の花火師の「玉屋」と「鍵屋」がもとになっています。花火大会で二人の花火師が技を競い合い、人々が「たまや~」「かぎや~」と声をかけあっていました。ところが、玉屋は大火事を起こしてしまい、花火はできなくなってしまいました。それでも、当時の掛け声がそのまま現在まで引き継がれているのです。
2カ月に1回の定例の研修会。36回目。年に6回なので丸6年通い続けていることになる。年に1回ぐらいは行事等と重なって欠席のことがあるが、自分にとっては最優先の研修と決めている。
「学校紹介」「実践・研究・業務発表」「模擬授業」といった聞きたい内容であることが一番の理由であるが、同時に「人から学ぶ場」でもあることが大きいからである。
今回もそうだった。
・震災後のことを心配してしてくださる先生方
・岩手に震災関係で入る先生方
・新しい実践を積まれている話
・教師から真摯に学んでいる学生さん・・・等
参加すると自分の立ち位置を見直し、「気分を新たにがんばろう」といつも思う。今回は特に要職にありながら大学院に通われている先生から、詳しいお話を聞くことができた。ハードな日々の中にも充実感あふれる言葉を聞いて、「自分なりに学ばなくては」と感じた。
今日で3日間の研修は終了。1日の講師役を含めると研修週間は終わりである。エネルギーを蓄えられた充実した1週間であった。
研修2日目。
今日はこちらの研修会。
昨日は社会科、本日は情報と自分が今後も深めていきたい分野について学ぶ。本日は特に堀田先生の講演と講義なので見逃せない内容であった。テーマに沿った学びができたことは言うまでもない。
しかしながら、学びはそれだけではない。
講演やワークショップの方法についてもずいぶんと学ばせていただいた。
今までも何度もお話は聞いている。
しかし、その都度テーマや対象、規模が異なる。
それにフィットさせて聴衆を引き込んでいく、あるいは参加者に満足感を与えていく術は実際にライブで感じなければわからない。本当に有難い学びであった。
社会科の研修会は数多くある。
しかしながら、自分自身は今まで数えたほどしか出たことがなかった。県や地区の社会科教育研究会が多くの学びの場であった。
しかし、新しい学習指導要領で今年から社会科の実践も行われていることもあり、こちらの研修会に参加した。一番の目的は現教科調査官と前教科調査官の話。気づけば一度もお聞きしたことがなかった。
自分が参加する研修会では授業方法等がメインになることが多いが、今回の話は「社会科で何を教えるのか」「社会科学力のキーワードは」といった根本的な内容で、その面での情報がほしかった自分にとっては有難い研修であった。
自分が「学びたい」という研修に出ることが一番であるが、「今の自分に必要なもの」という視点でふだんと違う研修を受けることも大切だと感じた。
現任校に赴任してから、十数年前まで近隣の学校にいたため、かつて縁があった人たちと再会することがある。
何とも嬉しいことである。
しかしそれは、「ドキッ」とすることにもなる。
「まさとし先生!お久しぶりです」と外勤先で声をかけられた。
顔を見ると、その勤務先で働く二十代の女性。見たことはあるのだが、パッとは思い出せない。
ただ、年齢からすれば間違いなく2校目に縁があった時の子には違いない。
こういう時は本当に「ドキッ」とする。記憶クイズを試されている感じだ。
さすがに担任した子たちは一人一人しっかりと覚えているので担任した子ではないのだが、「十数年後となるとかなり変わっているかもしれない。」とふと思った。
そんな中で「わかりますか?」と聞かれたので、さらに焦る。
「岩小を卒業してから何年経つかな・・・」というように雑談しているうちに、やはり担任ではないことがわかる。さらに言えば担任した同学年でもなかったことがわかった。
こうなるとホッとして当時の担任の先生たちの思い出話や、その先生方の近況をあれこれ話す。
それにしても子どもってすごいなあ(もう大人だけど)。
担任でもない、しかも同じ学年の先生でもない、クラブ等を担当してわけではない・・・そんな先生のことも、名前も十数年たっても覚えているんだ。これも一つの教師冥利かもしれない。
夏休みといっても、それは子どもの話。
教職員は当たり前だが通常通りである。
それでも夏休みは研修・読書等、見識を広げるチャンスが多くなる。学期中よりも体力がきつくないのも有難い。
さて、偶然であるが、ランダムにテレビ番組を切り替えていたら、「放送大学」の番組に知っている方がデジタル教材を紹介していた。
「おおっ」と思って、ネットで検索してみると、夏休み中には「教育における情報メディア」に関わる特別番組があることがわかった。さらに詳しく見てみると、学校図書館、最新の教育事情等、興味のある番組に著名な研究者や教員が出ることもわかった。
勤務時間の関係で見られないものもあるが、朝早くや夜も番組を行っているのも放送大学の特色だ。学びを広げるいい機会だと思って、視聴できるものは見ていこうと思う。
我が家は地元ケーブルで視聴できるが、5年ほど前に導入した理由も「放送大学も見られるから」ということも思い出した。
ちなみに番組表はこちら。
縁あって秋田県の羽後町で話をする機会をいただいた。
秋田県では、今、「“「問い」を発する子ども”の育成に向けて」をテーマに学力向上に努めている。今回の役目もこのテーマであり、私なりに「価値ある教材+精選発問」「質問力を鍛える」「土台を作ろう」の3点について提案させていただいた。
講師役ではあるものの、こういう研修会に参加すると学ぶ点がたくさんある。
今回もそうだった。
・ベテランの先生方の「学ぼう」という雰囲気
・お招きいただいた会長さんの企画力
・私と別に提言された先生の教材開発力
・地区の研修会のシステム・・・等々
確かにこのような先生方なら「学力日本一」の教育を作られるだろう・・・そう感じた。
ちなみに秋田は私の生まれ故郷。大学卒業+1年間いた地だ。先生方と雑談しながら、知っている先生方の話題も弾んだ。講師役もしつつ、学び、思い出にも浸った研修会だった。
※研修会で紹介された「あきたのそこぢから」からも学べる。(6MBのファイルです)
Recent Comments