他国の教育を参観できた幸せ
本日参観した研究会で、初めて経験したことがあった。
それは韓国から多くの視察団の方が来校されていたことだった。私と同時に校内に入った時に、「ずいぶんラフな格好で授業参観されるんだなあ・・・。」と思って、首から下げている名札を見たらハングル語だったのである。
控室では担当の方がハングル語で説明をする。日本人の参観者の方が少ないので、ちょっとした異国気分であった。
その様子を見て、もう20年近く前に行った自分のアメリカ研修のことを思い出した。研修団自体は日本各地から24名集まったのであるが、配属された学校にはたった一人。1カ月、その小学校にホスト先の家から通った。
「一斉授業の指導力」という点から言えば日本の方が優れていると思ったが、違う授業カリキュラムという点では大変参考になった。総合学習、パソコンを使った授業、図書館の検索システム、麻薬防止授業、そしてゲストティーチャ―の授業・・・。その頃、「アメリカで行っていることは、10年先、20年先、日本でも行われる」と言われて、「本当かな・・・」と思っていたが、全くその通りであった。
そういう点では、「先行的な実践」というものに、自分自身の興味が高まった研修であった。
さらに、私自身はホストファミリーと話をしていて、日本のよさをよく知らない、うまく説明できない自分に気づいた。それが、「地域のよさ・日本のよさ伝える」という自分のテーマにつながった。若い時に、このような研修ができた幸せを感じるのみである。
ちなみにその時のことを記したサイトはこちらである。
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