「日本の音」を伝える
本校には「お話朝会」というのが月に1回行われる。
先生方が交代交代で一人年1回、話をするものだ。趣味の登山の話をする先生がいたり、マジックをする先生がいたりと、なかなかおもしろい朝会である。
今月は自分の番。時間は限られている。何をしようか・・・と思って考えたのが、「日本のよさ」である。各学級に補欠授業で入る時もよくあるので、全校に対して一斉にできるのはやはり自分が一番子どもたちに伝えたいことにしようと考えた。
選んだのは「日本の音」。これは授業でも部分的にしか導入したことがない。初めてだ。選んだ理由は、1~6年まで全員が集中できそうだからだ。そしてネタ元はこちらのサイト。この中から、岩手の「南部鉄器の風鈴」と北海道の「流氷」を選んだ。あとは私の故郷の秋田から「なまはげ」を追加し、3つの音を聞かせることにした。音自体はネットですぐに見つかった。
あとは構成をクイズ風にするだけ。簡単そうな順に南部鉄器→なまはげ→流氷とする。クイズの後は象徴的な写真1枚と私の話という形だ。
子どもたちの集中度は抜群だった。「音のクイズだから静かに聞いてね」と言ったら、本当にシーンとした中で聞いていた。風鈴、なまはげはすぐに子どもたちはわかった。特徴的な写真に子どもたちも興味をもった。流氷はなかなか当たらない。確かに聞いたことがない音。「バイク?」「風の音?」等、様々出てきた。ヒントを与えて、ようやく正解が出てきた。初めて聞く音に子どもたちも興味をもったようだ。
終わった後、先生方からも「おもしろかったですね」というコメントもいただいた。今回はミニ教材開発もした形になった。やはり教材開発は楽しいものである。
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