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March 2012

2012.03.31

今年度の反省2

昨日と同じように今年度の反省である。

4 社会科授業にこだわる

・授業自体は研修会での模擬授業、取材授業(これは来月か再来月公開されると思われる)と限られていた。待ちの姿勢ではなく、積極的に実践を重ねていかなければと反省。

・講座、講演等も数回、自分の社会科授業について話す機会もあった。社会科の単著を表したことで、自分の実践が話しやすくなったと思っている。

5 地区での研究会に貢献する

・何といっても、県造形教育大会(24年度)の事務局を拝命したことが大きなこと。事務的な仕事、各種研修会への参加、研究部の話し合い等、多くの仕事に参画した。本番は24年度。

・奥州ではないが、一関地区の社会科教育研究会の学習会に混ぜていただいた。30代の先生方がスタッフの研究会は新鮮であり、自分にとっての活力になっている。

6 「地域のよさ・日本のよさ」を発信する

・今までまとめたものを6月にWebとして発信できた。アクセス数はまだ8000ほどであるが、このブログのメインテーマにつながるものであり、大切にしたいテーマである。

来年度の構想は明日。

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2012.03.30

今年度の反省1

今年度もあと2日。
毎年恒例であるが、今年度を簡単に振り返りたい。大震災と転勤が重なり、5月1日の目標設定であった。

1 故郷岩手での復興のために「できること」をする

・自分にとってできることは自校での取り組み。環境整備等のための仕事に時間を注いだ。子どもたちにとっての学習環境確保は不可欠なこと。その点では自分の立場でできることをしたと言える。また、本校の復興教育についてのプランもできつつある。来年度に向けての布石も打てた。

・自分が被災地岩手の教員ということで、大震災や復興に関わって執筆の機会を何度かいただいた。これも自分の「できること」の一つであった。

2 現任校での「副校長実践」を行っていく

・学校評価、教員評価、まなびフェスト、コンプライアンス等々、携わるべき仕事に力を注ぐことができた。また、市の教育研究所のレポート、副校長会のレポートづくりも実践に入るであろう。

・転勤2年目の来年度だからできることがあると思っている。

3 執筆活動を継続・充実していく

・単著を9月と2月に発刊させていただいた。どちらも22年度までかなり執筆していたものなので、その仕上げや後半部分を書いて発刊にこぎつけた。社会科本は7ケ月で4刷となっている。

・小4教育技術誌のグループ連載を無事終えた。グループ全体としての力も高まったと思う。

4 社会科授業にこだわる
5 地区での研究会に貢献する
6 「地域のよさ・日本のよさ」を発信する
・・・これらについては明日。

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2012.03.29

ピーチ社長

テレビや新聞で最近航空会社「ピーチ・アビエーション」の井上社長さんが取り上げられている。
「がっちりマンデー」やNHKニュース、そして朝日新聞でも大きく取り上げられていた。関西空港発着なので、自分自身が乗ることはないのであるが、これだけ話題になるとやはり注目してしまう。どれも、当たり前ながら「格安」という部分が強調されている。

ネットで調べるとこちらの番組でも扱っていた。
新聞によると、最初に客が求めている運賃を決め、それを実現させるために削減できるコストをどんどんと切りつめていったという。カウンターは自動化、座席と座席の間を短くして席を増やす、不便だが乗り場は賃貸の安いところ、待合室も豪華ではない。機内食や飲み物、手荷物、シート予約は有料であるが、不必要な人にとっては有難いであろう。
確かに、あれこれサービスを計算していってそれが運賃に跳ね返るのであれば、どんどんとコスト高になるのは目に見えている。
この発想は自分の仕事術も生かせそうだ。

ただし、航空会社の信頼の生命線である「安全」にはコストを投入している。飛行機は新たに製作したものだし、パイロットの人件費にもおしみなく投資している。これも自分自身の仕事のしかたの参考になる。

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2012.03.28

自分の経験が生きる?

朝日新聞にこちらの記事が出ていた。
岩手は少子化による小規模校が確かに進んでしまっている。先日本校のPTAを15年間された方が、PTA送別会のおりに、「最初にPTAになった時には百数十人の子たちがいたが、だんだん減ってきて・・・」と話されていた。確かに今年度は全校児童52名。来年度はさらに少なくなる。

この記事の中で、「おっ」と思ったのは小中一体の授業というところ。前任校は、小中併設校であった。これは校舎や教員数の関係が大きかったのであるが、同じ校舎に一緒にいることによって中学校と小学生が合同で取り組む場面が数多くあった。すでに、この構想である「小中一体」を私自身が経験できたのである。
思えば今までの赴任校の規模は様々だった。

・初任校・・・学年2クラス
・2校目・・・学年3~4クラス
・3校目・・・学年1クラス
・4校目・・・学年4クラス
・5校目・・・複式(3・4年と5・6年)

そして現在は学年1クラスである。
どのような赴任地に行ってもそれらはよき経験である。逆に言えば、「強み」になるようにしていくことが大切だと思っている。

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2012.03.27

「ママノート」に連載

昨日紹介した保護者向けサイト「ママノート」に連載が始まりました。紹介ページはこちら

1回1回が短い記事ですが、保護者の不安や質問について私なりの考えを述べています。1回目は「落ち着きのない子」についてです。
不定期ですが十数回は続くはずです。気軽にお読みくだされば幸いです。

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2012.03.26

保護者との信頼関係を築く

保護者向けのこちらのサイトに「担任の先生と信頼関係を築くには?」というテーマが掲載されていた。

① 先生に感謝を伝えたりたくさんほめたりして信頼関係を築く
② 問題があったとき、本題から入らない
③ 懇談会で先生の顔を見ながら話を聞く

この3つがポイントとして掲載されていた。
実はこれ、「保護者の方と信頼関係を築く」ポイントでもあるのでは・・・と思った。

① 保護者に子どものよさをたくさんほめて信頼関係を築く
② 問題があったとき、本題から入らない
③ 懇談会で保護者の顔を見たり、うなずきながら話を聞く

保護者向けのサイトであるが、教師(特に低学年担任)はヒントになるところが多い。

これは学研のサイトであるが、学研関連サイトで「全国工場見学ナビ」というものもあった。
岩手は少ないだろう・・・と思っていたら5件もヒットした。くずまき高原牧場は町づくりの勉強として一度見てみたいと思っている。

 ※なお、ママノートのサイトには私も関連している。関連情報が出たら改めて報告したい。

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2012.03.25

「どの子も「安心」できる学級づくり・授業づくり」

田中博司先生の単著「どの子も「安心」できる学級づくり・授業づくり」を読ませていただいた。

田中先生と初めてお会いしたのは2005年の授業づくりネットワーク福島大会だった。自分の講座に参加されたのだった。さらにいろいろな研修会でお会いしており、先日の東北青年塾の講座にも参加されていた。懇親会の場で、拙著のことを話題にしてくださり、嬉しく思ったものだ。特別支援教育に造詣が深く、地元では講師等をされている。だから、今回の単著発刊も満を持してのものと想像する。

実際にこの本は、田中先生が今まで特別支援教育関係に取り組んだ内容が満載である。たとえば、「どの子も落ち着く教室環境の工夫」では、掲示物や表示物、空間づくりが写真でわかりやすく説明されている。
さらに「どの子もあたたまるヨコのかかわり」「どの子も傷つかないタテのかかわり」というように、「あたたまる」「傷つかない」というキーワードを軸にした学級づくりの方法は学級づくりの重要な視点である。
授業づくりの方法についても、今まで授業づくりネットワークで学ばれてきた田中先生ならではの視点が貫かれている。
「どの子も」という題名に表れているように、特別支援が必要な子だけではなく、それ以外の子たちの学級づくり・授業づくりに役立つ1冊である。

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2012.03.24

紅白幕の由来

3月後半は修了式、卒業式、離任式と大切な儀式が続く。
そのための練習も多いであろう。
礼や証書のもらい方といった作法を、こういう時に学ぶのは実に大切な機会だと思う。
自分も担任時代、重視して指導をした。この時に注意しなければいけないのは、形だけではなく、その意義や由来も合わせて教えることだと思う。
今の立場では、そのための情報提供だったら先生方にできる。少しずつ発信していこうと思う。

ところで、先日ふと思ったのが「紅白幕」についてである。その由来については、こちらにある程度書かれている。ちょっとしたエピソードを子どもたちに伝えるだけで、子どもたちの興味も変わってくるであろう。

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2012.03.23

マネジメントは手法

 「教職研修」4月号の特集は「改めて学校管理職に求められるマネジメントを問う」だった。読み応えがあった。その中で一番参考になったのは、「マネジメントは信仰ではなく、手法である」というもの。

確かにいつの間にか、マネジメントが目的化して、制度やルールを運用することばかりに力を注ぐことになってしまう。本来であれば、教職員の意欲向上をすることが大事なのだが・・・。
そこにも「マネジメントの限界を知り、手法として使いこなしていくことが必要なのだ」と書かれていた。同感である。
そして、このことは学校経営だけではなく、実は学級経営でも同じではないかと思う。

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2012.03.22

4月号の雑誌から

4月号。デザインがリニューアルされたものもあり、新鮮さを感じる。

■「授業力&学級統率力」4月号(明治図書)
特集は「成功する教室開き 1週間の定石・布石」。4月号ならではの特集である。特別支援を意識した内容の原稿が特に参考になった。自分自身は教室開きをするわけではないが、担任の先生方のヒントになる情報を提示できればと思う。

■「社会科教育」4月号(明治図書)
特集が「教科書の変化に対応 指導の変換点39」。新しくなった教科書(小学校は昨年からだが)の変化に対応する1冊になっている。それにしてもこのような内容をよく思いつくなあ・・・と企画の腕に感心。

■「小4教育技術」4月号(小学館)
昨年度グループ連載をしていたので、今年度の学級経営の連載に注目。特集で30ページ近くを「学級開き」「4月の学級経営」に割いている。基本的なものをおさえるのに参考になる。

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2012.03.21

「かもめの玉子」

本屋に行ったら、「SAPIO」誌の「震災復興に尽くした100人の物語」のタイトルが目に入った。
消防団員、警察、自衛隊といった人たちはもとより、一般会社員、自営業、ボランティアスタッフなど、市民の皆さんの復興物語である。
岩手の人たちも多く登場している。新聞等では今までも様々読んではいるが、雑誌としては自分自身は購入していない。さっそく購入。(アマゾンはこちら

この中で銘菓「かもめの玉子」の話が出ていた。前任校での大船渡出身の同僚が、震災直後に戻った時にこの「かもめの玉子」に助けられた・・・ということを離任式で話していた。
非常時でしかも自分たちの会社も被災したのに、配付した「かもめの玉子」25万個。避難所にいた人たちをどれだけ勇気づけただろう。
こういう物語も忘れずに何かの機会に伝えていきたいと思う。

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2012.03.20

簡単点数評価

娘の大学のシステムの一つにGPAがある。
簡単に言えば成績の平均評価値である。ただ単に単位がAだった、Bだったというより、こういうように数値に示されるしくみの方が確かにトータルで見た時にわかりやすいのかもしれない。
Aが4、Bが3、Cが2、Dが1という点数配分のようだ。
このような平均は学校経営の評価や、保護者アンケートの評価でも使うことが多いであろう。

これで思い出したのが、簡単点数評価である。確か上條晴夫氏の本に書かれていたと記憶する。

その日の授業を「今日の授業は5である。なぜなら・・・」と子どもたちの感想に書かせる。その数値を平均すると、簡単な授業評価が可能ということである。

自分も学習ゲームの評価の時によく使った。子どもたちにとって好評の学習ゲームが数値で具体的に示され、よくわかった。(計算も「5の人、はい7人」というように挙手してもらって数えたので、それほど時間はかからない。)
このように特定の分野で試してみるのもおもしろいであろう。

それにしても大学の単位表を見て、自分のことで思い出したことがあった。
必修だった「ピアノ」の単位である。音楽が大の苦手だったし、ピアノの先生は厳しかった。採用試験があるからであろう。
3年生からの履修だったが、アルバイトで練習時間不足もあり単位を落とし、4年生で何とかぎりぎりの「C」で単位をもらうことができた。どの単位よりもこのピアノの「C」が一番嬉しかった。

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2012.03.19

年によって日にちが変わる春分の日

今年は春分の日が明日3月20日です。
その小話です。

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1 今年は三月二十日?二十一日?

 春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ」日です。毎年三月二十日か二十一日ごろです。
 「えっ?日にちが決まっていないの?」と思ったことでしょう。そうです。ある年は三月二十日で、次の年は三月二十一日ということがあるのです。ちなみに、二〇一一年から二〇二〇年までは、「三月二十日が春分の日」が五回、「三月二十一日が春分の日」というのも五回です。
 どうしてこのようなことになるのでしょうか。それは太陽が春分点という点を通る時を「春分」としており、その日を春分の日としているからです。そして、それは年によって違うのです。

2 昼と夜の長さは同じ?

 よく春分の日は「昼と夜の長さは同じ」と言われています。これは九月の秋分の日も同じです。
 その前に「昼」はいつからいつまでなのでしょうか。みんなだったら「朝の次」と答えるでしょうが、この場合には「太陽が出ている時間」になります。
 正しく言えば、「太陽の上の部分が地平線上に一致した時間」から、「太陽の上の部分が地平線にすっかり沈んだ時間」までです。これを「日の出」「日の入」と言います。
 このようにして計算していくと、ほぼ同じではあるのですが、昼の時間の方が夜よりも少しだけ長いそうです。

3 「暑さ寒さも彼岸まで」

 春分の日の前の三日間とその後の三日間の合計七日間を、「彼岸(ひがん)」と言います。
 よく「暑さ寒さも彼岸まで」と言われます。冬の寒さも薄らぎ春らしくなり、過ごしやすくなると昔から言われてきた言葉です。寒さの厳しい北日本でも、降雪や凍結が春分の日の前後では違うという観測データも出ています。
 「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」の通り、春の暖かさにどんどんと生物が育っていきそうな予感する時期ですね。皆さんも、学校からの帰り道に「春」を探してみてください。

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2012.03.18

最近の読書から

■「危険な学校」(畑村洋太郎著 潮出版社)
「失敗学」で有名な畑村氏の本。毎年学校で70人ぐらいの子が死んでいるという事実。天窓落下事件などは衝撃的だった。この本では「危険学」を提唱している。学校管理という役割が自分にあり、そのための視点を広げるに参考になる本だった。昨年の大震災の直前に執筆された本であるが、津波避難のことについても強く提言している。まさに「提言」である。

■「周りの子とのかかわりを生かした教室で気になる子への手だてとヒント」(小学館)
このごろようやく特別支援教育関連の読書が増えてきた。もっと早く読んでおけば・・・と思って反省している。この本は、具体的な支援の実際が参考になる。「入学式・卒業式で落ち着かない」「運動会についていけない」「こだわりが強い」等、「確かに・・・」という事例への対応がわかりやすい。編者のお一人の黒川君江氏はこちらの連載を読んできただけに、関連キーワードがどんどん入ってきた。

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2012.03.17

小規模校・大規模校 それぞれのよさ

本校の卒業式が昨日終わった。
子どもたちが一生懸命に取り組んだ卒業式だった。
小規模校である本校は、今年は10名の卒業生。呼びかけは、一度だけではなく何度も出番がある。そして10人での合唱。実に心がこもっていた。
保護者主催の「卒業を祝う会」も、子どもたちと担任とのすばらしい様子が伺えて嬉しかった。
小規模校のよさも随所に見られた。

自分自身が経験した6年担任時は大規模校が多かった。それはそれで、大規模校ならではのダイナミックなものになったと思う。

そんな中、前任校から寄稿した卒業文集が送られてきた。複式校であるこちらは7人の子たちの卒業。それでも100ページ以上の文集だ。写真も文も工夫したコーナーにも、子どもたちが何度も登場する。これも小規模校ならではの文集。

小規模校にしても、大規模校にしてもそれぞれのよさがある。卒業式シーズンになると特にそのことを感じる。

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2012.03.16

今年の通信

今日は卒業式。
そして本校の1年間の最後の登校日である。
6年生の担任の先生をはじめ、先生方がそれぞれ通信を発行されていた。

私自身も担任時代は学級通信にはこだわりがあり、「基本的には日刊」という年度が多かった。担任最後の4年間はほぼそうであった。プラスしてブログと仕事日記も日刊だった。いろいろな仕事をしながらも、「これらを欠かしてはいけない」という思いもあり、休まずに続けた。

だから、担任外になった時も「何らかの形で通信は発行していこう」と思っていた。研究主任時代は「研究通信」を、前任校では「コンプライアンス通信」を、そして現任校では「校内通信」を発行し続けた。

その今年度。校報が17号(B4で裏面もあり)、校内通信(職場用)22号。合計39号。担任時代と比べれば号数は少ないものの、1号あたりのエネルギーは学級通信の時の2~3倍ぐらいは使っている。
また、校報は学区全体に配付されるし、校内通信は先生方からの反応がある。その点では、この号数でも発行しがいがあった1年間であった。

若い頃、「学級通信は教師としての生きている証」と考えていた。今もこの思いは同じだ。自分の出す通信が教師としての生きている証となるようにしたいものだと、年度末に思っている。

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2012.03.15

ノートの取り方の番組

3週間近く前に見た番組である。ノートの取り方のことを話題にしていた。
2週間後にHPが更新されるということで、改めてのぞいてみると更新されていた。こちら
詳細が記されているので、よい復習になる。

内容自体は当たり前といえば、当たり前の実験結果と言える。
板書のみを写すだけのノートと、教師のメッセージをも書くノートであれば、学習時の構えからして違うであろう。教師の言葉をしっかりと聞き、何をノートするか取捨選択してノートに書かなければいけない。集中と思考を要する作業である。
ただ、それができるようになれば、子どもたちのノートだけではなく、構え自体も変わってくる。その効果は大きい。

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2012.03.14

フェイスブックで知った本

フェイスブックを始めてよかったことの一つに、未知の本を多く知ることができるということがある。
どうしてもブログだけだと、なかなか本を知ることはできない。
その中から紹介。

■「仕事ができる社員できない社員」(吉越浩一郎著・三笠書房)
 お勧め通り、自分にとって良い本だった。今までデッドライン仕事術関連で吉越氏の本はけっこう読んでいたが、この本は仕事に対する考え方をメインに学べる。印象に残ったフレーズ。
・努力に満足する二流、結果に満足する一流
・6割正しいと思ったら実行に移せ
・成功するまでやれば、成功する
・緊急ではないが重要な仕事に価値がある
・上司ではなく仕事が部下を育てる

■「発達障害の子どもの指導で悩む先生へのメッセージ」(安部博志著・明治図書)
 専門家としての豊富な事例に圧倒される。多くの写真資料も参考になる。そして何よりも、書かれている内容が学級経営や保護者対応、同僚性向上等、特別支援だけではなく通常学級や学校経営に役立つ。そういう意味でも特別支援関連の本をもっともっと読んでいきたいと思う。

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2012.03.13

新連載です

ここ数年、毎年のように連載執筆を行ってきた。「教育新聞」誌に授業について1年、学級経営について1年。「小4教育技術」誌に学級経営のグループ連載を1年。教育新聞誌の連載した内容がもとになって、こちらの本も出版させていただいた。

さて、24年度。「道徳教育」誌に連載させていただくことになった。
扉の1ページ、「ちょこっと活用!心震わす「名言・格言」」というものである。道徳授業で活用できる「名言・格言」を1ページずつ紹介していく。
この雑誌も、このようなスタイルの連載も初めてであるが、名言をあれこれ探す過程で自分自身が学ぶことが多く、楽しみながらの連載である。
ちなみに今月号は、イチローの言葉です。
「小さいことを重ねることが、とんでもないところに行くただひとつの道」
継続することの大切さがわかる言葉です。

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2012.03.12

教育コラム「ふるさとが復興する時は必ず来る」

こちらのサイトに教育コラムを書かせていただいた。
東日本大震災から1年・・・ということで執筆をしたものであった。
この原稿を書いた時期は一カ月前。3・11が近づくにつれて、それまでとは違った意識がどんどん高まってきた。自分でさえそうなのだから、沿岸の被災地の人々、子どもたちはなおさらだったであろう。

ただ、ここに書いている思いについては変わらない。子どもたちと一緒に乗り越えたと言える日が必ず来ると信じている。

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2012.03.11

3月11日

深く深く哀悼の意を表します。

今日自分がすべき役割を行い、1年前を思い出し、改めてあれこれ考えた一日でした。

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2012.03.10

3・11を前に

明日が3・11。
1年前のあの日のことは今も忘れません。
その次の日のことも、さらにその翌日のことも・・・・。
一日一日が信じられないような日々でした。

私たち岩手県民にとっても、そして日本にとっても大事な日です。

この3・11で自分自身の「役割」を強く意識するようになりました。
自分の立場でできることは何か、考えています。
今週は3・11を前に子どもたちに対してできることとして、先生方に3・11をどう迎えるかということについて実践の呼びかけをしました。
きっと子どもたちもあれこれ感じたことと思います。

明日はいろいろな迎え方があると思います。
私は静かに迎え、静かに祈りたいと思います。

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2012.03.09

教育ルネサンス

教育ルネサンスで、大震災関連の記事の総集編が始まった。
あの日から1年。この教育ルネサンスではこの間に何度も特集を組んできた。
今回は現在の被災地の様子をレポートしているものだ。
1回目には宮古北高校、2回目には大沢小学校と岩手の学校も2回連続で出てきている。
どちらの記事にも、子どもたちと教師の奮闘ぶりが記されている。まさに「復興教育」の一つである。

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2012.03.08

とあるデータ

フェイスブック経由でこちらのデータを知った。
2011年度とあるが、これは2011年度採用という意味だから、実際には2010年度の夏に行われた試験データである。
岩手の小学校にマークがついている。「そうだった、確かにこの年は32倍という倍率だった・・・」と思い出した。
退職者が少なく、少子化も進んで学校が統廃合されると自然に教員定数は少なくなる。当然採用人数も少ないというわけである。
2012年度はこれよりは若干低くはなるだろうが、高倍率には変わりはないであろう。かつての同僚で厳しい時代の教員採用に挑戦している先生方を思い出した。

私たちの世代はその点、今の首都圏ぐらいの倍率だったと記憶する。同期も多く、採用数年後には職場にも若い世代がどんどん入ってきた。その世代は40代後半になっている。学校の中心だ。狭き門を目指している先生方のためにも、がんばらなければいけないと思っている。

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2012.03.07

かつての実践と今の仕事が結び付く

縁あって、図工・美術の県大会の事務局をしている。今までもいろいろな事務局をしてきたが、さすがに県の大会となると、その事務量は多く、その面での比重が多い。
そんな中、「実践面」で過去の自分を思い出すことがあった。ワークショップで、岩手の伝統工芸である「岩谷堂箪笥の彫金」が取り上げられているからだ。

岩谷堂箪笥について実践したのは、初任校時代の5年生担任の時だった。偶然にも学区に工場があり、子どもたちと見学に行き、本格的な実践をしたのだった。(当時は5年生の学習の一つとして扱われていた。)
その時の実践を簡単なレポートにまとめ、県の教研で発表。さらに、2年後に、授業づくりネットワークの大会で発表し、それも縁で初の社会科の原稿化も行った・・・という思い出の実践である。

それから20年以上経って、別教科で縁が出るとは思わなかった。この岩谷堂箪笥の彫金は間違いなく「地域のよさ・日本のよさ」である。社会だけではなく、いろいろな教科でも実践のヒントがあるものだと感じた。

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2012.03.06

式が近くなってくると・・・

「いったいどういう意味だろう・・・」というのは儀式には多い。
このブログでも今の時期は「一同礼」や「告示と告辞」のアクセス数が増える。

さらに「卒業証書の受け取りは右手から?左手から?」「正しい座り方・立ち方・礼のしかたは?」といったことが今までの職場でも、3月になると話題になったものだ。

それらの疑問について役立つのがこちらの本だ。昨年の6月に発刊された時にすでに読んでいるのだが、この3月に改めて読んで、「そうだったのか」と実感することが多い。職場にも紹介した内容である。やはり不明なことは専門家から学ぶのが一番である。

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2012.03.05

「役割」を考える

研究仲間の先生から、この1年間の研究成果が届いた。
もともと過日の発表会でこちらの内容を発表している。届いたのは、この中のサポートコンテンツ集。本当に1年間がんばった研究成果の労作だ。(そのうち一般公開の予定のようだ)
実践者として、適切なデジタルコンテンツを授業でよく活用していた。1年間、教育センターで学びながら、自分の学んだ成果を他者が活用できるコンテンツ集にまとめる・・・彼にぴったりの「役割」だったのだと感じた。

このコンテンツ集を見ながら、自分の役割について改めて考えた。
学校での仕事での役割、そして学校外での役割・・・「自分だからできること」を考えているが、大事なことはそれを実行できるか否かだ。簡単な道ではないだろうが、確実に登っていかなければ・・・と思っている。

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2012.03.04

「地図を求めずコンパスを」

朝日新聞の土曜日版に「フロントランナー」というコーナーがある。様々な業種のフロントランナーを紹介している。どういう発想をしているかと思い、よく読んでいる。
今回はMITメディアラボ所長さん。「世界結ぶネット時代の先導者」という見出しに、思わず引き込まれる。考え方の一つを、「地図を求めずコンパス」と表現していた。
確かにネット時代になって、知識がなくてもその入手方法を身に付けているだけで情報は得られるようになった。これは職場での仕事でも確かに感じる。
たとえば、新指導要録の書き方について問い合わせを受けたが、自分には十分な知識はない。すぐにネットで検索するとあっという間に必要な資料が入手できるし、自分もその知識を身につけることができる。聞かれて5分後には、資料を印刷して配付できていた。
これがネット登場前だったら、参考資料や文献を購入しなければいけなかったであろう。時代の変化は大きい。

しかしながら・・・同時に知識はやはり必要と考える。おそらくこの所長さんも相当な知識は必要と考えているのでは・・・と推測する。特にもこの1カ月の間に有田先生の知識量に圧倒されているだけに、余計感じる。知識も、技能もどちらも必要なのだろう。

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2012.03.03

3月号の雑誌

■「教職研修」3月号
 特集が「震災1年 すべての学校で考えたいこと」。あの日まであと一週間で1年。テレビや新聞での報道も再び増えている。この特集では「復興のための教育」に取り組まれた校長先生方の論稿が掲載されている。本当に大変な1年間だったと思うし、今後もその大変さは続くであろう。岩手では全県で復興教育を来年度から本格的に推進していく。そのための参考になった。
 なお、こちらの本も記録として保存しておきたい。

■「初等教育資料」3月号
 特集が「社会参画への意欲や態度を形成する教育の推進」。社会科の実践内容かと思いきや、特別活動・総合的な学習の時間の実践も掲載されている。自分の中で「社会参画」は社会科実践のキーワードの一つであるが、その幅を広くするヒントをいただいた感じ。研究仲間の原稿も掲載されていた。「一生懸命のスパイラル」というわかりやすいキーワードが印象に残った。

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2012.03.02

「学級会」が教科書に

先日、調べごとをしていて4年生の国語の教科書を見ていたら、「よりよい学級会をしよう」という単元が目に飛び込んできた。
「言語活動」の一つであろう。今までは、「討論会をしよう」というものを国語の授業で扱ったことはあったが、「学級会そのもの」を扱うの記憶にない。

特別活動が「冬の時代」と言われてもう十数年が経つ。時間数が削減されることを表現したものであるが、今はそれが当たり前となってきた。学級活動の時間に「学級会」の指導をするにも、なかなか厳しいことと思われる。その点では、この単元は特別活動を熱心に実践している人にとっては有難いことであろう。
また、そもそも学級会の指導をあまりしていない人にとっても学びの機会となる。

ただ、国語のねらいと実際の学級活動のねらいは当然のことながら異なる。そう考えると、国語で学習したあとにどのように学級活動で、その学びを生かすが問われてくる。
私自身担任時代、学級での話し合い活動が学級会のベースになっていたことを思い出した。教科の力が学級会運営の力を強くし、学級会運営の力が教科にも生かされる・・・そんな関係になればいいなと思っている。

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2012.03.01

ひな祭りで女の子の成長と幸せを願う

あさって3月3日のももの節句に関わって、子どもたちに伝えたいお話です。

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1 なぜ人形を飾るのか

 三月三日。ももの節句です。
 ひな人形を飾るお家もあることでしょう。どうして、ももの節句の時にひな人形を飾るようになったのでしょうか。
 昔の中国には、三月の初めに川に入って、身のけがれを清めるというならわしがありました。それが日本にも伝わってきましたが、やがて紙でできた人形に自分のけがれを移して、川や海に流すようになりました。「流しびな」という行事です。
 それが時代が変わるにつれ、「流しびな」と「人形あそび」が結び付いて、今のように人形や道具を飾って、女の子の成長と幸せを願う日になったのです。

2 早くしまわないと・・・

 ひな人形を飾ったことがある人はに、「おびなとめびな、どちらが右、左?」と迷いませんでしたか。おびなは向かって左、めびなは向かって右に並べます。ただし、関西では逆になっています。
 もともと川や海に流してしまう人形ですから、ひな祭りが終わっても飾っていると、厄を祓(はら)ったことになりません。そこで、「しまい遅れると、お嫁に行くのが遅くなる」といういい伝えができました。これは「片付けができない娘さんはお嫁には行けないよ」という気持ちも込められているという説もあります。

3 色には意味がある

 ひな祭りで出てくるものにひしもち、ひなあられ、白酒があります。
 ひしもちは白、緑、赤の三色が多いです。白はとける雪と清らかさを、緑は草がめばえることを、赤はももの花を表していると言われます。ひなあられも似た色で作られています。これらのお菓子を食べることで、自然のエネルギーをもらい、健康の育つと言われています。白酒は飾られるもので、ももの紅色と白酒の白色で「紅白」となり、めでたいとされているものです。それぞれの色にこめたれた意味があるのです。
もともと「ももの節句」ですから、「もも」にも大きな意味があります。ももの花は、「悪魔を祓う」と言われている木です。鬼退治に行くのが桃太郎というのも関係がありそうです。

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