「どの子も「安心」できる学級づくり・授業づくり」
田中博司先生の単著「どの子も「安心」できる学級づくり・授業づくり」を読ませていただいた。
田中先生と初めてお会いしたのは2005年の授業づくりネットワーク福島大会だった。自分の講座に参加されたのだった。さらにいろいろな研修会でお会いしており、先日の東北青年塾の講座にも参加されていた。懇親会の場で、拙著のことを話題にしてくださり、嬉しく思ったものだ。特別支援教育に造詣が深く、地元では講師等をされている。だから、今回の単著発刊も満を持してのものと想像する。
実際にこの本は、田中先生が今まで特別支援教育関係に取り組んだ内容が満載である。たとえば、「どの子も落ち着く教室環境の工夫」では、掲示物や表示物、空間づくりが写真でわかりやすく説明されている。
さらに「どの子もあたたまるヨコのかかわり」「どの子も傷つかないタテのかかわり」というように、「あたたまる」「傷つかない」というキーワードを軸にした学級づくりの方法は学級づくりの重要な視点である。
授業づくりの方法についても、今まで授業づくりネットワークで学ばれてきた田中先生ならではの視点が貫かれている。
「どの子も」という題名に表れているように、特別支援が必要な子だけではなく、それ以外の子たちの学級づくり・授業づくりに役立つ1冊である。
Comments
tnkさん、ありがとうございます。改めて私も7年という年月に驚きました。今年はtnkさんと社会の交流が増えそうですね。たくさん学ばせてください。
Posted by: サトマサ | 2012.03.26 07:05
わざわざ本のことを取り上げていただきありがとうございます。
更に、初めての時のことまで覚えていてくださり驚くと共に、うれしい限りです。気が付くともう7年も前のことなのですね。
今年は、正寿先生から学ばせてもらうことが更に増えそうな気がします。
今後ともよろしくお願いします。
Posted by: tnk | 2012.03.26 06:53