かつての実践と今の仕事が結び付く
縁あって、図工・美術の県大会の事務局をしている。今までもいろいろな事務局をしてきたが、さすがに県の大会となると、その事務量は多く、その面での比重が多い。
そんな中、「実践面」で過去の自分を思い出すことがあった。ワークショップで、岩手の伝統工芸である「岩谷堂箪笥の彫金」が取り上げられているからだ。
岩谷堂箪笥について実践したのは、初任校時代の5年生担任の時だった。偶然にも学区に工場があり、子どもたちと見学に行き、本格的な実践をしたのだった。(当時は5年生の学習の一つとして扱われていた。)
その時の実践を簡単なレポートにまとめ、県の教研で発表。さらに、2年後に、授業づくりネットワークの大会で発表し、それも縁で初の社会科の原稿化も行った・・・という思い出の実践である。
それから20年以上経って、別教科で縁が出るとは思わなかった。この岩谷堂箪笥の彫金は間違いなく「地域のよさ・日本のよさ」である。社会だけではなく、いろいろな教科でも実践のヒントがあるものだと感じた。
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