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2012.05.25

ラジオ体操で思い出した

明日が本校の運動会。いい準備、いい指導をしているので、今までの練習成果を出したよき運動会になるであろう。
さて、本校の開会式での準備運動はラジオ体操である。子どもたちがラジオ体操したり、先生方が指導うするのを見て自分の若い頃を思い出した。

若い男の先生というだけで体育担当になるのだが、自分自身は運動は苦手だった。
ラジオ体操も小さい頃にやっただけ。
それでも初任校では10分間の指導を全校の前でしなければいけなかった。
これは大変苦痛だった。年配の先生方はラジオ体操が上手だった(特に50代。今の70~80代の皆さん)。その前での指導であるから間違ったことは教えられない。もちろん、ありきたりの指導だけでは子どもたちも伸びない。

まずは朝NHKでテレビ放送されているラジオ体操を録画して、何度も何度も繰り返し視聴した。これは基本的な動きを覚えるためだったが、自分の覚えていたラジオ体操がいかにいいかげんだったかがよくわかった。
また、ナレーションの言葉がきちんと運動の目的を言っていることに気づいた。自分にとってはこれは大きなことだった。「形を教えるようにしても運動にならない。運動の目的を理解させることが大事なのでは」と考えるようになった。運動の目的を言うことによって、子どもたちの動きも変わった。そして不思議なことに、動きも揃うようになってきた。
さらに手引書を読むと、「〇〇のようにします」という表現が目についた。「すいかが入るくらい足を開きます」「空から手をひっぱられているように伸びます」といったたとえを使うと子どもたちの動きも変わると実感した。

わずか10分間だけの指導であるが、ラジオ体操の教材研究には多くの時間を費やした。「ラジオ体操そのものの理解」「体操の目的を言う」「たとえを使う」この3つで初任校での指導を切り抜けることができた。特にもラジオ体操そのものの理解で繰り返しビデオを見て考えたのは、「素材研究」とも言える。教科の指導と同じだと感じた。
そして、その指導法はその後の各学校での指導にも役立った。強制的にでも役割を与えられることは指導のチャンスなのである。

ちなみに今はビデオ録画したり、手引きを購入したりする必要はない。
ネットでラジオ体操が動画で見られるし(ということは子どもたちにも見せられるということだ)、解説のサイトも充実している。これまた便利な時代になったものである。

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Comments

「目的を理解させる」ということ。ラジオ体操を通して語っていただきました。新鮮です。そして,いつものことですが「まさに!」という思いです。形だけが残って目的が見えなくなることが多くあるようです。
わたしのラジオ体操指導の思い出。当時の教頭先生から「右からとか左からとか言うな。おまえさんと子どもたちは向かい合っているから,どっちが右だかわからない。『あの松の木がある方から』と言えば通じる。」と教わりました。
今も「プールのある方から」と教えています。

Posted by: かつのり | 2012.05.26 at 16:20

かつのりさん、コメントありがとうございました。
いつの間にか「活動自体が目的化ししてしまう」ということがよくあります。ラジオ体操も形だけ教えたのでは、形だけ真似て本来の動きができなくなってしまいますよね。
昨日の運動会本番でのラジオ体操、子どもたちはしっかりと行うことができました。

Posted by: サトマサ | 2012.05.27 at 05:30

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