訪れて初めてわかること
昨日の研修会のために一昨日は移動日(休暇)だった。せっかくの機会だからということで、「瀬戸大橋」を渡りたいと思っていた。岡山駅からだと香川県坂出まで40分あまり。往復してもたいした時間がかからないので、チャンスだった。
瀬戸大橋は昭和の終わりごろにできたと記憶している。同じころに青函トンネルも開通したので、「すごいことだ。日本がどんどんつながっている」と実感したものだった。
岡山駅でマリンライナーを待っている間に、あちこち見ると「高松行き」「高知行き」の表示があり、岡山からは四国に行くのが「海を越える感覚」ではないような錯覚を覚えた。
実際に乗車してみると、乗客の皆さんはふだん乗り慣れているからか、車窓からの美しい瀬戸内海の景色を見る人はいない(自分だけだった・・・)。私はといえば、「穏やかな海はいいなあ・・・」と思うと同時に「よくぞ、こんな大きな橋を造ったものだ」と感じていた。この感覚も、観光客として初めてきたからであり、日常的に利用している人からすれば普通の電車に違いない。その点では、日常の足になっている人にとっては、「海を越えていく」感じは確かにないだろうと思えた。これは訪れてみて初めてわかることである。
ちなみに研修会がある笠岡市はカブトガニで有名な地である。話は聞いていたが、実際に訪れることによって興味がぐんと増した。やはり、あちこちを訪れることは価値があるんだなあ・・・と感じている。
それにしても一昨年も岡山を訪れた時に「体が溶けそうそうな暑さ」と感じたが、今回も同じだった。日中は室内なので、17時ごろの話だ。南の皆さんの暑さへの適応力・・・東北人にはムリと感じた。
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