「美しい」の多用はやめたい
定期購読しているこちらの冊子に「美しいの多用はやめたい」というタイトルの文章があった。ジャーナリストの辰濃和男さんのものである。(冊子は中身もネット上で読めるようだ)
「美しいが大切な言葉の一つであることは知っている。ただ、美しいという言葉に逃げるのはやめたいといつも自分に言い聞かせている」
確かに「美しい」と容易に表現できるが、それは具体性に欠けることがある。自分の文章でも安易に使っているのではないか・・・と思わず振り返った。
これと同じように私が学習指導案で使わないようにした言葉がある。「工夫する」である。「~の指導を工夫する」といっても、どのような指導をするのかわからない。より具体的に書く必要がある。時間はかかったが、自分の考えは具現化できた。
子どもたちの作文指導でも「『楽しい』という言葉を使わないで、楽しかったことを書きなさい」と指示したことがあった。子どもたちは苦労していたが、なかなかよい表現になった記憶がある。
こうやって考えていると、「美しい」だけではなく他にも多用をさけるべき言葉は多いに違いない。勉強になった。
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