教師が興味をもつこと
とある冊子に法政大学の左巻先生が次のように書かれていた。
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大事なことは教員や指導者も子どもと一緒になって「不思議なこと」に興味を持つことだ。好奇心はサイエンスのはじめの一歩。「なぜ?」「どうして?」といった目を向けて実験してみると、理科はぐっと身近なものになる。
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もともとは中学校高校の先生だったので、理科のことについて書かれていたのであるが、これは社会でも同じことだと私は思った。
そして、今自分に欠けているのは、この意欲ではないかと思った。
確かに担任や専科ではないので、新しい教材開発を試す機会は少ない。
しかしながら、講師として呼ばれて先生方に話をする機会がある。
そのような機会に自分の教材開発の成果を披露すべきと考えたのだ。
このような考えになると、自分の行動も少しずつ変わる。
先日東京に移動したおり、よく見るトランヴェール(車内機関誌?)が目に入った。ふだんなら通り過ぎてしまう上杉謙信の記事や富山の細工かまぼこの記事を面白く読ませていただいた。
(学習会でその細工かまぼこを実際に目にして、その偶然に驚いた)
念のため早めの新幹線だったので1時間近く時間があったので、久しぶりに上野の国立博物館に入る。ここは歴史学習のヒントの宝庫だった。
その近くでは上越と佐渡のイベントをしていたので、ちょっと立ち寄る。
時間にしてみればわずかであるが、これらを見たことで興味関心の世界が広がる。この感覚が大事なのだと思う。
ちょっと忘れかけていたものを取り戻したような感じである。
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