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2013.02.15

明日、有田先生に挑戦です

「先達に学ぶ」ということは、どのような場合でも大切と言われる。これは、教師の世界でも同様である。
有田和正氏。長く筑波大学附属小学校に勤務され、その後大学で教鞭をとっている。私にとっては、授業について目を開かせてくださった方である。

昭和六十年。教師になって一年目。氏の名前を知った。実践を多く公開されているらしい。著書もたくさん。だから、雲の上にいる人という印象だった。

教師になって2年目。わざわざ岩手に講演に来るという。「絶対見逃せない」
車で三時間以上かけて、話を聞きにいった。子どもを見る目の大切さ、子どもの意欲をどう育てるかについて熱弁をふるってくださった。それもユーモアたっぷりにである。まさに名講演。「自分も何かをしたい」という気持ちにさせられるようなすばらしい講演だった。そこから有田先生の著書を読破する日々が続く。

教師になって三年目。多くの著書を読んでいくうちに、「やはり氏の授業をみなければならない。氏が鍛えた子どもたちを見なければならない。」という思いを強くもった。当時は筑波大学附属小学校勤務である。6月と2月に定期的に公開研究会を開いていた。
校長に「しっかりと学んできたい。ぜひ有田学級を参観させてください」と頭を下げた。
「目標をもつのはいいことだ。たくさん学んで来なさい」と言われた。
公開前日は期待感でずっと興奮をしていた。一緒に行った友人と翌日の公開授業の話ばかりしていた。
二月の公開日。氏の授業は九時半からである。全国的に有名な氏のことである。学校では授業できない。参観者が数百名にのぼるからである。だから、当日は七時に会場に行った。それでも私たちより早く来ている人が二十名ほど。
授業が始まってからは、子どもたちの熱気ある発表ぶりに圧倒されっぱなしであった。三年生の社会科。教師が問いを発するたびに、次々と自説を主張する。「教師に対しても論争を挑んでいる・・・」そんな感じに映った。
「どうしたら、あれほど表現力のある子たちが育つのだろう」
「どうしたら、あれほど調べてくる子たちが育つのだろう」
不思議に思うと同時に、「鍛えられた有田学級の子どもたち」が理想の学級となった。「少しでも有田学級に近づきたい」という目標ができた。

年月は過ぎ、教師生活20年目の2月。
研究会等に参加して、有田先生に「ぜひ岩手にいらして私の授業を見てください」というお願いをしていた。しかし、自分の授業に自信がもてなかった。校内研究会や地域の授業研究会では、「いい授業ができた」と思うことはあっても、あの時に見た有田学級には到底及びもつかない。「有田先生に授業をみていただくことは夢で終わってしまうのかな」と思っていた。
しかし、そんなことを言っていたら、永遠に見ていただけないと思い直した。そこで、地区の社会科教育研究会で私が強くお願いをして、有田先生に来ていただく計画を立てたのだ。
ついに来ていただけることになった。参観してから十七年の歳月がたっていた。
今までの教師人生の中でのあこがれの先生にめいっぱい一時間授業を参観していただけた。しかも、授業後はコメントまでいただけた。まさに「夢は叶う」という言葉通りだと感じた。

そして教師生活28年目の現在。これまた2月だ。
夢には続きがあった。有田先生に模擬授業で挑戦する機会を得ることができた。
只今東京行きの新幹線に乗車した。東京着は23時。寝てすぐに起きたら、続きの夢の中に入ることができる。これほど幸せなことはない。

明日の「愛される学校づくりフォーラム」に参加される皆様、会場でお会いしたらぜひ一声お願いいたします。
皆様との出会いもこのフォーラムでの大切な自分の財産です。

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Comments

明日 朝イチの新幹線で東京に行きます!
正寿先生、がんばってください!!

Posted by: 千葉真 | 2013.02.15 at 20:45

ありがとうございます!明日会場でお会いしましょう!

Posted by: サトマサ | 2013.02.15 at 21:27

いま、先生の明日の教室のDVDを見ながら、明日を楽しみにしています!

Posted by: 久保田亘 | 2013.02.15 at 22:19

久保田先生ありがとうございます!DVDだけでも恐縮しますが、その上に授業参観ですね。よろしくお願いいたします。

Posted by: サトマサ | 2013.02.15 at 22:25

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