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May 2013

2013.05.31

5月が終わった…

月末の振り返りである。

・あっという間の5月だった。学校自体は1学期最大の行事である運動会に向かって全校一丸となった進んだ。目標に向かって全校で進むことのすばらしさ、そしてダイナミックな運動会のよさも感じた。

・自分の立場で4月~5月中ごろまでは事務量や夜の会議、休日の出動が多いものである。それらも何とか乗り越えた。勤務時間や勤務スタイルは前任校時代とは違うがこれも予想済みであるし、今は「慣れてきた」という感じである。

・校内通信もようやく発行。週1回のペースで今後も発行できれば・・・と思っている。学校ブログも安定したアクセス数。これからどう広げていくかがポイントである。

・「社会科」が動き出した。一関社研の学習会への参加、来月の飛び込み授業、そして何よりも地区社研の盛り上げのために事務局仕事をスタートしている。自分の中では構想がかなり膨らんでいる。どういう学びの場を提供できるか、今年が楽しみである。

・原稿、講師役に関わってはある程度ゆっくりペース。来月から本格化の予定である。3月から今までの公務のことを考えたら、このペースは自分にとって有難かった。あくまでも自分はこつこつ型。爆発的・一気に…ということはできない。

・読書量の少なさは反省点である。休日に体調回復の時間が必要になってしまっているという現実もある。これらを今後どうするか、自分の課題である。

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2013.05.30

社研に取り組める

初任の時から市の社会科教育研究会に積極的に関わってきた。6年目に事務局になってからは、8年間務めさせてもらった。宮古市に転勤した時にも、未知の地ではあったが、事務局をやらせていただいた。水沢小の教諭時代には優秀な事務局と共に、いくつかの大きなイベントを開催した。

そして今年、久しぶりに地区の社研に積極的に関わることができる。一昨年・昨年と、県造研事務局という仕事があった(他にもいくつかの事務局)ので社研には会員登録のみだった。
今年は研究会を盛り上げることができればよいと思っている。先週、各学校に会員募集の案内を発送し、会員希望者の返信も次々に来ている。校内でも同様である。

こういう事務局はなかなかなり手がいない場合もある。私が事務局をしていて役得と思ったことは、やはり「人とのつながり」が得られやすいということである。そのために事務局をしているわけではないが、結局そのようになっている。今も地区の仲間はもちろん、行政サイドの先生方、他地区の社研の先生方・・・というようにいつの間にか幅広いつながりができている。
それは自分が今度、本地区で学習会をする時に大きな財産となるであろう。

ただ、事務局といっても勝負は1年ずつである。そのためにも例年より早くスタートを切った。今年初めての学習会を検討中である。

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2013.05.29

新聞というメディア

年に数回、全国紙の地方版に「学びの現場から」を書かせてもらっている。
今年度になり、掲載日が土曜日から金曜日になった。
これにより、ちょっとした変化が起きた。それは職場の同僚からすぐに声がけをされたのである。「副校長先生、読みましたよ」と掲載日の朝にさっそく言われた。
さらに土曜日が運動会で出勤日だったこともあり、さらに別の同僚2人からも「載っていましたね」と言われた。PTAの方からも同様に感想を伝えられた。

このような経験をすると改めて新聞というメディアの大きさを感じる。教育雑誌に原稿が掲載されたり、本を発刊しても同僚や知人から先のように言われることはほとんどない。
それが新聞だと違う。反応がはるかに多いのである。
この年数回の連載も6年目に入った。数えたら24回目だった。私だけではなく、他にも現場の先生方数人が執筆している。企画がある限り、現場の今を伝えることができればと思う。

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2013.05.28

今の自分にタイムリー

当然のことであるが、担任時代と今とでは読書傾向が変わっている。自分の中にヒットするものが違っているからだ。

最近ヒットした雑誌は「教職研修6月号」。
二つ特集がある。
一つは「組織を活かして、学校を変える」。もう一つは「給食のアレルギー事故にどう備え、対応するか」である。
共に管理職としては必須の知識である。特にアレルギー事故は起きてしまってからでは遅いので、大変参考になった。給食時の対応だけではなく、「遠足時のおやつ交換」や「掃除等で牛乳のこぼれた後をふき、その手でこすった」といった例も紹介されていた。このような見方はやはり学ばなければ出てこない。

本では『誤解だらけの「発達障害」』。メーリングリストで教えていただいた本。確かに自分が誤解していた部分もあった。転勤してから今一番学びたい分野は特別支援である。その中の一冊である。

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2013.05.27

5月24日と26日

運動会に挟まれてしまったが、自分にとっては5月24日と5月26日は、3月11日と並んで防災を考えるうえで大切な日である。

5月24日は1960年にチリ地震津波が襲った日である。かつて勤務した宮古市の高浜では大きな被害を受け、その教訓を忘れないようにするために、小学校では津波の学習を伝承していた。自分はさらに総合的な学習でより深める取り組みをした。
5月26日は1983年に日本海中部地震が起き、秋田で小学生13人が津波に流されて亡くなった日である。当時秋田大学の4年生だった自分には大きな衝撃だった。教師になるということは子どもの命を預かることだと強く感じた。今年はその日から30年である。

3月11日の衝撃が大きいので、この2つは話題になることが少なくなってしまった。しかし、津波に対してどう備えるか、子どもたちの命を守るために教師は何をすべきか・・・それらを強く考えさせるための大事な日である。そういう日が強く刻まれていることが大事なのだと思う。

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2013.05.26

すばらしい運動会だった

運動会という学校行事がもつエネルギーはやはり相当なものだ・・・そう感じさせる運動会だった。
運動会で行われる種目自体はそれほどどの学校も変わらない。
ただ、新しい学校に行けば、その学校独自のスタイルの部分があり、それはそれで新鮮だ。
たとえば、笹渡小では保護者+地域で朝から会場設営をして、小中合同の運動会に地域の多くの方が拍手を送っていた。(考えてみたら統合するのでこの運動会も最後だったのであろう)
前任校の広瀬小では伝統芸能の剣舞の披露のために衣装の準備をやはり保護者や地域の皆さんがやってくださった。

さて、今年の運動会。規模や地域から言ったらかつての水沢小や岩谷堂小のような感覚。
ただ新鮮だったのが、表現と団体競技を組み合わせた種目である。これは3年以下であるが、入場してからリズムに合わせた表現活動をして、その流れで綱引きや紅白玉入れとなる。別々に行うことが一般的であろうが、授業時間数削減から表現活動は運動会では減っているはずだ。そんな中で、このようなアイデアは「なるほど」と感じた。
もう一つは組体操のすばらしさ。自分が取り組んでいた頃とは違う内容もいくつかあり、これもすばらしかった。もちろん練習段階から見ていたが、本番で子どもたちのエネルギ-が伝わってくる運動会だった。

自分自身は副校長としての立場の運動会。裏方としての役割を果たしたが、今回は「ミッションの必要性」を感じた。いずれすばらしかった運動会。学校ブログにも速報で写真のみをすきま時間でアップした。運動会翌日の今日もいつも以上のアクセスがあることが嬉しい。

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2013.05.25

子ども、教師、地域の3つに惚れること

とある原稿を寄稿した。

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 今春、同じ市内の小学校へ人事異動となった。児童数46名のから677名の小学校への異動であり、最初は戸惑ったが今は広い校舎にも慣れてきた。

 転勤すると、その学校のよさが鮮明に感じられる。「今まで勤めた学校とは違うぞ」という点が見えてくるのである。
 本校のよさでまず感じたのは、子どもたちの挨拶のすばらしさであった。朝玄関で待っている時にも、廊下ですれ違った時にも次々と子どもたちから「おはようございます!」の挨拶が出てくる。教師に対してだけではなく、子ども同士で明るい挨拶を交わしている。このような朝のスタートを切れるのなら何と気持ちのよいことであろう。これは子どもたち自身も認める本校の自慢である。

 大規模校だと先生方の数も多い。総勢で55名。意欲的かつ責任感あふれる先生方である。限られた時間で他の先生と打ち合わせをしたり、放課後も時間をかけて教材作りをしたりと子どもたちのためにエネルギーを注いでいる。欠席した子どもたちに「具合はいかがですか」と温かく電話をしている。この熱意は教育に不可欠のものであり、本校のすばらしさだ。

 保護者や地域の方々にもすでに多くの点でお世話になっている。役員の皆さんが積極的に運営するPTA。クラブ活動では茶道や生け花、日本舞踊など地域のゲストティーチャ-が毎週教えてくれる。地区のシルバー人材センターの皆さんが早朝作業で草取りをしてくださる…まさに地域と共に歩く学校である。

 かつて上司から「子ども、教師、地域の3つに惚れることが新しい学校では大事」と言われたことがあった。転勤2ケ月で、この3つにすでに「惚れた」状態である。この学校での仕事がこれからも楽しみである。

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2013.05.24

来年2月ですが・・・

9ケ月後のことですが、愛知県で開催される「教師力アップセミナー」で登壇することとなりました。
こちらのホームページです。

2007年にも一度登壇させていただきました。今回はもともとは有田先生のご講演が予定されていた月。何だか申し訳ないのですが、依頼されたからにはしっかりと準備をして臨みたいと思います。お近くの方はぜひご参加ください。
1~7回目まではすごいメンバーです。自分にできる精一杯の準備をして臨みたいと思っています。

それにしても今年度は夏2回、冬2回の合計4回も愛知県を訪れます。愛知イヤ―です。

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2013.05.23

通信の発行

5月になり今までの学校でも発行していた校内通信を発行しはじめた。
1号目はコンプライアンスについて、2号目は校内研究会について。

この校内通信は事務連絡のものとは違うように今までもしている。
事務連絡はあえて通信という形をとらず、これまでもプリントで連絡してきている。
教員として指導力向上・資質向上の一助になれば・・・という内容である。
これは自分の担任時代も同様だった。学級通信での事務連絡はわずかで、基本的には子どもたちが力をつける取り組み、授業、よさを広げるものがメインであった。

もちろん忙しい先生方のことであるから、パァーっと数分で読み終わるぐらいでちょうどよいと思っている。
これとセットでいろいろな場で直接語ったり、働きかけたりすることがより大切だと考えているからだ。
それでも校内通信は自分の考えを伝える大切な情報発信の場である。
まずは30号を目指そうと思う。

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2013.05.22

今後の研修

5月も下旬となり、様々な先の動きが活発になってきた。あくまでも「自分にとって」の話である。
有難いことに今年もいくつか登壇の機会をいただいている。
そのうちの一つである宮崎での教師力アップセミナーは明治図書のホームページに案内が出ていた。
こちら
その他も飛び込み授業の連絡、講演内容の確認等、「準備をしっかりとしなければ・・・」と思っている。

この登壇の回数ついてはいくつか自分の中でルールを決めている。
これは校務との関係である。
学期中はもちろん、夏休みも学校の留守番役である自分の立場で出掛けられる回数は限られている。休日も地域行事や親の会等、出動することも本校では以前より多い。
かつて「依頼された仕事は断らない」という野口芳宏先生の教えを自分もモットーにしていたが、最近は日程的に厳しくお詫びをすることもある。有難い依頼なのに本当に申し訳なく思う。

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2013.05.21

大規模校ならではの強み

今まで勤務経験のある学校は7校。本校は大規模校としては3校目。
1校目の岩谷堂小は毎年公開研究会をしている学校だった。生活、算数、社会、国語と私自身も公開研究会で授業をした。
2校目の水沢小では社会科の公開研究だけではなく、研究会そのものの研究も行うことができた。
どちらも人数が多い大規模校だからできた研究だったと思う。

さて本校。先週、学級経営に関わっての研究会を行った。
企画運営はミドルリーダー層。私は短時間の助言という立場。
ところが、私の助言など不要だと事前に思うぐらいの盛り上がりだった。

異なる年代+異なる学年担任であらかじめ6つのグループを組織する。
主に若手から出てきた質問をテーマに、ベテラン層を中心に語るという内容だった。
これが絶妙のバランスを引き出し、どのグループでも「あれこれ聞きたい若手のニーズ」と「あれこれ伝えたいベテランの意志」がうまいぐあいにマッチしていた。

内容も充実していた。
あるグループに10分ぐらいそばで聞いていた。係活動がテーマだ。
・係活動と当番活動の違い
・会社方式のよさ
・どのように評価するか
・時間がない時、マンネリ化の打開策は・・・等
これらが話題に出て、皆さんから様々なアイデアが出てきた。

このような研究会ができるのは、やはり大規模校の強みだ。しかも本校では他校では少ない若手教員が多い。(岩手は40代、50代の教員が圧倒的にどの学校も多い) 若手教員の質問も大切だと思っている。それはベテラン教員のもっている引き出しを伝えることにつながるからだ。
そんな思いをもちながら研究会に参加した。これからも楽しみである。

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2013.05.20

子どもと言葉を交わす

先週の金曜日、担当者の代わりに給食配膳のお手伝いとそうじのごみ集約の仕事をした。
それぞれ担当者がいるのだが、その日は休み。
大規模校の副校長ということで、補欠授業に入ったのは今まで1回だけ。(参観はもちろんある程度あるのが・・・)
職員室にきた子の対応、緊急対応や登校時の挨拶等はしているものの、正直なかなか子どもたちと言葉を交わす機会も少ない。
その点、何かしらの作業はそのチャンスということで、喜んで仕事をした。

さっそく給食配膳を待っていると、子どもたちがさっそく話しかけてくる。
「ぼく、スポ少で野球をしているよ。ショートだよ」
「それはすごいね。がんばっているね」とすぐに返す。
「今日はゼリーだ!やったー!」
「本当だね!おいしそう」と私も大げさに驚く。
「教師は驚くのも大事な仕事」と有田先生が本に書いていたことを思い出した。

そうじ時間のごみ集約というのは、子どもたちがもってくるごみを収集車に引き渡すことである。その10分ぐらい前に各教室のごみを子どもたちが次々ともってくる。一緒に捨てている間に「ずいぶんたくさんだね」「こんな大きいごみ箱にこれだけ?」とちょっとした一言を話すと、子どもたちも反応してくれる。

共にわずか10分ぐらい作業。その間中、子どもたちと言葉を交わすことができた。
現任校では、職員室執務が圧倒的に多いが、時にはこのように子どもたちと話すことも大事だと感じた。

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2013.05.19

増刷

4月、5月は自分の本に関わることで様々な情報が入ってくる。
転勤先では先生方から「本を出しているそうですね」と言われ、読みたいという方には何冊か提供している。「読みたい」という人に読まれるのだから本も幸せである。

先日は学生協のチラシの書籍コーナーに「教師の力はトータルバランスで考える」が紹介されていた。嬉しいことである。

そして、明治図書で発刊されている本の増刷のお知らせが入った。「スペシャリスト直伝!社会科授業成功の極意」と「これだけははずせない!社会科キー発問アイディア」である。一気に2冊。6刷と3刷である。
明治図書には売れ行きランキングがHPに紹介されているが、どちらも発刊して時間を経ているが、共にBest300のランキングに入っている。キー発問は久しぶりのランキング入りである。
有難いことである。

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2013.05.18

学習ゲーム「都道府県名クエスチョンゲーム」

明治図書のホームページに上條晴夫先生が連載をされている。
上條プロデュース「学習ゲーム」アイデアというものだ。

先日この連載に私の実践している学習ゲームが取り上げられた。
「都道府県名クエスチョンゲーム」である。こちら
このゲーム、講座の時にはよく行う定番の学習ゲームである。光栄なことである。

この学習ゲーム、質問によって子どもたちの地理的な見方が広がるのが大きなメリットだ。
「日本海側ですか、太平洋側ですか」という質問によって、東北地方の日本海側の県、太平洋側の県を子どもたちは意識する。それがねらいだ。

ところが江間先生は、「質問者が自発的分析を始める」としている。これも事実。この点を狙った学習ゲームではなかったが、結果的にそういうものが行われるのであれば、多様な要素をもった学習ゲームだったということがわかる。紹介してくださること、分析してくださること、本当に有難い。


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2013.05.17

社会科拡大学習会

定期的に足を運ばせていただいている一関地区社会科教育研究会で「社会科拡大学習会」を開きます。

■ 日 時 : 平成25年6月8日(土) 13:00~17:00

■ 場 所 : 一関市アイドーム 第一会議室

■ 講 師 : 皆川寛先生 (宮城県登米市立登米小学校教諭)

■ その他: 参加費は(もちろん)無料です。
        社会科部会員以外の方も大歓迎です!

ポスターは事務局さんのブログにあります。こちらです。

社研4年目にして初の休日開催。
今まで夜の学習会が定期的に開催されていましたが、どうしても時間が限られたり、夜の学習会は厳しい人もいるという事情もあり、休日開催となりました。
講師の皆川先生は情報教育、研究面でのスペシャリストです。私も10年のお付き合いがあり、すばらしい実践を目の当たりにしています。とても楽しみです。
お近くの方、ぜひどうぞ。
申込先は事務局さんですが、私への連絡でも構いません。

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2013.05.16

嬉しい再会

転勤して、公文書の提出先ももよりの支所となった。
多くは用務員さんが外勤で届けるのだが、自分自身が直接行く場合もある。
先週、行った際に働いている若者の顔に見覚えが・・・。すぐに名札を見て、20年前に担任した教え子だとわかった。向こうも「正寿先生!」としっかりと覚えていた。

この子たちには卒業時に「20歳の自分への手紙」を初めて書かせた。1995年3月の卒業の際に私が保管しておき、2002年の8月の夏の成人式の時に郵送したのであった。
その時に、彼から返信が来た。

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「八年前の自分からの手紙」は、この夏一番の衝撃でした。
先生から手紙が届いた時、初めは困惑しました。
なんで八年前の先生から? と思ったのです。いや、封筒の裏に十二歳の僕と先生の名前が書いてあったことが、一番僕の頭を悩ませました。
封を切り、中身を見ると、僕は顔が紅潮するのを自覚しました。先生からの手紙を読んで懐かしさと嬉しさがこみ上げ、自分からの手紙を読んで年月の経過を思い知ったのです。恥ずかしながら、先生の言葉どおり、小学校六年の時に書いた手紙をすっかり忘れていたのです。
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会った時にこの手紙のことを話すと、彼もよく覚えていた。しばし雑談。短い時間ではあったが、何とも嬉しい再会であった。考えたみたら彼らも私が当時担任した年齢になる。時の経つ早さを実感する。

さて、先の手紙は「価値ある出会いが教師を変える」に引用していたものだ。ひまわり社さんの廃業により、本も廃刊になっていた。今度縁があり、学事出版さんから新版を出させてもらうことになった。
あと2週間もあれば発刊となる。これも嬉しいことである。

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2013.05.15

長所を伸ばす

NHKのこちらの番組を見た。
今回は松下幸之助さんの人材育成法ということで、特に興味をもって見た。
常に改善を図る若者がそれを上司に言っても却下される。上司は「うるさい部下」としか思わない・・・そんな若者を抜擢して、新しい「電気こたつ」の製造を任せ、それがヒット作となる。
確かに上司からすれば「耳が痛い」ことを指摘する部下は、見方によって「あいつはうるさい」と思ってしまうであろう。ゲストの平井伯昌さんも若い頃に似たようなことがあったという。

思えば自分も20代、30代前半まではずいぶん研究会や会議等では煩かったと思う。
校内研究会はもちろん、他校での研究会でもずいぶん年上の先生の授業に「ここはそうすべきだったのでは」と発言していた。今考えるとかなり失礼があったかもしれない。
職員会議や組合の教研でも「こういうのを作った方がいい」と強力に話すこともあった。

それを熱心だと思う方もいたかもしれないが、「うるさい若者」と思う人もきっといたかもしれない。それでも恵まれていたのは、それらを受け入れてくれる度量が40代、50代の皆さんにあったということだ。
そして今、自分は50代。若い人の意見を受け入れる立場になっている。
単に物分かりがいいだけの人にはなろうとは思わないが、若手の皆さんや外部の皆さんの耳の痛い発言も広く受け入れる度量はもちたいものだと番組を見ながら思った。

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2013.05.14

やはり地域は学校の応援団

運動会関係の文書を学校周辺のご家庭に配布する。
こういう時には実際に歩いてご挨拶しながら回るのが一番である。
これは管理職になって最初の学校で学んだことだ。子どもたちを通じて届けてもらうことも可能だったが、あえて「自分が直接届けます」と言って、案内文書は何度も足を運んだ。行く先々で顔を覚えたり、覚えられたりするだけではなく、雑談も時々したこれがけっこう大事だ。

今回は学校周辺なので当然歩いて直接届ける。在宅のうちが半分ほど。あれこれ話すことができた。
直接日ごろのご協力を感謝しながら、あれこれ話す。
「子どもたちが校庭で走っているのを見るのが楽しみです」
「我が子もお世話になりましたよ」等
こちらが元気になる励ましをいただいた。

驚いたのが最近他県から引っ越してきたという方。「こういう取り組みをしていました」と著書を2冊学校にいただいた。「こちらから学校にご挨拶に伺おうと思っていました」とも。
こういう出会いがあるから、やはり地域は歩くものである。
つくづく「地域は学校の応援団」と改めて思った次第である。

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2013.05.13

「生徒指導提要」

今年度は自分自身の学ぶフィールドを広げるチャンスだと思っている。
学校マネジメント、学校給食、生徒指導、特別支援…今までそれなりに学んではきたものの、今年度はそれらの学びを深めたいと思っている。

特にも現任校のスタッフに加えて、様々なサポートをする方々が本校のために働いている。その先生方の職務に関わる内容を、自分自身が勉強をしなければいけないのは当然のことである。
今回生徒指導に関わって「生徒指導提要」を改めて購入し、基本的なことを学んだ。発刊された時点でデータとしてファイル自体は読んでいたが、やはり本として読む方が読みやすい(しかも290円)。

特にも「学校における生徒指導体制」と「教育相談」の項目は、自校のことを振り返るのに大変勉強になった。今までは「授業における生徒指導」や「生徒指導の進め方」等が自分が学んできたことであったが、視野を広げなくてはと思うきっかけとなった。

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2013.05.12

不便さが新しい企画に

何も伝統的なものが「日本のよさ」だけではない。
昨日テレビを見ていたら、「日本の駐車場のすごさ」が紹介されていた。
日本では当たり前の「立体駐車場」も外国の人からすればSF映画のような驚きのようなものといった紹介だ。それは自動駐輪場も同じ。自転車を自動で収納してくれる。
考えてみたら、これらは「土地が狭い」からこそ生み出されたアイデアである。
不便さが時には新しい企画になるという例だと感じた。

これは自分の仕事術の本でも同様に考えたことだ。
特に子育て期の時間がない時代に毎年学校公開していた研究校にいたことが、自分にとって仕事術を考える大きな転機になったと思っている。
不便な時代は新しい企画に結び付く時代でもあるのだ。

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2013.05.11

今年度も社研から学ぶ

昨年度まで2年間、一関社研から学ばせていただいている。(ただし、出席率は6~7割)

今年も2ケ月に1度の夜の学習会が行われる。
スタートは昨日。
参加者は自分以外は皆、20代・30代。金曜日の夜に集まるのだから、「学びたい」という意欲をもったメンバーである。だから自主的に発表するメンバーが多い。今は社会教育の現場で働いている先生も社会科構想の発表をするぐらいである。
会の様子は事務局さんがこちらに書いている。私も気軽に発表させていただいている。

発表や話を聞きながら、改めて自分がこの会に参加している意義を考えていた。

○自分が後輩に自分が学んだことを伝えるため
○若手の意欲から自分も刺激を得るため
○そして今回は地元の社研の今年度の構想を伝えるため・・・

地元の社研については今年度かなりのエネルギーを注ごうと思う。それがこの地区で初任から社会科に携わってきた自分の役目でもある。

さて、この一関社研。次回は6月8日の土曜日開催(午後)である。のちほどご案内したいと思う。


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2013.05.10

このごろのつぶやき

フェイスブックのつぶやきです。

・転勤の挨拶状を県内の先生方に先週発送。すぐにお二人の先生から返信が送られてきた。お二人とも私が20代の時に強い影響を受けた大先輩。「価値ある出会いが教師を変える」に書かせていただいた先生だ。共に70代であるが、まだまだ励ましていただいている。つくづく有難い出会いである。

・4月はあれこれ改善するチャンス。会議が長いと聞いていたので、何とか効率的に短くしたいと思っていた。今日の職員会議は3回目。1回目、2回目は目標時間内には終了しなかったが、今日はほぼ目標時間の予定通り。大切な意見も適宜出た。会議の方法について共通理解を図ったことが大きい。もっとも自分が司会をする権限を有しているからできることではあるが…。

・自分はPTAに恵まれている。前任校もその前の学校もすばらしかった。そして現任校。昨日が授業参観日、学級懇談会、PTA総会だったが、静かに授業参観する保護者の皆さん(廊下での雑談もなし)、積極的にPTA総会を運営するスタッフの皆さんを見て、「今回も恵まれている」と感じた。保護者や地域がすばらしければ、学校運営もしやすい。

・転勤して初の児童集会。ある意味、その学校の児童会の力がわかる会である。今日は12の委員会委員長が挨拶と抱負を述べたが、それが見事だった。どの子もメモを見ることなく(そもそも持参していない)、全校児童を見て広い体育館に響く声で話していた。「伝統」として受け継がれてきたよさと感じた。

・来週1年生を案内するために校長室をリサーチしていた2年生。校長先生が校庭にいたので対応。額に入った歴代校長の写真を「この写真の人は誰かわかりますか?」と質問したら、「卒業した校長先生ですか…?」とある子。「退職」「辞めた」と言わず、「卒業した」と答えたというセンスに思わず拍手。

・昨日の総会で地区副校長会の事務局長の務めを終える。1年間、よい経験をさせていただいた。仕事は間違いなく増えるものの、「人とのつながり」も増える。そして、自分のキャリアも増える。そのうえで「本当にご苦労さま」と他の会員から感謝されるのだから、事務局長には進んでなってもよいものである。

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2013.05.09

統計結果から思う

ちょっとしたことからこちらの調査結果を調べていたら、ちょっと気になる結果があった。
メインの学力調査ではなく、それに付随する内容である。

「児童生徒から見た保護者の学習に対する関心」という項目で「私の親は学校で習っていることについて私にたずねる」という質問である。
小学生の場合には次のような結果である。

・毎日あるいはほとんど毎日    21%(国際平均65%)
・週に1回か2回           37%(国際平均22%)
・月に1回か2回           22%(国際平均 6%)
・1回もないあるいはほとんどない 20%(国際平均 8%)

数字上だけ見れば、明らかに国際平均よりも低い数値が出ているということになる。
実感としても上記の日本の結果は妥当な数値だと思う。
我が子が小学校時代に自分も頻繁に尋ねることはしなかった。むしろ同職ということで月に1回もなかったのでは…と思う。
そう考えると国際平均の高さが逆に際立つ。外国のこの高さの理由は何か。その理由を知りたいところである。


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2013.05.08

和文化教育

このブログのタイトルは「地域のよさ・日本のよさを伝える授業」である。
もともとは、2000年にスタートしたホームページのタイトルを考える際につけたものだった。
2004年にそのままブログタイトルにしたのである。

しかしながら、なかなかその関連記事の更新ができない。ただ、自分の志としてタイトルは意識し続けたいと思っていた。
そんな中、5月上旬にこのタイトルに関連する動きが2つあった。

一つは本校のクラブ活動である。何と「茶道」「生け花」「日本舞踊」というような和文化を直接学ぶクラブがある。しかもそれぞれのクラブにプロであるゲストを招いているのだ。
5月1日の1回目のクラブの時にそれぞれのゲストさんとお会いし、活動の様子も拝見させていただいた。茶道クラブでは「先生もどうぞ」とお茶をいただいた。何とも心落ち着くよい時間だった。

もう一つ、今まで和文化教育研究交流協会に入会させていただいていた。大学時代の恩師が主宰されている。今度新たに学会として活動をしていくとのこと。これもまた自分としては嬉しいことである。今までも「学校を活性化する伝統文化の教育」のような本に寄稿したことはあったが、新たに発信活動ができるかもしれない。

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2013.05.07

2つの全国大会

日本教育工学会日本教育工学協会は、自分が「研究」を学ばせていただいている大切な学会である。教諭時代には何度か学会で発表させていただいた。研究の基礎(の基礎)を学んだ。
管理職になってからはすっかりとご無沙汰してしまっているが、「今年は全国大会が東京であるんだなあ…」といったことはチェックしていた。

さて、今年度この二つの学会の全国大会が共に東北で行われる。これは自分にとってまさに朗報である。
管理職にとっては平日は厳しいし、休日も時期によっては各種大会や地域行事と重なる場合がある。しかし東北となれば、それらと重なっても行ける可能性があるからだ。

日本教育工学会第29回全国大会
 我が母校、秋田大学で行われる。秋の3連休でクラブや地域行事はあるだろうが、どこか一日は参加できるであろう。

第39回全日本教育工学研究協議会全国大会 宮城・仙台大会
 この時期は例年、学習発表会と重なることがあるが、今年度は重なっていなかった。大会2日目に参加できる可能性がある。

有難い巡り合わせである。

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2013.05.06

「毎年変わっていなかいことには・・・」

すごいなーと思うスポーツ選手にヤンキースの黒田投手がいる。
日本にいる時にはそれほど注目していなかったのであるが、アメリカに行って確実にステップアップしている姿を見て、その存在に注目するようになっている。さらに有田先生が何かの原稿でも取り上げていたので、さらに気になっている。
有田先生が紹介していた黒田投手の言葉の出典らしきものに偶然出会ったので、ここに記しておく。

「毎年、自分が変わっていかないことには本当に打たれます。去年からは緩急の差をつけたいと思って、カーブを取り入れました。相手にカーブもあるぞ、と思わせたくて。」 こちらより。

これは教育も同じだなあ・・・と思う。
持ち上がりの担任でも、かつて同じ学年を経験したことがある場合でも、教師自身が変わらなければいけないと思う。子どもたち自身が成長していたり、違ったりしているからだ。
これは管理職の仕事も同じ。学校の実態も先生方も毎年変化している。それに対して自分が変わってないのであれば、それは後退を意味する。

校務以外の自分の「仕事」も同じ。毎回同じ内容で講座をするわけにはいかない。今年度は6月からスタートする。これからどれぐらい自分が変わっていくかが大切だと思っている。

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2013.05.05

こどもの日 端午の節句とともに

こどもの日が母に感謝する日でもあることはあまり知られていないであろう。

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1 こどもの幸せを願う日

 五月五日は「こどもの日」です。皆さんも知っていますね。
 法律では「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」日とされています。
 この日は、昔から「端午の節句」と呼ばれ、男の子の成長を願う日でした。
よろいやかぶと、武者人形をかざる家もあるでしょう。このよろいやかぶとは「男の子の体を守る」という意味があります。
 また、この頃、こいのぼりも庭先でよく見かけます。このこいのぼりも、男の子の出世を願って飾られているものです。

2 ちまき・かしわもち・しょうぶ

 端午の節句といえばいくつかの習わしがあります。
 まずは「ちまき」です。ちまきを食べると災いにはあわないと言われています。もともと中国では水神さまにささげる食べ物でした。
 続いて、柏餅(かしわもち)です。これは日本独特のものです。柏の新しい芽が出るまで古い葉はかれても落ちないことから、「家系がとだえない」という縁起がいいものとされてきました。また、「親が子の無事を願う気持ち」にも通じると言われています。
 さらに菖蒲(しょうぶ)湯です。菖蒲の香りは、災いをはらうものとされていたので、菖蒲をお風呂に入れるというならわしです。
 どれも災いを避け、幸せを願うものです。

3 「母に感謝する日」でもある

 さて、こどもの日は子どもが主役で間違いはないのですが、最初に話した通り、「母に感謝する日」でもあります。このことはあまり知られてはいません。
 皆さんが今生きていられるのは、親や家族があってのことです。赤ちゃんは一人では生きていけません。皆さんの成長を願って、生まれた時から、いや、正しくはお母さんのお腹の中にいる時から、愛情をもって育ててきました。
 こどもの日は、成長した自分のための日だけではなく、育ててくれた親に感謝するチャンスの日です。「育ててくれてありがとう」と一言言ってみましょう。その気持ちを持ち続けたいものです。

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2013.05.04

24年度分の事務局仕事の終了

一昨日、24年度の事務局をしていた地区副校長会の総会が終了した。
1年前の総会後から新事務局となり、1年間。無事仕事を終了した。
通常校務に加えての事務局仕事だから、会員の皆さんからは「ご苦労さま・・・」と時々言われた。
さらに、他の県造研事務局(これはこれで大きな事務局仕事だった)や小さな事務局の当番ということで、その面では「当たり年」だった。

さて、目を向けるのは25年度。今年、校務以外で公的関係から依頼されているのは昨年度に続いて研究所の仕事が一つ。そして、かつて自分が関わり、この地区に戻ってきたら再度関わりたいと思っていた社会科関係の研究会である。
折しも一昨日の事務局終了に合わせて、2つの具体案が回り始めた。
特にも社会科関係は、イベント企画、他地区との連携、広報活動等、活性化のためのアイデアが浮かんでいる。これからが楽しみである。

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2013.05.03

憲法記念日 憲法とくらしの関係

このブログのメインテーマである「地域のよさ・日本のよさを伝える」ために、今年度もこちらのサイトから転載させてもらおう。今までも掲載した記事ではあるが・・・

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1 「戦争の放棄」で有名な日本国憲法

 「憲法」とは国を治めるための大事な法です。
憲法記念日は、日本国憲法が一九四七年五月三日に施行されたことを記念として作られました。
 日本の憲法で世界にも有名なのが、第九条の「戦争の放棄」です。
昔あった戦争で多くの人が亡くなりました。そのため、世界の平和と日本の平和を願って作られたものです。

2 自分たちと関係のある憲法

 難しそうな憲法ですが、皆さんとも関係することがあります。
 たとえば、四月になると各教科の教科書が渡されます。何冊ありますか。教科の分だけありますね。
 この教科書は皆さんの家の人がお金を払って買っているのでしょうか?実は無料、ただなのです。
 日本国憲法では第二十六条に「義務教育はこれを無償とする」とあります。これをもとに法律が作られ、教科書が無料になっているのです。
 もちろん実際に教科書が作られるまではお金がかかります。それらは税金といって、国民から集められたお金で作られています。

3 国が違えば法律も違う

 憲法をもとに法律は作られます。みんなも法律をもとに生活をしています。
たとえば、小学校に満六歳で入学するのも法律で決められています。自転車を運転する時に左側を走ることも「道路交通法」という法律で決まっています。
 そして、国が違えば法律も違ってきます。世界にはおもしろい法律があります。シンガポールでは、「チューインガムの国内持ち込みが禁止(ただし医薬用は別)」「道路といった公共の場所でつばを吐くのは禁止」という法律があるそうです。それに反した時には、罰金になることもあります。
 外国を旅行して、その国の法律を知らないでいると、罰金を受けることがあるかもしれませんね。

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2013.05.02

ヒントとなる言葉

教職研修」5月号には自分の仕事を進める上でヒントとなる言葉がいくつも掲載されていた。書かれているライターも著名な方が多い。

・体罰の最大の特徴は、相手に言葉で理解させようとする一番の手間と労力がかかる部分を省いているところにある。(為末大)

・確かに言葉で説明するのは大変だけど、そのプロセスを経てきた選手と問答無用で指導されてきた選手は大人になってから大きな違いが出る。(為末大)

・この成熟社会では、もはや万人に共通する「正解」というものが存在しません。そのかわりに、なるべく多くの関係者が納得できる解、つまり「納得解」を生み出していく必要があるのです。(藤原和博)

・いつも明るく太陽のようで、人を引き付ける。どんなに苦しい状況でも笑顔が出せる。そういう校長先生は、やはり「求心力」があるのだと思います。(陰山英男)

・服務に関する資料を整理し、中堅教師が中心となって独自の服務用のテキストを開発したのであった。(西留安雄)

これからの仕事のヒントとなるものばかりだ。陰山先生の言葉の「校長先生」の部分は「副校長」と「担任」と置き換えても通じるであろう。

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2013.05.01

丁合機に助けられている

本校に来て、印刷室に丁合機があった時に、「有難い」と思った。
私が初任の頃に比べて、印刷機やプリンタ―は格段に進歩した。(初任が四半世紀以上前だから当たり前なのだが。先日も年輩の先生方と「ガリ版」の話をしたが、若い先生はもちろんわからなかった。)

しかし、こと丁合に関しては別。機械がある学校であれば一人でも丁合が効率的にできるが、そうではない学校では印刷物が多い場合にはそれに費やす時間もけっこうかかる。

先月のPTA総会では総会資料の印刷が600部に達した。十数枚ある資料を600部丁合するのは大変なことであるが、機械のおかげで時間的にはだいぶ短縮できた。
昨年度も県造研大会の指導案300部の丁合を他校で行ったが、これも2時間半で一人でできた。実行委員が集まって、みんなで行えば1時間ぐらいで終わったかもしれないが、その行き来の時間や学期末に出てくることのロスを考えたら、機械がある効果は大きいものである。

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