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2013.05.05

こどもの日 端午の節句とともに

こどもの日が母に感謝する日でもあることはあまり知られていないであろう。

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1 こどもの幸せを願う日

 五月五日は「こどもの日」です。皆さんも知っていますね。
 法律では「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」日とされています。
 この日は、昔から「端午の節句」と呼ばれ、男の子の成長を願う日でした。
よろいやかぶと、武者人形をかざる家もあるでしょう。このよろいやかぶとは「男の子の体を守る」という意味があります。
 また、この頃、こいのぼりも庭先でよく見かけます。このこいのぼりも、男の子の出世を願って飾られているものです。

2 ちまき・かしわもち・しょうぶ

 端午の節句といえばいくつかの習わしがあります。
 まずは「ちまき」です。ちまきを食べると災いにはあわないと言われています。もともと中国では水神さまにささげる食べ物でした。
 続いて、柏餅(かしわもち)です。これは日本独特のものです。柏の新しい芽が出るまで古い葉はかれても落ちないことから、「家系がとだえない」という縁起がいいものとされてきました。また、「親が子の無事を願う気持ち」にも通じると言われています。
 さらに菖蒲(しょうぶ)湯です。菖蒲の香りは、災いをはらうものとされていたので、菖蒲をお風呂に入れるというならわしです。
 どれも災いを避け、幸せを願うものです。

3 「母に感謝する日」でもある

 さて、こどもの日は子どもが主役で間違いはないのですが、最初に話した通り、「母に感謝する日」でもあります。このことはあまり知られてはいません。
 皆さんが今生きていられるのは、親や家族があってのことです。赤ちゃんは一人では生きていけません。皆さんの成長を願って、生まれた時から、いや、正しくはお母さんのお腹の中にいる時から、愛情をもって育ててきました。
 こどもの日は、成長した自分のための日だけではなく、育ててくれた親に感謝するチャンスの日です。「育ててくれてありがとう」と一言言ってみましょう。その気持ちを持ち続けたいものです。

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