お茶と私たちとの身近な関係
本校では「茶道クラブ」があり、週に一度、地域のゲストティーチャ-が子どもたちに教えてくれる。
その様子を参観すると本当によき学びをしていると感じている。
以下、お茶について書いた文章である。
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1 身近な飲み物 お茶
「飲み物」にはたくさんの種類がありますね。ジュース、お茶、コーヒー、ココア等、その場に合わせて皆さんも飲むことでしょう。その飲み物の中で日本人にとって身近なのが「お茶」です。「静岡茶」というように日本の各地で多くの茶の葉が生産されています。
お茶のいい点はいくつもあります。
お茶で口の中の細菌の増加をふせぎます。食後にお茶を飲むことはその点で効果があるのです。お茶には虫歯を防ぐ働きもあると言われています。お菓子などを食べた後には効果があります。他にも食中毒を防いだり、体の調子を整えたりする効果もあると言われています。
また、お茶には大脳を興奮させるカフェインが入っていますから、眠気を覚ますにもいいです。ただし、寝る前に飲むと寝付けない人もいますから、注意が必要ですね。
2 伝統文化「茶道」
私たちにとって身近なお茶なのですが、決められたふるまいでお客さんにお茶を入れる「茶道」という文化が日本にはあります。「茶の湯」とも言われます。
お茶を楽しむだけではなく、多くの礼儀作法に基づいて行われます。茶道教室もあるくらいです。
使われるお茶は抹茶です。皆さんにとっては、お茶よりもお菓子やアイスでなじみが深いかもしれません。
3 お茶に関する言葉やことわざ
お茶が日本人にとって身近な存在だった証拠に、関係する言葉やことわざがいくつもあります。みんなが知っているのには何がありますか。
たとえば、「お茶の子さいさい」。物事が簡単にできる時に、「そんなのお茶の子さいさいだ」というように使います。「お茶の子」とはお茶に添えて出されるお菓子のことで、お腹いっぱいにはなりません。お手軽、簡単という様子を表します。
「お茶をにごす」とは、その場しのぎでごまかすことです。茶の作法を知らない人が、ほどよく茶をにごらせて、取り繕ったところから来ています。
他にも「日常茶飯事」「茶柱が立つと縁起がいい」といったように多くのお茶に関する言葉やことわざがあります。調べてみるのもおもしろいですね。
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