輝ける50代
こちらの本に諸富祥彦氏が次のように書いていた。
50代の教師はベテランだから大丈夫だと放っておき、若手教師の育成に力を注ぎ、がんばれと発破をかけるのは当然なのですが、やはり人間というのはいくつになっても自分を見ていてほしいのです。
管理職が若い人ばかりに目をかけることへの不満を50代の教師がもっていることについてである。
似た話を聞いたことがあった。
校長が職員会議で「輝ける50代」という話をしたら、あとで「校長先生ありがとうございました。あのように言われて、50代の自分もやる気が出ました」というものである。
20代、30代からみれば50代は「かなりのベテラン」という感じがするであろうが、実際の50代の自分からすれば「50代といってもまだまだ学びが必要」「まだ新しいことにも実践したい」という思いがある。(また、そうでなければいけないと思う。)
そうであれば、後進を育てつつ「自分を見てほしい」と思うことは当然だ。
諸富先生のお話は4年前に仙台で一度お聞きしたことがある。検索してみるとこちらで紹介されていた。新著の「教師の資質」も何人もの先生方が紹介していたこともあり購読。教師だけではなく、広くこの本を保護者が読むと教師理解も進むであろう。
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