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2014.04.29

昭和の日 変化の大きかった昭和時代

祝日恒例の子どもたち向けの小話。
今年度も掲載します。
記事を改めて読んで今年は東京オリンピックから50年を実感しました。

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1 一番長い昭和時代

四月二十九日は昭和の日です。昭和天皇の誕生日であり、昭和の時代をふりかえる祝日です。
 昭和時代は二十世紀の元号(げんごう)の一つです。元号とは、特定の時代を年を使って指すもので、漢字を使う日本や中国などで使われたものです。昭和の前の元号は大正、その前は明治で聞いたことがあるでしょう。
 昭和は元年から六十四年まで続きました。昭和天皇の在位期間にあたります。実際には元年と六十四年は1週間程度だったので、実際の昭和時代の期間は六十二年ほどです。この期間は元号の中では一番長いものです。
 皆さんの家族や親せきの中にも「昭和生まれ」が多くいると思います。それぐらい昭和時代は長かったのです。

2 「激動の時代」

 昭和は大きく変わった時代と言われています。
 昭和二十年までは大きな戦争がありました。たくさんの人が亡くなり、原子爆弾が広島と長崎に落とされました。
 その戦争が終わってからは日本も平和になり、どんどん発展してきました。人々の生活も豊かになり、新幹線、自動車、テレビといった皆さんにとっても身近なものが次々と生まれました。
 昭和時代の最初と最後では、同じ時代とは思われないほどの違いがあったのです。

3 東京オリンピックとテレビ中継

 昭和時代の大きな出来事の一つに東京オリンピックがあげられます。昭和三十九年に開催された東京でのオリンピックです。
 このオリンピックは戦争に敗れた日本の成長ぶりを世界に示すものでした。特に注目されたのは世界各国にオリンピックの様子が放送されたことです。今は、世界各国の様子をテレビで簡単に見ることができます。しかし、その頃は技術も十分ではありませんでした。
 それがこの東京オリンピックでできるようになりました。東京オリンピックは「テレビオリンピック」と言われたほどでした。ちなみにこの東京オリンピックの女子バレー決勝の視聴率は八十五%(NHK調べ)です。この記録は史上最高です。

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