一流の言葉から学ぶ
「初等教育資料」6月号を読む。
この雑誌は、各分野について質の高い内容の原稿が多く、参考となる。
そして同時に教育雑誌としては珍しく「一流」のインタビューも多い。
今回は作家の曽野綾子さんと筝曲演奏家の富山清琴さん。
それぞれ一流の言葉を発している。
●曽野綾子さん
・子どもたちには、自分は他者と違うのだ、違っていいのだ、違って当然なのだ、ということを伝える必要があります。
・違いを認めつつ、自分も他者も立てる。その多様性に耐える勇気も実に大切です。
・「それは親の責任です」とはっきり言っておやりになれるような空気をつくらないといけません。
・人間は家庭で自由に過ごす時間が最低12時間ぐらいないといけません。
・子どもが失敗したとき、抱きしめてやってください。
・子どもに本当に必要なのは、慰めと励ましです。
●富山清琴さん
・変わるのを恐れてはいけない。伝統芸能でも昔のやり方をそのままずっとやるということではないと僕は思っています。
・私は、この世の中に、悪い音楽もよい音楽もないと考えています。あるとすれば、残る音楽か残らない音楽があるだけです。「残ってきた音楽」には残るだけの理由があったはずなのです。
これらは実践のヒントにも、励みにも、刺激にもなる言葉である。
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