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September 2014

2014.09.30

9月終了

〇年度の折り返しである9月が本日で終了。平成26年度も半分が終わった。毎年思うことだが、本当にあっという間である。

〇8月があちこちで講師を行った「動」の月とするのなら、今月は「静」の月。それでも、中旬での熊本での講師役と授業のユニバーサルデザイン全国大会のインパクトは強かった。少ない学びの機会が今後の自分によき方向性を与えてくれそうである。

〇公的な仕事の方は休日での行事参加が多かった。PTA東北大会、PTAバレー、日本教育会岩手大会、ときわの日応援等々。それぞれが意義あるものであった。9月はこのような活動が例年多い。何か活動するにはちょうどよい季節なのであろう。

〇学校は県の国語教育研究大会に向けて先生方が指導案作りにがんばった。自分もかつて県大会で授業したり、事務局仕事をしたりしたことを思い出した。今回は会場運営の副部長。そのための会議もスタートした。バックアップをしっかりと行いたいと思う。

〇今月は特定分野のインプット・アウトプットが多かったので、幅広い読書という点では反省。少しずつでも学び続けることが大切だと改めて感じている。

〇明日からの10月。講師役はこれから一つの節目だと思っている。10月の姫路、11月の大阪とも有難いことに席が埋まってきている状況。自分に求められていることは何か。今まで内容を土台に新たなものを作りだすことである。夏とはまた違った内容を多く生み出していきたいと思っている。

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2014.09.29

視点をもつと情報が入ってくる

今までも授業のユニバーサルデザインは興味をもっていたが、実際に全国大会に参加すると様々なキーマンの原稿が目に入ってくる。
たとえば、こちらのサイト。もう4回目だから今までも原稿紹介の記事のタイトルぐらいは目にしていたのかもしれない。ただ、読むところには至っていなかったであろう。
それが全国大会でお名前を拝見し、一気に身近な記事になった。実際に記事を読んでみて「チクっと言葉を紙に書いてごみ箱に捨てる」という方法をなるほど…と読ませていただいた。
やはり研修に出掛けることは、その場だけではなく、その後の知識や視点の広がりにもつながる。当たり前のことではあるが、改めてそんなことを感じた。(ちなみにユニバーサルデザインの授業については、同じ明治図書のサイトのこちらにも記事が掲載されていた。)

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2014.09.28

秋田の取組

全国学力テストの結果が発表されてから1ケ月余り。
職場でも校内研究会で今回の結果を分析し、本校の授業改善に役立てようとしている。
その中で、「秋田の取組」が話題になった。
隣県であるし、ずっとトップを維持している秘密に興味をもつのは自然のことであろう。
私自身は秋田県の出身であるし、高校や大学の同級生の教員も多いから、なおさら興味がある。

調べてみるとちょっと古いが文科省のこちらに秋田県の取組が多く掲載されている。
地道な取組の大切さを実感する。

昨年、一昨年とその取組の様子を能代と湯沢の「学力向上フォーラム」で見させていただいた。
今年は由利本荘市で開催されるようだ。(こちら
幸い、この日は今のところ地域の行事やPTAの行事がない。今年も秋田で学ぶことができそうである。

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2014.09.27

盛岡で土作先生のセミナー

研究仲間が主催するセミナーです。
私自身は先約があり参加できませんが、このようなセミナーが盛岡で開催されることはあまりありません。
貴重な会です。ご都合がつく方はぜひどうぞ。
申込はこちらから。

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日本で最もアツい教育実践家「土作彰」先生が北東北初見参。
パワフルなキャラクターに哲学を持って日々教育活動に勤しむ土作先生とともに、
学級づくりを始め子どもを伸ばす教育について学びましょう。
今回は土作先生の代名詞ともなっている「3D理論」「哲学」「決めゼリフ」を、
講座・模擬授業から余すことなく学ぶ「ALL土作彰セミナー」です。
今回は会場の都合上、20名限定の講座となります。
また、土作先生が今度、いつ北東北へいらっしゃるかは分かりません。
少人数でがっちりと土作先生から学ばせていただきましょう。

■講座テーマ 『「教え・繋ぎ・育てよう」 学級づくりを支える哲学』

■日時 11月22日(土) 13:00〜16:50(受付開始 12:30)

■場所 岩手県民情報交流センター(アイーナ)817号室
 盛岡駅西口から徒歩1分

■定員 20名(先着順)

■会費 3500円

■講師 土作彰(つちさくあきら)先生
 ○奈良県広陵町広陵西小学校教諭
 ○日本教育ミニネタ研究会代表
 ○「学級づくり」改革セミナー主催
 ○『教師のチカラ』誌(日本標準)編集委員
 1965年大阪府八尾市生まれ。
 1990年より奈良県の小学校教員となる。
 10年目まで全国のセミナーに足を運び、とにかく授業のネタの収集に明け暮れるが、
 何かが足りないと気づく。
 2001年に群馬の元小学校教師深澤久氏の学級を参観し、衝撃を受ける。
 以来、教師に必要な「哲学」論を研究。最近は授業を学級づくりに昇華させる方法として
 「3D理論」を考案。
 日々その実証に明け暮れている。
≪著書≫
・『絶対に学級崩壊させない!ここ一番の「決めゼリフ」』(明治図書)
・『子どもを伸ばす学級づくり』(日本標準)、
・『ミニネタで愉快な学級を創ろうよ』(学陽書房)
・『授業づくりで学級づくり』(黎明書房)
・『子どもを伸ばす学級づくり-哲学ある指導法が子どもを育てる』(日本標準)など多数

■内容
 12:30〜13:00 受付
 13:00〜13:05 開会行事
 13:05〜14:50 講座① 「教え・繋ぎ・育てよう」学級づくりの3D理論
 14:00〜15:00 講座② 模擬授業「哲学に基づいた学級づくり」
 15:10〜16:05 講座③ 子供の認識と行動を変える「ここ一番の決めゼリフ」
 16:15〜16:45 Q&A
 16:45〜16:50 閉会行事

■懇親会
 午後5時30分より 盛岡駅周辺で開催

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2014.09.26

あの日の観光船

先日新幹線に乗車し、いつものように車内誌である「トランヴェール」を読んだ。特集以外はパラパラと斜め読みだが、「みやこ浄土ヶ浜遊覧船」のタイトルと写真を見て「おお!」と思った。船長の坂本さんが写っていたからだ。

坂本船長さんは、かつて宮古市に勤務していた時にお子さんを担任した。しかもお二人とも。陸上大会等で船長さんにお会いことが何度かあった。
その船長さんが、3.11のあの日に大地震後にすぐに船を出し、3日間も海で待機をしながら、船を守った。そのおかげでその年の7月には運行再開ができた…というエピソードが書かれていた。この話は以前も新聞で書かれていた。

改めてネットで調べてみると、こちらに4回シリーズ()で船長さんのことが書かれていた。大震災の2年後だ。(私が担任した娘さんのことも少し書かれていた。)

このような思いをして守ってくれた遊覧船。ぜひ宮古に行かなければ…と記事読んだ思った。(そういえば、「宮古の自慢CMを作ろう」という学習でお子さんが選んだのは「浄土ヶ浜」だった。父親の影響もあったんだろうなあ…)

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2014.09.25

ことば食堂

昨日テレビで「国語に関する世論調査」についてのニュースを流していた。(昨年も同じ頃だったような気がする…)
例によって本来とは異なる意味で使っている慣用句のことも紹介されていた。たとえば「世間ずれ」である。

ネットで調べてみると、「ことば食堂へようこそ!」がヒットした。
こちらは単に誤用の説明だけではなく、動画で劇風にしている。見てみるとちょっとした教養番組風になっている。

それにしてもここにある誤用例は自分があやしいのもいくつかある。かつて重要な役職についている行政の方が「このような重要な仕事は自分にとって役不足ですが、がんばりたいと思います」と話されたことがあった。自分もあれこれ話す機会がある。自戒しなければいけないと思ったものである。何度でも勉強しなければ…。

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2014.09.24

教科通信「まなびと」

以前一度紹介をしていた教育出版の教科通信「まなびと」。
Webで見られるようになりました。こちらです。

今回の特集は「有田先生から学んだこと」です。
私もP13~14に「有田和正実践の今日的意義」を書かせていただきました。
思い出に残る原稿になりました。

(特集とは別に授業のユニバーサルデザインの村田先生の原稿も掲載されています。)

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2014.09.23

秋分の日と彼岸花

1 祖先をうやまい、なくなった人をしのぶ日
 九月二十三日(閏年は二十二日)の秋分の日は「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ日」です。三月の春分の日と同じように「彼岸の中日(なかび)」と言われています。
 みんなの中にはお墓参りに行く人も多いと思います。自分の命は親がいるからこそ生まれたものです。また、皆さんの親にもその親がいます。ずっと先から命はつながっています。
祖先のうち誰か一人でも欠けていたら、自分という人間は存在しません。ですから、命の源である祖先に私は感謝したい気持ちをいつも持っています。
 また、皆さんの中には家族や親せきが亡くなったという経験がある人もいると思います。縁のあった皆さんを思い出すことも大切なことです。

2 いろいろな名前がある彼岸花
 秋分の日あたりから咲く花に「彼岸花」があります。名前の通り、お彼岸の頃に咲きます。枝や葉がない赤い花で、皆さんも見たことがあると思います。別名を「曼珠沙華」(まんじゅしゃげ)と言います。「天上の花」という意味です。おめでたい事が起こる兆しに、赤い花が天からふってくるというところから名付けられたようです。
 でも、彼岸花は他にも「地獄花」「幽霊花」とも言われています。毒を持っているため「毒花」と言われることもあります。同じ花なのに、おめでたい名前から不吉な名前までいろいろな名前をもっている花です。

3 四年に一回の閏(うるう)年
 秋分の日は四年に一回は九月二十二日です。閏年の年です。
 平年は一年が三百六十五日ですが、三百六十六日の年が四年に一回あります。その年の二月は二九日まであります。これが閏年です。
 西暦で四で割り切れる年が閏年になります。たとえば、二〇一二年、二〇一六年です。この年には、夏のオリンピックが開催されるので、オリンピックイヤーと呼ばれます。
 ところで、「じゃあ、二月二十九日に生まれた人は四年に一回しか誕生日が来ないの?」と思った人もいるかもしれません。もちろん、そんなことはありません。閏年ではない年は、法律上は二月二十八日に年齢を重ねることになっています。

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2014.09.22

小学生の県名認知度

調べごとをしていたら、こちらのページに辿りついた。

「そういえばかつて新聞記事にこの認知度調査のことが掲載さていたなあ」と思い出した。
北海道と沖縄の認知度が高いのは当然として、青森や我が岩手も高い。まあ、これは北から順に「北海道、青森、岩手…」と唱えることが多いのもあるだろう。

興味があるのは、誤答分析や地図帳好き嫌いといったデータ。こういう中に、地図実践のヒントが隠されているのでは…と思う。

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2014.09.21

日本が誇る鉄道技術

 先日乗車した新幹線。後続の追い越し新幹線が遅れたため、途中で5分の遅れとなった。わずか5分なのに「大変ご迷惑をおかけしております。お詫びいたします」というアナウンス。それが3分になっても、1分になっても何回もお詫びのアナウンスが流れる。この時間厳守意識…。結局到着した時には時刻通りになっていた。様々な意味で「新幹線はすごいなー」と思った。
 かつて子ども向けの文章で「日本が誇る鉄道技術」というテーマで書いたことがあった。掲載したい。

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1 「正確」な日本の鉄道
 日本は世界でも鉄道をよく利用する国です。日本で一番利用されるのはJR新宿駅で、一日だけで七十万人以上の人々が乗り降りします。これは世界一と言われています。
 日本の鉄道の特徴は何といっても運行時刻の正確さにあります。たとえば、先の新宿駅では、朝や夕方では三分程度で電車が来ますがほとんど遅れることはありません。これは新幹線も同じです。外国の人が日本の列車に乗るとその正確さには驚きます。というのも、外国では数分程度の遅れは、遅れたうちに入らないことが多いからです。
 また、安全性も評判です。新幹線ができたのは一九六四年ですが、大きな事故はありません。
 時刻に正確で安全性も優れている。これが日本の鉄道です。

2 新幹線の開発への努力
 今、新幹線は日本各地をつないでいます。時速は三〇〇kmを超えます。
 ただ、新幹線ができる十数年前まで、日本の鉄道の最高速度は一〇〇kmにも届いていませんでした。その頃の外国に比べてこれはかなり遅いスピードでした。
 それが新幹線建設と共に技術開発が進み、最初の東海道新幹線の最高速度は時速二一〇kmと、世界で初めて二〇〇kmを超えました。この技術の高さは世界でも驚かれました。
 ちなみに今も新幹線の技術の開発は進んでおり、最近では中国やイギリス等に新幹線を輸出しています。日本の技術が世界で役立っているのです。

3 海の底を行く青函トンネル
 ところで、北海道と本州が離れているのは知っていますね。ところが、北海道と本州は鉄道でつながっているのです。もちろん海の上を鉄道が走っているわけではありません。海の下に海底トンネルが通っているのです。青函トンネルと言われているこのトンネルの長さは五十三.九kmです。海底部をもつトンネルとしては世界一です。
 このトンネル作業は大変なものでした。海底の下にあるため、土は弱く、水が流れてくる危険も大きかったのです。その中で工事開始から二十七年をかけて、鉄道が通ったのです。
 いずれは北海道にもこの青函トンネルから新幹線が通ります。高い技術で日本は北海道から九州まで新幹線で結ばれることになるのです。

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2014.09.20

つぶやきより

フェイスブックから。

・現任校のOB会。事務局長ということで、準備にかなりの時間を今までかけた。今日の午前も写真撮影の席順と今の学校を紹介するミニプレゼン作り。懇談会では懐かしい出会いがいくつも。本校ではなく、いろいろなところで繋がった縁。特に30年前に「江刺市の採用です」と直接電話をいただいた、当時の管理主事さんにご挨拶できた。先生方同志も多くの再会に話も弾んでいた。そのプロデュース役というのであれば、準備も報われる。

・歯医者。治療室に案内されたら「水沢小時代に水泳で『水の神』をやっていましたね。楽しかったですよ」。聞くと、最後に担任した学年の他の学級の保護者。もう8年前。「プール納め」の時には、遊び心で先生方が水の神と女神に扮していたのだった。今となっては懐かしい。

・コンクールに出す読書感想文を読ませていただく。「子どもたちの作文はいいなー」とつくづく感じる。子どもたちの思い、気持ちが文章から伝わってくる。知っている子のものは、「おっ、こんなことを考えたのか」と感心することも。コメント書きや評価と関係のない気楽に読める立場だった、ということもよかったのかな…。

・今日の日本教育新聞には親交のある校長先生がお二人、顔写真入りで原稿が掲載されていた。じっくりと拝読。その見識の高さに学ぶ。印象に残ったメッセージ。
「教室で担任が子どもに見せる姿は、教職員に見せている校長の姿そのものです」
「成長する姿を子どもに見せること、その姿が教師なのだと思います」

・今日読んだ本から、「3つの無駄があると生きた情報が集まる」という。
・無駄な空間(例:職員室の後ろにあるスペース)
・無駄な時間(会議も何も拘束されない時間)
・無駄な世間話(井戸端会議のようなもの)
昔に比べたらこのような「無駄」は少なくなったと思う。無駄の効用(?)はもっと見直されてよいと確かに感じる。

・外勤業務で銀行に行った折、置いてあったタウン誌の表紙に目がいく。「どこかで見たことがある青年だな…」と思いながら、特集を見ると25年前に担任した子だった。初の1年生担任の時の子で好奇心いっぱいの目でよく質問をしていた子だ。今は農園の若旦那で美味しい野菜を作っているとのこと。「そうか、立派な青年になったんだなー」と感慨深かった。

・授業中に小さな地震。条件反射ですぐに自席から移動し一斉放送のマイクをもつ。大きくなかったので、机の下にもぐる指示も不要だった。ホッとする。今も勤務中に地震があると、あの日を思い出す。このごろはマスコミの扱いも小さくなってしまったが、復興はまだまだ。明日はあの日から3年半である。

・今朝は気持ちのよい青空。朝のいつもの仕事が一段落ついた時点で、秋空の下で登校する子どもたちを見たくて、校舎裏、後者横、校庭脇と挨拶ウォーキング。本当に「おはようございます!」が気持ちよかった。帰りに校庭に寄ったらブランコで遊んでいる子どもたちも元気よく「おはようございます!」。子どもたちからエネルギーをもらった朝。

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2014.09.19

「小5教育技術」

一昨年とその前の年に、2年連続でグループ連載をしていたこともあり、今も「教育技術誌」から原稿依頼が年に1~2回届く。
小5教育技術」誌に「授業参観、とっておきのネタ」を書かせていただいた。
国語、算数、社会、理科、体育、道徳といった各教科のネタだけではなく、ミニスピーチやフラッシュ型教材といったパーツネタも。「自分もあれこれ取り組んだのだなあ」と思いながら書かせていただいた原稿だった。

さらにこの号では、特集が「信頼ベースの学級ファシリテ―ション」や「意味づけ復唱法」。教育技術誌もどんどんと進化していることを感じる。

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2014.09.18

「第4回 学級力向上セミナー 姫路〈社会科編〉」

1ケ月前の25日に改めてアナウンスを…と思っていましたが、定員まで「あとわずか」となってしまいました。
検討されている方、お急ぎください。
※この記事のアップ数時間後に「満員御礼」となってしまいましたが「増席」となりました。「あとわずか」は変わりません。

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「第4回 学級力向上セミナー 姫路〈社会科編〉」
学級力向上セミナー第4弾!
今回は「社会科」!
岩手より授業名人「佐藤正寿先生」をお招きし、じっくり学びます。
この日が、教師人生として価値ある一日となること間違いないでしょう。
ぜひこの機会に「姫路」にお越し下さい!

 ☆日時  平成26年10月25日(土) 10:00〜16:45

 ☆場所  姫路労働会館 
 
 ☆講師  佐藤正寿(岩手県奥州市立常盤小学校 副校長)
            
 ☆参加費 3000円(学生2000円)

 ☆定員  50名

☆詳細

 10:00〜10:05 はじめの言葉
 10:05〜10:35 朝の会(山の麓より)
 10:35〜10:45 休憩
 10:45〜11:45 佐藤正寿氏①「社会科好きを育てる模擬授業」
 11:45〜12:45 休憩
 12:45〜13:15 昼の会(山の麓より)
 13:15〜13:25 休憩
 13:25〜14:25 佐藤正寿氏②「熱中する社会科授業 10の視点」
 14:25〜14:35 休憩
 14:35〜15:50 佐藤正寿氏③「トータルバランスで考える教師力」
 15:50〜16:00 休憩
 16:00〜16:40 QAシェア
 16:40〜16:45 おわりの言葉
 17:30〜      懇親会
 
 ☆事務局 山の麓の会
 お申し込みは「こくちーず」にて 。こちら

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2014.09.17

「学校広報を考える」

愛される学校づくり研究会のこちらの記事に刺激をいただいている。
第7回が「校舎外の掲示物に露見すること」。
第8回が「教育荒廃論が捏造される訳」。

第7回を読み終わった後、翌日の校内巡視では「威圧掲示」がないか確認をした。(学校現場に長くいると「許可なく立ち入ることを禁ず」というような掲示には慣れ切ってしまうものだ。)
第8回を読んだ時には、学校ブログを日々更新し続けている(それこそベタな記事)自分の役割を自覚することができた。
これからも注目していきたい連載である。

※今回は中林先生の「ゴメンネ辛口コラム」も更新されていた。いつもながらの鋭い切れ味を味わわせていただいた。

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2014.09.16

贅沢な景色

13日のこと。熊本からの帰り。飛行機で東京まで。

飛行機移動の多くは夜にさしかかることが多いので景色を見ることはあまりない。空港の近くの夜景ぐらいである。
ところが今回は日中で天気も快晴。しかも移動ルートは海上ではなく地上。(当たり前のことだが)地図帳通りの景色が広がる。香川県、淡路島、大阪湾、三河半島、伊豆半島、そして伊豆大島。埋立地や海岸線の様子がリアルにわかる。

今の時代はグーグルアース等で見ることができるが、リアルな景色に地図好きの自分はくぎ付け。地図帳を持って来ていたら…と思わずにいられなかった。
移動の手段としての飛行機だったが、今回は「贅沢な景色」を堪能させていただいた。

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2014.09.15

お年寄りを敬おう 敬老の日

1 長寿国日本
 九月第三月曜日は「敬老の日」です。「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを目的としています。
 昔は「人生五十年」と言われ、「還暦」(数え年で六十一歳)もまさに「長寿のお祝い」でした。今は平均寿命が男子は七十九歳、女子は八十六歳を越えています。全世界の平均寿命は男女合わせておよそ六十七歳です。中には平均寿命が四十歳代の国もあります。
還暦を迎えた皆さんは、日本の平均寿命に比べたらまだまだ若いですね。ちなみに、還暦のお祝いに、赤いちゃんちゃんこや赤い座布団が贈られます。これは昔の暦で還暦六十年で生まれた干支に戻り、「赤ちゃんに還る」という意味のならわしです。また、「赤は魔よけの色」という意味も含まれています。

2 長寿のお祝いの意味
 さて、先の還暦の他にも「古希(こき)」(七十歳)、「喜寿(きじゅ)」(七十七歳)、「傘寿(さんじゅ)」(八十歳)といったお祝いがあります。
 それぞれの漢字から、何歳のお祝いか予想ができます。
 たとえば「喜寿」。別の漢字で「㐂寿」と書きます。何歳かわかりますね。七十七歳です。
 では、「米寿(べいじゅ)」。これは何歳のお祝いでしょうか。八十八歳です。「米」が「八十八」を組み合わせた漢字から来ています。
 「白寿(はくじゅ)」。これは何歳でしょう。難しいですね。九十九歳のお祝いです。「百」から「一」をとると「白」になりますね。だから九十九歳のお祝いなのです。
 それぞれのお祝いでは、家族が長寿の祝い事をします。還暦では先のように赤にちなんだプレゼントをすることが多いですが、他のお祝いでは特に決まっていません。もちろん、長寿のお祝いに限らず、年に一回の敬老の日に感謝の気持ちをこめてお祝いすることは望ましいことです。手作りプレゼントや言葉のプレゼントでもいいのです。

3 将来は今よりも高齢化社会に
 皆さんがお年寄りになる時代は、日本は今よりもお年寄りの割合が高くなると言われています。「五人に二人が六十五歳以上のお年寄りになる」というデータもあります。ちなみに今は、四~五人に一人の割合です。高齢化社会が訪れます。多くのお年寄りが大切にされる世の中にしていきたいですね。

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2014.09.14

11/22の大阪の申込が始まりました

11月22日の大阪での講座の申込が昨日から始まりました。
こちらからです。
昨日からの申込で定員の6割が埋まっていました。予定をされている方はお急ぎください。
以下内容です。

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SOYA初の社会科授業づくり講座です。
しかも講師先生は、あの佐藤正寿先生です。
社会科授業づくりを一緒に学びましょう。

平成26年11月22日(土)

受付 12:50
第1講座 13:00~14:00
楽しい社会科授業のこつ(模擬授業形式で)
第2講座 14:10~15:10
社会科授業の基礎技術(発問、資料の読み取り等)
第3講座 15:20~16:20
社会科授業づくりのポイント(教材開発を中心に)
質疑 16:40まで

会場 守口市ムーブ21

参加費:3000円 当日、受付にてお支払くださいませ。

【講師】
佐藤正寿先生 1962年生 現在岩手県公立小学校副校長
教諭時代は、NHK「わくわく授業」、朝日新聞「花まる先生」等、メディアで実践が何度も取り上げられる。著書に『スペシャリスト直伝!社会科授業成功の極意』(明治図書)、『仕事がスイスイ片付く!教師のためのシンプル時間術』等、共著多数。

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2014.09.13

エキサイティング・熊本

熊本市教育センターからお招きを受けて「教師塾きらり」で模擬授業と講話を行う。熊本は8年ぶり。全日本教育工学協議会熊本大会以来であった。

公的な研修会ではあるが、土曜日開催、しかも塾生+公開講座ということで七十数名のご参加。このような場で話させていただくことの有難さを感じた。
というのも「塾生」の名の通り、若手~中堅にさしかかる意欲が高い世代が中心。その中での模擬授業だけにテンションも上がっていく。模擬授業も講話も気持ちがよかったので、時間配分がどんどんずれこみ、時間オーバー。(この点は大反省。)時間制限がなかったらまだまだ語っていたいところだった。

しかもユニークだったのが、模擬授業と講話のあとの「塾生の学びのシェアリング」これは価値があるものだった。グループで今回の学びのキーワードを示す。「安心」「明」「笑」といったキーワードをもとにした1分プレゼン。私も一言コメントを求められ、触発されっぱなしだった。まさに「エキサイティング・熊本」だった。

前日の21時に空港に降り立ち、今日は13時過ぎにまた空港…と十数時間の滞在だったが、強い強い印象が残った熊本であった。出会った皆様との縁はまさに価値ある出会いである。

※今回のお招きは20代の頃から「すごいなー」と眩しい思いで実践を追いかけていた前田先生からのものであった。前田先生との情報交流も刺激的であった。拝見させていただいた教師塾のビデオや塾のコーディネートぶりにも大いに学ばせていただいた。

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2014.09.12

最近読んだ本から

■「愛される学校の作り方」(玉置崇・斎藤早苗共著 プラネキサス)

 夏に小牧市の研修会でお二人にお会いした時に「今度、本が出ます」と話されていた。私にとっては待望の本である。それというのも、様々な場で発信されるお二人の様子から、「最強の校長先生と最強のPTA会長さんが、同じ学校にいたら、学校はどのようになるのか」というのが、その本に書いていると思ったからである。
 まさにその通り。この本には、学校はもちろんPTAをどんどん変えていく姿が描かれている。それが決して強引というわけではない。ごくごく自然に…というのに共感するし、自分も学校づくりのヒントになる。「新しいことを始めるよ戦略会議」「親子で学ぶ中学校づくり」「PTAサロン」「(スマホについての)しゃべり場」…実践については知っていたが、改めて本で読み、そのプロセスと実行力に感心した。まさにお二人の個性炸裂の本。

■「生徒指導24の鉄則」「荒れには必ずルールがある」(ともに吉田順著 学事出版)

 生徒指導関連の本をいくつか読んでいる。授業づくりに比べたら圧倒的に少ないので知識を補いたいと考えている。その中で、この著者の2冊はお勧めである。鉄則やルールを見て、自分の今までの常識が少し変わった。(中学校での現場の実践をもとにしているが、小学校にも発想は役立つ。)
・生徒との「当然のトラブル」は起きてもよい
・不可能なことは不可能だと公表する
・学校と警察の連携は当然である
・「荒れ」のルール→荒れた生徒ばかりに取り組む学校 生徒のトラブル回避を最優先する学校 法的対応に迷う学校

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2014.09.11

あの日から3年半

あの日から3年半。
3年過ぎると時間的には一区切り感のようなものがあるのか、被災地についての全国ニュースが本当に少なくなってしまっている。今日はさすがに別だったが…。
むろん地元は全く別。今も被災関連のニュースが頻繁に放送されたり、新聞記事になったりしている。

今年度は被災地にまだ行くことができないでいる。改めて自分にできること、自分がしなければいけないことをこのような節目の日に考えようと思う。

自分ができると思っているのは、今回復興教育の副読本が年度当初にできたので、それを活用した授業を担任と共に進めていくことだと思っている。社会科や道徳に関連しているものが多いので、自分の授業プランが立てやすい。補欠授業等でも実践を重ねていければいいなと思っている。

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2014.09.10

巡回効果

2学期になって1学期以上に意識していることがある。
それは校内外を回ることを増やしていることである。
もちろん1学期も巡回はしてはいたが、それを意識的に増やそうと思ったのである。
何が用事がある時には最高だ。その場所に行くまで通る学級の様子を少しずつ見ながら回っている。

子どもたちがいれば、同じ場所を回っていても学校は表情を変える。
今日は、効果的なICT活用の場面を見ることができた。
自分の実践に関わるヒントも浮かぶし、先生方への声がけも違ってくる。

人だけではない。
施設にしても掲示物にしても、何度も回っていると違った視点で見ようとする自分がいることに気づく。
まだまだ多くの「巡回効果」がありそうである。

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2014.09.09

重陽の節句と菊の話

1 九月九日は重陽の節句
 九月九日は重陽(ちょうよう)の節句です。三月三日の桃の節句や五月五日の端午の節句ほど有名ではありません。
 中国では、この日に高い場所に登って、菊の花から作られた菊酒を飲むと長生きをすると言われてきました。もともと菊には長生きをする効能があると信じられていたのです。 
日本でも平安時代には、菊を鑑賞する行事が始まりました。また、九日の前夜から菊の花に綿をかぶせ、露にぬれたその綿で身体を拭いて長生きを願いました。
 それほど、この重陽の節句と菊とは関係がありました。

2 江戸時代になって広がった節句
 日本で重陽の節句が広がったのは江戸時代です。
 この江戸時代には菊の栽培も盛んになり、「菊合わせ」と言われる菊の美しさを競う催しも盛んになりました。
菊人形が作られたのもこの頃です。植木職人が菊で人形を作り、お寺で見せたのが始まりました。今でも「菊祭り」などが行われている地域もあります。
 ところで見ることが中心の菊ですが、食べられるものもあります。ゆでておひたしにしたり、酢のものにしたり、刺身に添えられたりするものもあります。きっと皆さんも食べたことがあると思います。

3 菊のデザインいろいろ
 「春は桜、秋は菊」というように、菊は日本を代表する花です。ですから、さまざまなものに使われています。
 たとえばお金の硬貨の1つに使われています。何円玉でしょうか。そうですね。五十円玉の表に菊の模様が使われています。
 また、外国に行く時に国籍や身分を証明するものとなるパスポートにも表紙中央にも菊が描かれています。
 勲章の最高位も「菊花章」(きっかしょう)と言って、菊の花のデザインが使われています。
 これらを見ると、まさに日本を代表する花ということがわかりますね。

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2014.09.08

お月見を楽しもう

今年は本日9月8日が中秋の名月です。

1 お月見のお供えもの
年によって違いますが、九月から十月にかけて十五夜があります。「中秋の名月」とも言われています。「お月見」を楽しむ日です。
 この行事は、中国で始まり、今から千年ぐらい前に日本に伝わってきました。
この中秋の名月を「芋名月」と言っている地方もあります。この時期にとれる里芋を供えるからです。
秋は食べ物が実る季節です。その食べ物を誰よりも早く、偉大なる月にささげるためにお供えをするのがこの十五夜なのです。芋の他にも、「団子」「栗」「枝豆」「ススキ」「お酒」などをお供えします。
団子は「お月見団子」と言われています。団子の数は十五個としているところもあれば、十二個としているところもあります。これは十五個の地方は十五夜から来ていますし、十二個の地方はその年の満月の数と言われています。昔は月の形によって暦が作られていたので、その数はとても大事なことでした。

2 ススキをお供えする理由
 お供えするものの中に食べ物や飲み物以外のものがあります。
 そうです。ススキです。なぜススキをお供えするのでしょうか。
それは、ススキが稲穂に似ているからです。実際に稲穂をお供えする地方もあるそうです。また、使い終わったススキは家の庭や門、田んぼに魔よけとして差す地方もあります。稲がススキのように丈夫に育つようにと願いを込めたのです。

3 月ではうさぎが餅つきをしている?
ところで、月と関係が深い動物と言えば何でしょうか。そうです。うさぎですね。
 童謡「うさぎ」では、十五夜の月を見て跳ねるうさぎのことが歌われていますし、月の模様は「うさぎが餅つきをしているように見える」と昔から言われてきました。もっとも、外国では違ったように見えるようです。たとえば、「大きなはさみのカニ」「本を読むおばあさん」に見える国もあります。
 さあ、皆さんも十五夜の月をお供えものと一緒に見てみましょう。うさぎの餅つきが見えるでしょうか。

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2014.09.07

重ね言葉

知らず知らずに使っている重ね言葉。
朝日新聞にこちらの記事があった。
ふだん、文章をチェックすることも多いので言葉には敏感になっているのであるが、はずかしながらこの中にある記事にいくつかはふだんも使っていた。
たとえば「決着がつく」「過半数を超える」「募金を集める」…ふだん何げなく使っている。教師が使えば、子どもたちも自然と使うであろう。自戒しなければ…。

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2014.09.06

他の方のプレゼンから学ぶ

今日は「東北ブロックPTA研究大会盛岡大会」で盛岡に行った。
今の職はPTAの事務局。このような大会、研修会には年間に数回は出掛けている。
今回は東北大会を兼ねているということで、東北各地からPTAの皆さんがいらしていた。
おもしろいのが、男女比。ふだんのPTA活動はお母さんが圧倒的に多いのであるが、このような大会や研修会になると圧倒的にお父さん方。きっと各学校の三役は父親比率が多いんだろうな…と想像した。
(前任校で会長も副会長のお三人が母親というのを経験したが、今考えたら貴重だった。)

自分が出た分科会で講演があった。
教員対象ではない講演会は、分野が違うだけに得るものも多い。
特に自分が注目するのはプレゼン術。ヒントがあれば自分のプレゼンにも生かすことができる。
今日の講演からもいくつかのヒントがあった。

〇「時間切れで最後までいかないかもしれないので、最初に最後のスライドを見せます。」と笑いを誘いながら、結論を最初に話した
〇ワールドカフェで地区座談会。授業方法をPTA活動に生かすのも一つの手法。
〇プレゼンの最後にミスチルの動画を5分ほど。歌詞が主張にマッチしていた。
〇字が小さくて…(これは会場のわりには小さいスクリーンだったからか)

PTAの事務局でもなければ、このような学びはないであろう。よき学びであった。

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2014.09.05

11/22 大阪で

2ケ月半先のことですが、11月22日に大阪でお話をさせていただきます。
10月の姫路に続いて、2ケ月連続の関西行きです。
申込はこちらからです。
ただし、告知段階で実際の申込は9月13日からです。申込が始まりましたら、改めて告知いたします。
以下内容です。

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SOYA初の社会科授業づくり講座です。
しかも講師先生は、あの佐藤正寿先生です。
社会科授業づくりを一緒に学びましょう。

平成26年11月22日(土)

受付 12:50
第1講座 13:00~14:00
楽しい社会科授業のこつ(模擬授業形式で)
第2講座 14:10~15:10
社会科授業の基礎技術(発問、資料の読み取り等)
第3講座 15:20~16:20
社会科授業づくりのポイント(教材開発を中心に)
質疑 16:40まで

会場 守口市ムーブ21

参加費:3000円 当日、受付にてお支払くださいませ。

【講師】
佐藤正寿先生 1962年生 現在岩手県公立小学校副校長
教諭時代は、NHK「わくわく授業」、朝日新聞「花まる先生」等、メディアで実践が何度も取り上げられる。著書に『スペシャリスト直伝!社会科授業成功の極意』(明治図書)、『仕事がスイスイ片付く!教師のためのシンプル時間術』等、共著多数。

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2014.09.04

小学社会通信「まなびと」

教育出版で教科通信が発行されている。
社会は「まなびと」という冊子である。全国の各小学校に配布されている(と思う。)

この2014年秋号に初めて執筆させていただいた。
特集は「有田和正先生から学んだこと」。その中の「有田和正実践の今日的意義」を執筆した。
そのうちWebでも掲載されると思うが(Webでは、まだ春号のようである)、次のような原稿である。

1 全国の教師のあこがれ -有田和正先生
2 斬新な主張の数々
 ・「材料七分腕三分」の「ネタ」開発
 ・「はてな?」から「追究の鬼」を育てる
 ・学習技能を育てるー「ノートは思考の作戦基地」
3 子どもを見る目の温かさ
4 教師としての生き方のモデル

この原稿のために、改めて有田先生の著書を十数冊読んだ。読んでいて、過去に参観した有田学級、研修会での有田先生のお姿、そして奥州に来てくださった時の有田先生、最後の模擬授業となったフォーラム2013…あれこれ次々と過去の学びが浮かんできた。
原稿は2ページ。書きたいことが多くて、どのように縮めるかということに力を割いた。ふだんの自分の原稿にはないことだった。
自分にとって思い出に残る原稿の一つになったことは間違いない。

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2014.09.03

PTAバレー

 現在の職がPTA事務局(一般的にはどこの学校もそうであろう)ということで、PTAの様々な活動に年間通して携わせていただいている。現在は9月7日にある区PTAの球技大会に向けて、練習中である。(自分が練習するわけではないが…)
 練習するのは、若い同僚の先生方。先週も夜7時からの練習に張り切って若手の先生方は参加していた。それを「いいぞ」と思いながら、見ていた。かつて、本に次のような文章を書いたからだ。

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 保護者対応が苦手なもの・・・といっても、何も工夫をしなければ、ずっと苦手なままである。何とかしなければいけない・・・と思っていたが、学校の授業とは異なり、保護者との対応は不定期である。初任の時には授業力向上を優先にしていたので、そのまま半年が過ぎてしまった。

 そんな中、地区のPTAバレー大会が11月にあるので、その練習の誘いを受けた。毎年若手教員も何名か参加しているという。運動が得意なわけではなかったし、週に2回の夜間2時間の練習は体に負担かもしれないと思ったが、「まずは参加してみることが大事」と考えた。

 実際に参加してみると、これは大きなメリットがあった。まず一緒に運動をすることで、親近感が生まれた。保護者との距離がどんどん縮まった。そうすると、「教師と保護者」という関係ではなく、その時には「大人と大人」の関係になり、雑談もできるようになった。担任している保護者も数名おり、懇談会や家庭訪問の時とは違い、わりと気軽に話せるようになった。

 それまでは、「保護者」ということを少し意識しすぎて、「何か言われるのでは」と構えていたのかもしれない。「子どもをよりよく成長させたい」という思いは同じなのだから、「パートナー」と考えればいいのだ。そのように思い直した。
 
不思議なもので、見方が変われば対応も自然に変わってくる。保護者から「~してくれませんか」と注文を受けた時にも、「自分が責められているのではない。子どもたちの成長のために言っているんだなあ」と思うと、素直に受け入れられた。また、保護者との距離が縮まると、積極的に連絡をするようになった。特に子どもたちの成長が見られた時には、「今日の〇〇君、すばらしかったです。というのは・・・」というように連絡帳に書くようになった。我が子の成長ぶりを聞いて、喜ばない保護者はいない。苦手だった保護者対応にも、少しずつ手応えを感じるようになった。

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 今はこのように単純にいかない時代かもしれない。この頃の保護者の子どもが、今の保護者で意識も変わってきている。それでも、やはり保護者と一緒に活動する意義は大きい。
 PTAの事務局をしていて、多くのPTA活動が先生方と保護者の皆さんをつなぐかけ橋になると願っている。自分の先のような経験から強く思うのである。

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2014.09.02

「心奪われる板書」

こちらのコラムに興味あるタイトルが書かれていた。
書かれていた方は小牧中学校のPTA会長さん。中に書かれている通り、夏の小牧市の研修会でもお会いした。
その中でご覧になった有田先生の授業DVDでの板書。
鋭いな…と感じる。また、あの研修会で紹介してよかったなとも思う。

有田先生の板書の美しさについては述べるまでもない。いくつかの著書を見ても、その構成の見事さには感嘆する。
それとは別にそれに関わってのちょっとしたエピソードを。

もう10年近く前だが、私の勤務校にいらして御講演をされたことがあった。
その時に、黒板に書かれる時に、チョークの音が大きかった。
「安いチョークは音がするんですよ。高いチョークはしません」とさりげなく言われた。もちろんやさしく笑顔で。
このちょっとした言葉に、板書と共にチョークへのこだわりもあるんだな…と感じた。

また、かつて有田学級を参観した時に、子どもたちのノートの名前は、子どもたち自身が書くのではなく、有田先生が毛筆で書かれていた。一人一人の分、全員分である。担任が見事な文字で書かれた自分のノート。これなら間違いなくノートを子どもたちは大切にするだろうと感じた。

コラムからこんなエピソードを思い出した。

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2014.09.01

生活科25年

教育ルネサンスの連載で生活科がテーマになっていた。
2回目の実践校に上越市立大手町小学校が紹介されていた。
「ああ、大手町小…」と久しぶりに聞く学校名に記事をじっくりと読ませていただいた。

自分が低学年担任の経験は1年生が2回と2年生が2回。4回のみだが、それらが平成元年~平成4年まで4年間連続していた。年齢的には20代後半から30代にかけてであった。
その前年は6年担任で、学校の人事状況から「また6年だろうな」と思っていたら、当時の校長から「1年担任になってください。あなたには様々な経験が必要」と言われ、驚いた。ベテランが多い職場で1年生は年配のベテラン女性教員がそれまでは担任していたからだ。
タイミングよく、「生活科発足」の時代となった。さらに自分が教育事務所と連携した研究員になって、生活科をテーマにした研究を続けたり、学校公開で生活科の部長になったりした。他校の生活科実践の参観もあちこち出掛けたり、書籍も多く購入した。その時に手にした研究紀要の中に大手町小学校もあった。

本当は参観したい小学校だったが、諦めて研究紀要だけの購入だった。
送られてきた資料を見て驚いた。研究紀要は(確か)オールカラー。写真がふんだんに使われていて、ボリュームもある。見ていて、子どもたちの歓声が伝わってきそうなビジュアル判だった。
さらに年間の指導計画(生活科だから活動計画だったかもしれない)は、これまた厚いファイル式。子どもたちの実態に応じてファイルを修正して差し替えるということ。
その実践を学ぶことはもちろんだったが、この大胆な紀要や資料の形式は今までの自分の発想を打ち破るものだった。公立学校でもここまでできるのだと。

若い頃に、このような実践に触れたことは大きかった。あの時に高学年担任になっていたら、低学年担任になることはもしかしたら、なかったのではないか…とも思っている。

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