地区社会研セミナー
昨日の新保先生の飛び込み授業・御講演の続きである。
私にとっては地区や校内の先生方にとっての「社会科の学びの場の提供」という意味もあり、さらに「校長としてではなく、社会科授業者として新保先生から学ぶ」という点が興味があるところであった。
〇授業から学んだ点
・教材への好奇心が旺盛…道の授業ということで本校に到着してすぐに周辺を取材
・すぐに写真に映して授業で活用
・教室の掲示物も飛び込み授業の教材にしてしまう(導入で)
・黒板の前ではなく、子どもたちの間に入って発問をする
・拍手・握手の多用(頻繁に拍手の出る授業)
・ポイントではゆさぶり発問をする
・「間」を上手に使っている
・いつの間にか子どもたちも熱中している授業展開…等
飛び込み授業だったが、子どもたちは終始笑顔であった。それを引き出しているのは新保先生の働きかけである。温かい励まし、働きかけの多いこと。参観した先生方も私も我が身を振り返ることができた。
続いて「有田和正先生に学んだ授業づくり」でテーマでお話をいただいた。
印象に残ったところがいくつもあった。
〇結論から入る「有田先生を超える社会科はない」…同感。
〇教材開発の重要性…しかしながら教科書もとても大切にしていた
(有田先生は教材研究で何度も教科書を読み諳んじていたほど)
〇有田先生も「読み聞かせ」をしていた(学級づくりにも重きを置いていた)
〇有田先生に学び、新保先生も「道」の教材開発に挑戦した(その日の授業テーマ)
〇「道」は重要なのに、誤解や無知が多い
〇日本の国土の軟弱さも知られていない
〇それなのに教師は教えていない。教師の責任は重い。
〇自分はそのために「道」の副読本を作成し普及を図っている。
〇さらに日常の授業改善として「板書型指導案」という冊子を研究会で発行している。
新保先生が有田和正先生の写真スライドが後ろに映っているのを見て、新保先生が有田先生に重なって見えてしょうがなかった。
自分が講師として学ぶことも多いが企画者側として学ぶことも多い。
今回はまさにそのパターン。
地区の先生方、校内の先生方とその場を共有できたのが何よりも嬉しかった。
感謝あるのみである。
The comments to this entry are closed.
Comments